2022.06.14

今、熱いのはこのムード ! 目利きスタイリストの「推し」レーベル

ネット上にあまたのブランドがあふれる現在。時代の一歩先を見据えるスタイリストは、一体どんなレーベルに注目しているのか。最近気になっているファッションのテイストとともに、"推し"ポイントを熱量たっぷりに語る

 

矢内麻友さん 

大学卒業後に渡英した経験があり、海外ブランドのリサーチも抜かりない。最近は、装飾的な要素をそぎ落としたシンプルなアイテムに目が行く。ミニマルな中にもロマンティックさやウィットに富んだ要素があると、思わず心惹かれてしまうそう。

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UNIFORME

Instagram: @uniformeparis
パリを拠点にHugues FauchardとRémi Batsによって、2017年スタート。探検家や船員など、毎シーズンさまざまな"ユニフォーム"をインスピレーション源に選んでいる。

毎回さまざまな制服をデザイン要素に落とし込むレーベル、ユニフォーム。2022年春夏シーズンはミリタリーのエッセンスを取り入れたコレクションをローンチした。クリエーションのポイントは、モード感とのバランスだという。
「一流メゾンで下積み経験をしたデザイナーの手腕によって、タイムレスで上品な世界観に仕上がっています。エッセンスを自然に取り込みながら、引き算することを忘れない。そのため、機能的でありながらも余白のある簡潔なつくりが魅力です」(矢内さん)。
私たちに解釈の余地を残すことによって、着る人を選ばない包容力のあるブランドとなっている。
「性別やスタイルを問わず誰にでもフィットするニュートラルさが魅力です。着る人の色にうまくなじんでいく様子は、まさに"制服"ですね。先日、取り扱いのあるセレクトショップでバックコンシャスなベストを着用している男性を見かけて、その瞬間に"欲しい!"と思いました(5)。リアルながらツイストがきいた背面が魅力。自分が着たらどうなるんだろう、そしてどんなふうに着こなしたいかなど、性差を超えて想像力が膨らみます」。
"ユニフォーム"をモードの文脈で再解釈したとき、可能性は無限大に広がる。

1 「ボーイスカウト」がテーマのつけ襟は、矢内さんも愛用する一品。「セーラーカラー風の大きな襟とは異なり、絶妙なサイズ感が可愛くなりすぎず重宝しています」。つけ襟¥30,200
2 同じく「ボーイスカウト」シーズンのシャツは、大きめのメンズサイズ。腕についた腕章は、取りはずして足につけても可愛い。シャツ¥73,300
3 端正なセットアップには、オレンジのバッグでアクセントを
4 メンズ規格のドローストリングショーツは、ウエストをぎゅっと絞って着用したい。ワークウェア感がありながらも、上質な生地と美しいシルエットで洗練されたスタイルに
5 背面についたリボンは、結んでも垂らしても。レイヤードスタイルが楽しくなる一着だ。ベスト¥66,000/1・2・5 Baby’s all right(UNIFORME)

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INTERIOR

Instagram: @interior.nyc
2020年に、Jack MinerとLily Miesmerがニューヨークでローンチ。JackはもともとBODEに在籍しており、フューチャリスティックな装いを美しいファブリックで表現している。

都会的な装いを、時にはスポーティに、エレガントに、クラフト調にと、さまざまな表情を掛け合わせて発表するインテリア。多種多様な要素を調和のとれた世界観に落とし込んでいる。
「一見コスチュームのような個性的なルックも手がけているのですが、独創性がありながらもウェアラブルなところが気に入っています」。
矢内さんが惹かれる点は、"日常に取り入れられる範囲の遊び心"だという。
「たとえば胸元をスクエアにカットしたシックなブラックドレス(3)は、ウエストに立体的に構築した3本ラインのディテールが。コルセット風にレースでライニングをあしらったドレススタイル(4)は、異素材の組み合わせ方が秀逸。光沢感のある黒いテキスタイルに目の粗いナチュラルな生地という、相反する要素を用いています。そして、エッジのきいたヘッドピースがやはり気になる。コレクション全体は洗練されたムードなのに、時々突飛な要素を入れ込む発想に、作り手のチャーミングさが表れていて愛おしいんです。ミニマル志向になりながらも、どこかにセンスの光る個性が欲しい。そんな今の気分にぴったりはまります」。
ちゃめっ気をさりげなく備えた一着は、まさに"大人のためのユーモア服"だ。

1 ゆるく羽織りたいパッファージャケットは、淡い桃色と曲線的な切り替えがモダンでやさしい印象。素肌にまとうのが今っぽい
2 BODE出身デザイナーの手に掛かれば、クラフト感のあるシャツも繊細でクリーンな表情に
3 なめらかなテキスタイルが体のラインにしなやかにフィット。立体感のある装飾でボディを構築的に見せる
4 多素材の掛け合わせが、近未来的かつスポーティな唯一無二の雰囲気を演出する

 

コギソマナさん

「今日も明日も服が好き!」がモットーのコギソさん。私服を投稿するインスタグラム(@kogisonofuku)には、ファンも多数。コロナ禍のステイホーム期間を経て、改めて装うことの楽しさを再確認した。カラフルで前向きなファッションに目がない。

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JOAO MARASCHIN

Instagram: @joaomaraschin
ブラジル人デザイナーのJoao Maraschinがロンドンを拠点に2020年に設立。かぎ針編みや刺しゅうなどの伝統的なハンドクラフト技術の継承も、服作りの目的としている。

鮮やかに変化するグラデーションカラーがひときわ目を引く、ジョアオ マラスキン。視覚に鮮烈な印象を残す色彩のエネルギーは、灼熱の太陽や深い海洋を彷彿とさせる。デザイナーのルーツである南米の眩い色彩感を、ロンドンでモダンに昇華している。
「レインボーカラーの持つポジティブなパワーが大好きで。この服にも、同じように前向きになれる力が宿っていると思います。イメージ動画を見ると幅広い年齢のモデルが着用していて、素足で浜辺を歩いています。その自然体な姿が素敵です」(コギソさん)。
ブランドの世界観は、カルチャーから人種、年齢まで、さまざまな要素が重層的に美しく重なり合う。
「レインボーカラーは個人的に偏愛していますが、中でもジョアオは、網のように透明なプラスチックヤーンをミックスして編むことで、予想を裏切るラディカルな佇まいに仕上げています。一見端正に見えて、細部に遊び心が詰まっているのがとても可愛いです!」。
そのほかにも、表面全体に刺しゅうを施した一着(1)など、ディテールへのこだわりが詰まった服が揃う。ブランドの目標の一つに、伝統技術の継承を挙げているジョアオ。手仕事の素晴らしさを、モードの世界で鮮明に表現している。

1 生地表面すべてに刺しゅうを施し、絵柄をつけたシャツとトラウザー。細かな糸が重なってできた一着は、光の当たり方によってさまざまな表情を見せる
2 オールブラックのシックなドレスは、繊細なチュールの集合体。やわらかな空気をやさしくはらんでいる
3・4・5 プラスチックヤーンによるほどよい重量感が、生地に美しい落ち感を加える。ドレス¥220,000・パンツ¥154,000・スカート¥132,000(すべて予定価格)/CEMENT(JOAO MARASCHIN)

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DOKKA VIVID

Instagram: @dokkavivid
菅内のど佳と夏明豊が大阪文化服装学院在学中に設立。「ASIA FASHION Collection」でグランプリを獲得した後、今年2月にはニューヨークファッションウィークにも参加。

学生二人組が専門学校入学直後に立ち上げたドゥッカ ヴィヴィッド。コギソさんはデザイナーの人柄が強く印象に残ったという。
「実際に会ってみて、ファッションに対する熱量を肌で感じました。卒業後にブランドを続けることについても、迷いがないと言い切っていた。その潔さと覚悟が、単純に気持ちいいなと思ったんです」。
制作のアイデアは、学生ならではのフレッシュな気づきに満ちている。
「コラージュを得意とするブランドですが、きっかけは服を作るときに出る残布だったそう。服飾学校の授業後は、大量の端切れが残ります。捨てるしかない生地への愛着が、現在のスタイルを生んでいるんです。大人とは違った目線ながら、その根本にあるのはファッションに対する深い愛情。そこがとても魅力的だと思うんです。大事に生み出されたものは、着る側も長く大切につき合っていきたいと思う。こういう気持ちこそ、みんなが幸せになる服の形だと思うんです。それから、色や柄を大胆にレイヤードしたスタイルや、着方に正解のないアイテムにも心惹かれます。"ファッションって自由だから面白い"と改めて思い出させてくれる。世代を超えていい刺激を与えてくれる存在です」

1 着用しなくなった高校時代のジャージをリメイクした。思い出の詰まったアイテムを、年齢の変化を超えて再びまとう。ブルゾン¥38,500
2 手持ちの服やテキスタイルを組み合わせ、気分が高揚する量感あるドレスに
3 はかなくなった古着のスカートをドッキングし、新たな姿に再構築した。前面や背面が設定されておらず、着る人の感性によって思いのままに楽しむことができる。巻きスカート¥60,500
4 スカート部分にアジアンノットを取り入れるなど、どこか東洋的な雰囲気
5 腰に巻いても手に持っても、用途は無限大。ビビッドカラーでスタイリングにスパイスを。ビスチェアクセサリー¥33,000/1・3・5 DOKKAvivid

 

早川すみれさん

コンテンポラリーなスタイリングを得意とする早川さん。Y2Kというファッショントレンドのビッグウェーブに伴い、最近は"自分のための肌見せ"が特に気になるという。だらしなさを感じさせないエフォートレスな着こなしのバランスにも注目している。

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VANITY NAP

Instagram: @vanitynapwarsaw
有名ブランドでのインターン時代に出会った二人が、ポーランドのワルシャワで2016年にローンチした。90年代と2000年代のテイストをブランド全体の基盤としている。

フレッシュな感性とノスタルジックな雰囲気が共存する、ポーランド発のヴァニティ ナップ。
「ワルシャワで作られているというのがとても新鮮でした。パリっぽい、ロンドンっぽい、などはよく耳にするけれど、ワルシャワのカルチャーはこれまで触れてきたことがなかった。ポーランドは、実は繊維の工場が充実している国でもあります」(早川さん)。
デザイナーの愛郷心と、ストリートからメゾンまで幅広いファッションを愛するピュアな感覚は、独特のオーラをまとってルックに落とし込まれている。
「フェティッシュなキャミソールに合わせているのは、タックの入ったメンズライクなパンツ(1)。センシュアルでありながらも力の抜き方を心得ていて、リラックス感の取り入れ方が上手だなと思います。実はこのキャミソールの黒色を持っているのですが、ボーンの入っていないコルセットのようなイメージで、とても着心地がいい。女性の美しさを引き出すギリギリのカッティングや光沢感のある素材使いが絶妙です」。
インターン時代から、パターン技術の高さに定評があったというデザイナーの二人。90年代と2000年代への憧憬を"今"の気分にのせ、しなやかにリデザインしている。

1 Y2Kのムードと呼応する肌見せスタイルは、艶やかな素材感で上品さも忘れない
2 スキンタイトなキャミソールに、アシンメトリーなトップスを合わせた。デザイン性のあるレイヤードで、センシュアルな佇まいにフレッシュな風を吹き込んで
3 チュールトップスの中に、ブラトップを合わせて着たい。シアーな生地を袖口から見せても可愛い。トップス¥14,300
4 ラメ感のあるスペシャルなバッグに、お気に入りのものだけを詰め込んで。バッグ ¥13,750
5 「肩の上に巻いて、フーディのようにアクセサリー感覚で取り入れたい。自転車に乗るときは頭に装着して」。ヘッドスカーフ¥10,450/THE SHE(ヴァニティ ナップ)

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ATXV

Instagram: @atxv.milano
Versaceで8年間、Dolce&Gabbanaで6年間修業を積んだデザイナーのアントニオ・タランティーニが、イタリア・ミラノで2020年に設立。身体への自由なアプローチが特徴。

「性別を問わず、身体をポジティブに捉えることをデザインしている。すごく未来的なブランドだと思います」。
早川さんが熱く語るのは、イタリアを拠点とするレーベル、ATXVだ。
「たとえば、男性モデルがボディスーツを着ているルックを見てください(5)。"異性に向けてのセクシー"という概念を排除して、"自分の身体を愛そう"というひたむきなメッセージを感じます。このアイテムを男性に着せるというところに、ブランドの理念が表れていると思います」。
女性が着用するスタイルも、これまでの肌見せとは一線を画す(3)。
「腰位置の設定の低さやジェンダーニュートラルなレイヤードから垣間見えるボディが新しい。色っぽさを演出するのではなく、とにかくクールにスマートに見せる。そんな世界観に魅力を感じます。下半身はワイドパンツをルーズにはきこなしていて、スタイリングのコントラストもきいています」。
思いがけないカットでまざまざと見せつけるのは、人間の力強い身体性だ。
「誰かの視線を意識した装いではなく、自分自身を肯定するためのファッション。このムードがもっと広まればいいなと思います」。
凝り固まった共通認識を軽やかに超えるアイテムに、袖を通してみたい。

1・2 シンプルに見えて、複雑にひねり合わせた高いデザイン性を持つ。「ざっくりとしたカーディガンや、パンツのセットアップと合わせたい」。トップス€420・ショーツ€270・ミニドレス€670/ATXV
3 トーンオントーンで色を重ねて、着こなしに奥行きを。ラフなサンダルが抜け感をプラスする
4 「シワになりにくいパステルカラーのワンピースは、小さく丸めて旅のお供にしたい」
5 グラフィカルなカットワークが、肉体が本来持つしなやかなラインを逆説的に強調する

 

田畑アリサさん

ほんの少しの野暮ったさを女性らしく着こなすスタイリングが好きだという田畑さん。その芯は以前から変わらず、最近はさらにデザイナーの思いや生産背景を重要視するようになった。コロナ禍で、誠実なものづくりへの共感がより強まったという。

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TÍSCAR ESPADAS

Instagram: @tiscarespadas
スペイン人の女性デザイナーが、ロンドン王立芸術大学卒業後、2019年に設立。アーティスティックな家庭環境をバックボーンに、作品としての服作りに挑戦している。

久しぶりに「可愛い!!!」と心沸き立ったという田畑さん。それは、ティスカル エスパダスのつけ襟と出合ったから。
「プライベートでとある地方のセレクトショップに立ち寄った際に見つけました。直感的にデザインに心惹かれたのですが、詳しく聞いてみるとデザイナーはアーティスト活動もしているとのこと。大量に売ることを目的としておらず、本当に作りたいものだけをこだわって制作している心意気に触れ、いっそう魅了されました。過剰に生産し、消費する。そんな現代社会にずっと違和感を抱えながら生活してきたので、より刺さったのかもしれません。芸術家肌の作り手が感情の赴くままにものづくりをしているという、気持ちの余裕にも憧れます」(田畑さん)。
最近は、クラフトタッチへの熱も上がっているそう。
「大人になったからこそ、そういうアイテムをほっこりせずに着られる気がします。特にティスカルは、ひねりのきいたどこかアンバランスなデザインながら、シルエットがとてもきれい。帽子やつけ襟など小物類も充実しているので、手持ちのワードローブに自由にトッピングできるのもうれしいです」。作家の人柄にまで思いを馳せて取り入れたい、スペシャルなレーベルだ。

1 実験的なパターンによって生み出される立体的なシルエットが目を引くルック。すべて職人によるハンドメイドだ。切りっぱなしの裾などあえて残した違和感が、クラフト調のスタイルにアヴァンギャルドなムードを添える
2 デザイナーによるハンドドローイングをアクセントにまといたい。スカーフ¥39,600
3 多数のパーツを構築的に縫い合わせた一品。袖の上に取りつけたケープ風の布の隙間からも、手を通すことができる。自由なスタイリングを提案する、秀逸なギミックが光る。デニムジャケット¥107,800
4 バックパックのようなデザインの、ユーモアたっぷりのベスト。サイドのレースアップも可愛い。バッグベスト¥97,900/ゼニヤインク(TÍSCAR ESPADAS)
5 ニットのアシンメトリーな着こなしがユニーク

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SONO

Instagram: @vonsono
Stephanie Obergが2001年に始めた「VON SONO」が、2020年にSimon Homesを新たに迎え入れ「SONO」としてリニューアル。環境に配慮したエシカルな服作りを追求する。

リニューアルしたばかりのSONOとの出合いも、「可愛い」という純粋な感情から始まった。しかし、ある日目にしたコレクション理念を通して、今では特別なブランドの一つにな ったという。
「2022-’23年秋冬シーズンのメッセージに感銘を受けたんです。それは、服には愛情が宿っていて、私たちが服を愛せば服も私たちを愛するというもの。そして、いつの日か"土に還る服"というコンセプトが綴られていました。衣服と地球環境の問題は長らく叫ばれていることだけれど、そこに真摯に向き合い、言葉とファッションを紡いでいる姿勢に感動しました。声高に掲げたサステイナビリティが入り口なのではなく、素敵なビジュアルの先にサステイナブルな取り組みがある。その流れもいいなと思います。今一度、実直にものづくりに取り組むブランドを見直していきたいです」。
実際SONOは、すべての素材をオーガニックにするだけでなく、フェアトレードによって生地を仕入れるなど、エシカルなプロセスを実践している。ものがあふれる時代にあって、素材や意匠だけでなく、背景も含めて「ほんもの」を見極める。その鋭いまなざしと服に対するときめきが、田畑さんのセンスの中に共存している。

1 素材や生産過程などを記したタグで、衣服の背景に思いを馳せて
2 シワ加工を施した軽やかな一着。つけ襟¥15,400・ベスト¥53,900
3 肌なじみのいい生成り色を、自然体でまといたい。Tシャツ¥28,600
4・5 同じ色や柄合わせは、異なる素材やデザインで変化をつけて
6 フェティッシュな絵柄は繊細なタッチで。スウェット¥40,700/17・18・21 ゼニヤインク(SONO)

SOURCE:SPUR 2022年7月号『今、熱いのはこのムード 目利きスタイリストの「推し」レーベル』
photography: Takehiro Uochi 〈TENT〉(still)

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