総勢68組もの双子を起用した演出にあっと驚かされた、グッチの2023年春夏コレクションのランウェイショー。究極のデコラティブなムードはそのままに、今シーズンも多種多様な要素をミックスした“折衷主義”を体現して魅せてくれた。そんなコレクションに登場したアイテムから、グッチの世界観にどっぷり浸れる小物8点にフォーカス。
インパクトのあるファー使いが目を引くバッグ
毛足の長いエコファーをボディ全体にまとった、アレッサンドロ・ミケーレらしいユーモアの効いたバッグ。華奢なトップハンドルに対して、ゴールドカラーのチェーンショルダーストラップは太めで重厚感がある。ワンタッチで開閉しやすいがま口タイプ。
履くほどに足に馴染む、タッセル付きモカシンシューズ
ブラックレザーのアッパーに、1950年代に生まれたグリーンとレッドのウェブ ストライプとインターロッキングGをオン。伝統を受け継ぎつつも革新的なデザインを採用してきた、ブランドのアティテュードを体現した一足。
モードに昇華された「乗馬」の要素を堪能
創設当時から乗馬と縁のあるグッチ。1981年のアーカイブからインスピレーションを受けたバッグは、クロージャーにはあぶみを、フラップにはホースサドルをモチーフとしてデザインに落とし込んだ。クロスボディバッグでも、二重にしてショルダーバッグでも使えるショルダーストラップが付属。
アクセサリー感覚で取り入れたいロンググローブ
デザイン要素としてアニマルモチーフを多用する点もグッチらしい。タイガーパターンが全面にプリントされたロンググローブは、これひとつでコーディネートを華やかにアップデートしてくれる。裾にはさり気なく小さな「ダブルG」のモチーフもオン。
春はユニークなフォルムのハットにチャレンジ
ミリタリーをルーツに持つエンベロープハットにインスパイアされた、クラシカルなボーダーハット。サイドには「ダブルG」のモチーフが光る。爽やかな印象のストロー素材は一足先に春を感じるのにぴったり。シックなスタイルにマッチするブラックのワントーンもラインナップ。
品のある艶めきを手もとに集結させて
アクリルパールを全面にあしらったフィンガーレスグローブ。指が5本とも出る仕様で、スマートフォンの操作もしやすい。もちろんパーティシーンでも大活躍すること間違いなし。黒く艶めく上品なパールで手もとを印象づけて。
モード心を刺激する装いは、レオパード柄で総仕上げ
デコラティブなムードを後押しするレオパード柄のタイツ。足もとに投入して、装いに程よいスパイスを効かせて。上級者はレオパード柄タイツにさらに柄を重ねる、“柄オン柄”のスタイルにチャレンジ。
エッジの効いたロマンティックシューズ
爪先部分がハートのように象られたインソールや、シルバープレートが付属したヒールなど、シューズをまるでオブジェのように見せる要素が詰まったオープントゥのサンダル。ブラックサテンを地にしたアッパーには、大小のクリスタルがちりばめられ、歩くたびきらきらときらめく。