感度の高いスタイリングで小誌でも活躍するスタイリスト・小笠原さん。今回は、人と会う機会の増える年末年始や仕事後にプライベートな予定がある日のトップス事情について。
イベントごとや集まりの多い年末年始シーズンや、仕事後に予定がある日は、いつもより少し張り切っておしゃれしたい。けれど、公私ともに浮かれすぎず地味すぎずのトップス選びが難題……。そこで普段の一辺倒なオフィススタイルから脱却するポイントを尋ねると、「トップスのデザインと色み、どちらか一方に比重を置くことが大切です。デザインが多少デコラティブでも、色のトーンが落ち着いていればオフィスシーンになじみますし、逆も然りです」と語る。
今回、小笠原さんが紹介してくれたコーディネートのポイントについて、「まず色みですが、ドレス以外のアイテムをすべて寒色でまとめています。ベロアのブラックドレスとパールのピアスでドレッシーにしつつ、足元のスニーカーとニット素材のバッグでハズし要素をプラス。メインのrokh(ロク)のトップスを目立たせたかったので、柄を上半身に持ってきました」この場合の小笠原さんは、トップスの色みではなくデザインに比重を置いたケースに当てはまる。
ついプライベートな予定に気を取られて、気合いを入れすぎてしまいそうなオフィススタイルだけれど、小笠原さんが提案してくれたようにデザインもしくは色み、どちらかにフォーカスした華やぎトップスを選ぶことが重要なファクターとなりそうだ。
シックな光沢感を堪能して【ステラ マッカートニー】
アメリカ人アーティストのフランク・ステラの彫刻的な作品からインスピレーションを得たフレアトップスは、動物性皮革に代わる贅沢なヴィーガン素材を使用した一着。ケープのように纏える大胆なオープンスリーブとプリーツディテールが華やかさを演出。
ステラ マッカートニー カスタマーサービス
https://www.stellamccartney.com/jp/ja/
03-4579-6139
フェミニンさとリラックス感が同居【ロクサンダ】
ロクサンダは、建築を学んだバックグランドを生かした緻密なフォルムやシルエットに定評のあるデザイナー、ロクサンダ・イリンチックによるブランド。まろやかなペールイエローのシルクサテンブラウスは、流れ落ちるようなドレープとギャザーを寄せた立体的なネックラインが印象的。
マッチズファッション
https://www.matchesfashion.com/jp/
たっぷりのフェザーが寒空に映える【ミュウミュウ】
クリーンなホワイトが寒空に映える、柔らかな羽飾りがあしらわれたストレッチキャディ トップス。女性のイブニングウェアを、ミュウミュウ的視点でアイロニックなひねりを加えて斬新にアレンジした魅惑的なデザインだ。今の時季はレイヤリングで楽しみつつ、夏は一枚でと、シーズンレスに重宝したい。
ミュウミュウ クライアントサービス
https://www.miumiu.com/
0120-451-993
乙女心くすぐるカーディガン【シモーン・ロシャ】
シモーン・ロシャらしいロマンティックなムード漂う、パフスリーブカーディガン。ビジューが敷き詰められたネックラインに、ショート丈のパフスリーブと甘口デザインながら、シックなグレーがベースなのでオフィスシーンでも活躍してくれる。マンネリ化しがちなカーディガンもクロップト丈だと新鮮に。
ファーフェッチ カスタマーサービス
www.farfetch.com
050-3205-0864
モードにピンクを纏う【ジバンシィ】
全面にグランジ加工したブランドロゴが配されたブラウスは、繊細なプリーツデザインとロングスリーブでIラインが美しく見える一枚。首元にはタイが付いているのでスタイルに合わせてアレンジを楽しみたい。ブラックも展開あり。
ジバンシィ表参道店
https://www.givenchy.com
03-3404-0360
アクセサリー感覚で取り入れて【チカ キサダ】
繊細なチュールパーツを組み合わせたチカ キサダのトップス。透け感を生かした立体感のあるデザインは、ワンピースやタートルネックに重ねたり、夏はタンクトップに合わせたりとアクセサリー感覚で取り入れたい飛び道具的存在。
エドストローム オフィス
http://www.chikakisada.com/
03-6427-5901
着まわし力抜群のクロップトシャツ【トーガ プルラ】
トーガ プルラらしいギミックの効いた、ハードなキャンバス地とレースの切り替えシャツ。キャンバス地部分はエナメルコーティングが施されており、かっちりとした印象に。一枚でも重ね着でも、さらにはアウターとしても使える着まわし力の高さも魅力的。
トーガ 原宿店
https://www.toga.jp
03-6419-8136
とびきりロマンティックに【コート】
レースや刺しゅう、フリルなど、フェミニンな要素をデザインに落とし込んだアイテムが人気を博すミラノ発ブランド、コート。胸元と袖口にはたっぷりのブラックレースをあしらい、さらに首元にはリボンタイとどこまでもロマンティック。一方で、モノトーンでまとめているので大人がシックに着こなせる塩梅がお見事。
イザ
https://www.co-te.com
0120-135-015
3WAYで着られるスマートな一着【ヘンネ】
ビッグスリーブが際立つ日本発ブランド、ヘンネのタマゴ ブラウスは、ウォッシャブル加工と微起毛加工を施したスエードのようなストレッチ素材を採用。袖とリボンは取り外し可能なので、オフィスなどフォーマルなシーンではシンプルなブラウスとしても着られる優れもの。ホワイトとレッドも展開あり。
ヘンネ カスタマーサポート
https://haengnae.com/
customer@haengnae.com
Vロゴがモダンな表情にアップデート【ヴァレンティノ】
アイコニックなVロゴを、クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリが再解釈して誕生した「トワル イコノグラフ」コレクション。ヴァレンティノレッドカラーが鮮やかなモノグラムパターンのブラウスは、シルク100%で素肌に吸い付くようななめらかさが特徴。合わせるボトムを選ばず、自由気ままに着こなしたい。
ヴァレンティノ インフォメーションデスク
http://valentino.com/
03-6384-3512
繊細なレースが気品をアピール【エトロ】
タキシードシャツのような佇まいのエトロのコットンシャツは、襟元と袖口、さらに前腕部分にニードルレースがあしらわれた繊細な一枚。ボディは丈長めのスリムフィットながら、バルーンスリーブとウエストから裾に向かってさりげなくフレアに仕上がっているので、メリハリのあるシルエットをノーブルに着こなしたい。
エトロ ジャパン
https://www.etro.com
03-3406-2655
レトロかつエレガントな一枚 【アーデム】
アーデムのコンスタンス ポプリンブラウスは、画家であり、シュルレアリスムアーティストでもあったアイリーン・エイガーに着想を得ている。全体にはブラックの小花柄刺しゅうを、襟と襟元にはたっぷりのラッフルトリムを施し、レトロかつエレガントな表情がアーデムらしい一着に。
メゾン・ディセット
https://erdem.com
03-3470-2100