SPURの名物企画、海外モデルのおしゃれスナップが復活!彼女たちはトレンドのデニムをどう取り入れている?NYとロンドンの大手事務所とタッグを組み、ベテランから大型新人まで個性豊かなメンバーをキャッチ。
The Society @ NY 世界トップのモデルエージェンシー、eliteの米国支部として2013年にNYで設立。カーリー・クロス、ケンダル・ジェンナー、アドゥ・アケチ、チョン・ホヨンといったビッグネームのモデル / シンガー / 俳優 / インフルエンサーなど多様な才能をもったタレントを抱える。「旬の顔」に強い、アメリカを代表するエージェンシー。
Eniko Mihalik & Charlie エニコ・ミハリク & チャーリー
Instagram: @eniko
ハンガリー出身のエニコはモデル歴20年のベテラン。「カジュアルかつエレガントなスタイルが好き」で、ヴィンテージショップで見つけたヴェルサーチェのデニムにザラのジャケットをオン。愛犬チャーリーのリードもデニムでマッチング。「モデルとしてのキャリアゴールは達成したので、今後は自分のファッションブランドを立ち上げるのが目標です」
Natalie Ogg ナタリー・オグ
Instagram: @natalie.ogg
「ワードローブにはシンプルでユニセックスなアイテムが多め。父の服を着るのが好きで、今日のデニムジャケットも彼のお下がり」と語るナタリーは2018年にアレキサンダーワンのランウェイでデビュー。ブラックデニムとインナーは古着店で見つけたもの。グッチのバッグはヴィンテージ。「人の助けになる活動をもっと積極的にしていくのが夢です」
Carolina Burgin キャロリナ・バーギン
Instagram: @carolina.burgin
アートと読書が大好きで、キュレーターか図書館司書になるのが夢。「エクレクティックな司書と、引退したプロスケートボーダーの間に生まれ育った子をイメージしました。フレアやバギーなシルエットが主流の70年代ファッションが好みなので、今日のアイテムもほとんど古着店で見つけました。リーバイスのヴィンテージデニムはシルエットがフェミニンでお気に入り」
Tiffany Guo ティファニー・グオ
Instagram: @itstiffyg
NYのパーソンズ美術大学に通いつつ、2018年からモデルもこなす19歳のティファニー。つい最近へそピアスをあけたばかりなので、リフォメーションのローライズデニムをセレクト。「ザラのクロップド丈トップスにヴィンテージのブレザーとシャツを合わせてバランスを調整しました。普段からネクタイやテーラードジャケット、パンツをカジュアルダウンさせるスタイルが好きです」
Aiden Curtiss エイダン・カーティス
Instagram: @aiden
着心地抜群のチープマンデーのバギーデニムは、ウォッシュ具合も夏にぴったり。「特定のスタイルにこだわらず、好きなものを着るようにしています。タンクトップはクロムハーツ」。80〜90年代に活躍したスーパーモデル、カトゥーシャ・ニアヌを母にもち、自身も長く活躍できるモデルを目指しつつ、大好きなテクノミュージックのDJ / プロデューサーとしてのキャリアも考え中。
Lauren de Graaf ローレン・デ・グラーフ
Instagram: @laurenjdg
16歳からモデルを始め、数々のトップメゾンのショーや広告で活躍してきたローレン。編み物や裁縫が趣味で、ヴィンテージのデニムシャツに合わせたトップスも古着店で見つけた生地を自分で縫い合わせたもの。「60〜70年代のスタイルをインスピレーションにすることが多く、カウボーイブーツも一年中履いています。いつか自分のお店を持って、手作りのアイテムを販売したい!」
Premier Model Management @ London 1981年創業。ナオミ・キャンベルやシンディ・クロフォード、リンダ・エバンジェリスタ、クラウディア・シファー、タオといったビッグネームを多く輩出し、スーパーモデルブームの立役者となった、世界を代表するモデル事務所。現在もジゼル・ノーマンやルナ・バイル、ララ・ミューレンなどのトップモデルが数多く在籍。
Hayley Davis ヘイリー・デイヴィス
Instagram: @hayley.davis
古着のスリーブレスポロにブラックデニム、ドクターマーチンを合わせたテキサス出身のヘイリー。昨年、モデル事務所に登録したその日にセリーヌと世界独占契約を結び、翌シーズンにデビューした注目の大型新人だ。大学で教育学を専攻し、韓国で英語教師をしていた経歴をもつ。「趣味はオンラインゲームだから、ファッションも黒を基調にしたカジュアルなスタイルが多いかな。バレンシアガやザ・ロウのようなハイブランドも好きだけど、いちばんのお気に入りはバギージーンズ。完璧な一本を探しているところ」
Noor Elliott ノア・エリオット
Instagram: @noorelliott
イギリスとモロッコにルーツをもち、15歳の頃、モロッコでサーフィンをしていたときにスカウトされた。この秋からロンドンの大学で比較文学を学ぶ。都会的な感性とエキゾチックなルックスが魅力の19歳だ。「ブレザーを集めています。今日はサンドロのジャケットにウィークデイのストレートデニムとプラダのローファーを合わせて、ブリティッシュスタイルにパリジャンのシックな雰囲気を取り入れました」。母親が日本で購入したパールのリングと、モロッコのお守り的なデザインのリングでフェミニンな要素をプラス。
Sterre Haket ステル・ハケット
Instagram: @sterre.h
16歳のときにマーク ジェイコブスのキャンペーンに抜擢されたオランダ出身の20歳。普段はカジュアルなデニムスタイル中心で、この日はウィークデイのストレートデニムをチョイス。「ポイントは、ミラノのヴィンテージマーケットで見つけたアルビエロ マルティーニのバッグ。お気に入りで毎日使っています」。将来はイリス ヴァン ヘルペンのドレスを着こなせる大人になりたい。
Beatriz Pimentel ベアトリズ・ピメンタル
Instagram: @anabeatrizrp_
あどけない笑顔としなやかなボディを武器に、ロンドンはもちろんアメリカやドイツ、スペイン、アルゼンチンでも活躍するブラジル出身のベアトリズは人懐こい女の子。「バギーなストリートスタイルが好きで、今は90年代やY2Kのスタイルに夢中なんです」。難易度の高いデニムのセットアップは、タイダイ加工のバンドTシャツをハイウエストのデニムにインし、旬のムードを演出。
Hana Olver ハナ・オルヴァー
Instagram: @hana__vulva
イギリスと日本にルーツをもち、今年2月にモデルを始めたニューフェイス。エディンバラ大学を卒業後、ロンドンでスタイリングの勉強をしている。趣味は読書というハナ。「ほぼ毎日バギージーンズとスリーブレスのトップスを着ています。ボトムはヴィンテージのリーバイス501。ワードローブはほとんど古着なの」。祖母の影響で集めているというブローチが胸元のアクセントに。
Ella King エラ・キング
Instagram: @ellawilliamsking
デビュー当時、バーバリーやピーター・ピロットなど、ロンドンを代表するブランドのランウェイで活躍したクールなエラは、モデル歴7年。古着のリーバイスにフリーピープルのシンプルなタンクトップ、メンズライクなジャケットという絶妙なバランスの着こなしを、ロックなテイストでまとめて。「抜け感のあるスタイルが好きだから、サイジングには細心の注意を払っています」
Molly Hamlyn モリー・ハムリン
Instagram: @mollyhmlyn
ロックダウン直前にモデルを始めたという新人ながら、ヨーロッパの多彩なファッション誌を飾る大学生。「90年代のスタイルが大好きだから、パパのジャケットやシャツをよく着ています。古着も大好き」。フレアのハイウエストデニムに合わせたプラダのローファーが、本日の主役。「ミラノの本店で買いました。仕事でいろいろな所に旅行できるのがうれしい!」
SOURCE:SPUR 2022年8月号「モデルはこの夏デニムをどう着る?」 photography: Emmy Park (NY), Yu Fujiwara 〈8and2〉(LONDON) text: Miko Uno (NY), Yumi Hasegawa (LONDON)