きちんと感のあるパンツからカジュアルなデニムまで、程よく旬を取り入れた着こなしに定評のある大室さん。そんな大室さんを今季唸らせた一本は、スナップでも着用しているクチュールドアダムのエーピーストゥディオ別注スラックス。「正統派のパンツでありながら、絶妙なルーズ具合が今季らしいポイント。その日のスケジュールに合わせて、トップス次第でカジュアルからセミフォーマルまで、これ一本あれば柔軟に対応できる心強いアイテム」と語る。
さらに「グレーのハイウエストワイドパンツ(写真左)は、久々に挑戦したいタック入りのスラックス。メンズライクなボリューム感のあるパンツなので、コンパクトなショート丈トップスを合わせて今年らしいメリハリのあるバランスを意識して愛用中」と続ける。
おすすめのパンツスタイルを尋ねると、「私自身、カジュアルなスニーカーなどラフなものを合わせることが多かったですが、今シーズンはハンサムにレザーシューズなどを合わせて、スラックスを正統派に着るのがおすすめ。またトップスはジャケットやシャツ一丁だとかしこまり過ぎてしまうので、素材、色、柄に面白みのある変化球ニットと合わせても素敵。 柔らかなニットとかっちりとした足元のバランスで普段のパンツスタイルも新鮮に着こなせるはず」
大室さんが提案するのは、あくまで肩肘張らず、どこかに抜け感のあるパンツスタイル。そしてボトムス単体ではなく、トップスや足元などとの全体のバランスを吟味することが“今っぽい”着こなしを叶える重要なポイントになりそうだ。
カービィシルエットでモダンに【ボッテガ・ヴェネタ】
正面から見ると緩やかなストレートカーブ、サイドから見ても体のシルエットを拾わないふんわりとした構築的なフォルムが印象的なカーブレッグパンツ。品のあるネイビーカラーとセンタープレス入りで、程よくきちんと感を確保。ダブルコットンキャンバスを使用した厚手の素材なので、寒さにも負けない一着に。
ボッテガ・ヴェネタ ジャパン
https://www.bottegaveneta.com
0120-60-1966
軽やかにフレンチシックを薫らせて【セリーヌ】
秋冬らしい素材をオフィススタイルで取り入れるなら、こんなコーデュロイパンツはいかが? クリエイティブ・ディレクターのエディ・スリマンが得意とするキティジーンズをコーデュロイ素材にアップデートした一着は、レッグラインを美しく見せてくれるハイウエストかつストレートシルエットはそのままに、フレンチシックなエスプリが効いている。オン、オフシーンを問わずはきたい。
セリーヌ ジャパン
https://www.celine.com
03-5414-1401
自然のエネルギーを力に変えて【マメ クロゴウチ】
自然の色から抽出した複雑な色彩を用いて、山々の美しいグラデーションを表現した、マメ クロゴウチのキックフレアパンツ。ウールとカシミヤをブレンドしたなめらかな質感と、複雑な色合いは着こなしに奥行きをもたらしてくれるはず。太ももまわりは細めに、膝下から裾に向かって広がるシルエットなので、低身長でもきれいにはきこなせる。
マメ クロゴウチ オンラインストア
http://www.mamekurogouchi.com
0120-927-320
オールシーズン重宝したい、美しいシルエット【メゾン マルジェラ】
より日常的なワードローブへと落とし込まれた、メゾン マルジェラの'2022-23AW「アヴァン・プルミエール」コレクション。そこで登場したのは、上品な光沢感がまばゆいワイドパンツ。この光沢はビスコースとコットンシルクの混合素材によるもので、バックにはメゾンの象徴である4本の白いステッチが施されている。ブラックカラーとワイドストレートの掛け合わせでスタイルアップも叶いそう。
マルジェラ ジャパン クライアントサービス
https://www.maisonmargiela.com/ja-jp/
0120-934-779
秋冬シーズンを盛り上げる、最旬チェック【ロエベ】
柔らかな暖色系でまとめた色合いが今の季節にぴったりな、ウール素材のチェックトラウザーズ。股深のオーバーサイズフィットながら、フロントはプリーツが施されているので、カジュアルになり過ぎないのがうれしいポイント。コンパクトなトップスでメリハリを出したり、ボリューミーなブーツを合わせても素敵に着こなせそう。
ロエベ ジャパン クライアントサービス
http://www.loewe.com/
03-6215-6116
こっくりイエローでスタイルアップ【ニナ リッチ】
こっくりとしたマスタードイエローのテーラードパンツは、まさにニナ リッチらしい色使い。すとんと落ちるストレートシルエットに、ハイウエスト、センタープレス入りと、スタイルを引き立ててくれるうれしい要素が盛りだくさん。裾にはサイドファスナーが付いているので、コーディネートに合わせて自由に開閉して。
イザ
https://www.ninaricci.com
0120-135-015
ブランドの定番アイテムに、アートを添えて【ステラ マッカートニー】
追跡可能な供給元から採取されたRWS認証ウール素材をブレンドした、グレーメランジのテーラードパンツ。きらびやかなチョークストライプが混在するデザインは、今シーズンのコレクションの着想源でもあるアメリカ人アーティスト、フランク・ステラの「Vシリーズ」(1968年)へのオマージュ。同デザインのジャケットも展開しているので、もちろんセットアップで合わせても素敵に。
ステラ マッカートニー カスタマーサービス
https://www.stellamccartney.com/jp/ja/
03-4579-6139
グルカパンツをモダンにアップデート【ザ・リラクス】
イギリス軍のグルカパンツをベースに、ザ・リラクスらしいシルエットと厚手のフランネル素材で仕上げたスラックス。フロントは付属のベルトをクロスさせ、両脇のバックルでベルトを固定する仕様でコーディネートのアクセントに。ハイウエストで絞ったウエストと、インタックによる腰まわりのダイナミックなボリュームがスタイルに強弱をつける。写真のダークネイビーと、ガンメタルグレーの2色展開。
ザ・リラクス
https://thereracs.net/
03-6433-5121
ニュアンスカラーを味方に【ルメール】
都会的で洗練されたワードローブに定評のあるブランド、ルメールからは、オリーブブラウンカラーのストレートパンツが登場。絶妙な光沢とニュアンスのある色合いは、出番の多いベーシックカラーアイテムとも相性抜群で、オフィススタイルにこなれ感をプラスしてくれる。付属のベルトでウエストマークすればマニッシュな装いにも。
スクワット/ルメール
lemaire@edstromoffice.com
03-6384-0237
着まわし力抜群のクリーンな一本【N21】
シルクのような美しい光沢やドレープが特徴のレーヨン素材を使用した、クリーンなスリムパンツ。全体のカラーはオフホワイトだが、センタープレス入りなのと、ほんのりスポーティなムード漂うサイドラインが視覚的に縦方向を引き締めてくれるので、着膨れも気にならない。着まわし力抜群なホワイトパンツは、ワードローブに最低一本は忍ばせておきたい優れもの。
イザ
https://www.numeroventuno.com/en-jp
0120-135-015
深みのあるボルドーは限定カラー【セオリー】
ファッションデザイナー、ルカ・オッセンドライバーによるセオリーのカプセルコレクションからは、ミニマムなテーパードパンツをレコメンド。全体は程よくリラックスフィットな着心地ながら、フロントのピンタックに、緊張感のあるヒップラインで美しいシルエットを演出してくれる。さらにウールベースのスーツ地は、アクティブな動作にも対応できるストレッチ性のある素材を採用。ボルドーカラーは一部店舗とオンラインストア限定なのでお見逃しなく。
リンク・セオリー・ジャパン
https://www.theory.com
03-6865-0206
レイヤリングで少しの遊び心を【イロット】
スカートとワイドパンツがドッキングした、イロットのレイヤードパンツ。高密度で織り上げた、メンズライクなチャコールグレーのフラノ素材を使用しているので、フォーマルなシーンでも重宝すること間違いなし。レイヤードと言っても、ワイドシルエットかつライトな生地感なので体にまとわりつかず、ノンストレスなはき心地を叶えてくれる。
ザ・ウォール ショールーム
https://iirot.jp/
03-5774-4001