誰に会うわけでもない、自分だけの時間。本当に上質な衣服をまとえば、見慣れた日常が、かけがえのない光景に様変わりする。
リラックスタイムに寄り添うアイテム
ロロ・ピアーナ
極上の素材に包まれて自分に向き合い、リラックスして過ごすためのワードローブとして登場した「コクーン・コレクション」より。目に優しいパステルカラーのタンクトップにカーディガンを羽織り、パンツをソックスにIN。ナードな雰囲気の足もとに。パンツは100％ベビーカシミヤ、カーディガンとタンクトップ、ソックスはカシミヤとシルクの混紡で、うっとりする着心地。
こちらは、イタリアのルーツを見つめ直した今年の春夏コレクションのアイテム。ローブ風のコートは、貴重なアルパカとバージンウールを使用し、ふっくらとしたブークレニットに編み上げた一着。軽やかなライニングレス仕様で、上質なタッチを素肌で楽しめる。カーフスキンのトリミングと、ブルーグレーのラインがアクセント。ニット帽をかぶれば、ラフなヘアスタイリングもチャームポイントに生まれ変わる。
タオ
自由で気ままな時間を過ごすには、一着で様になり、着心地も楽なジャンプスーツがぴったり。どこかレトロなセーラーカラーがノスタルジーを誘いつつも、落ち着いた配色のストライプ柄がマチュアな気分にフィットする。コットン、リネン、ポリエステルの軽やかな混紡素材で、アクティブさをさらに後押し。
ザ・ロウ
洗いをかけたコットン地のシャツのボタンを上まで留め、仕立てのよい同色のタックパンツに黒ベルトを締める。ローゲージのロングカーディガンをゆるっと羽織り、ストイックな上下を、パーソナルな空間にちょうどいいリラックスした装いにトーンダウン。緊張感と心地よさが同居したスタイルは、家でのワーキングタイムにも最適だ。カーディガンは、シルクとリネンをブレンドした糸を肉厚な生地に編み立てた一着で、春のアウターとしても活躍する。
ジルサンダー
ドレスとネックレスは、＂リュクスとくつろぎ＂をコンセプトに掲げた「インダルジェンス」というカプセルコレクションのもの。カシミヤとシルクをブレンドしたジャージ生地のドレスは、体につかず離れずのシルエットがボディラインを、サムホールつきの長めの袖が腕を、それぞれ美しく演出する。自分ひとりの部屋で、パールを愉しむ。そんな心意気も、よい時間を過ごす秘訣。
ルメール
繊細なシワ加工を施したビスコース素材は、さらっとした肌当たりで暑くなる季節にもってこい。ドロップショルダーのゆったりとしたフォルムで、微光沢生地が優雅にドレープする。絶妙な開き具合のスリットネックがデコルテをきれいに見せ、結び目がついたボウタイに一筋縄ではいかない芯のある女性像がシンクロする。どんな気分にも寄り添うグレイッシュベージュ。
Under５万円で買える上質ルームウェア
スリーピー・ジョーンズのショートローブ
クリエイターが名作を生み出したとき、最も寛げる部屋着を着ていただろうというアイデアから着想を得た、NY発のラウンジウェアブランド。ブルーの生地に真っ赤なパイピングがポップな印象のローブは、ヒップが隠れるくらいの短め丈。着心地をよくするためコットンを細い糸で織り上げ、スリムなパイピングで仕上げられている。
マルのクルーネックトップス
トップスとしてもインナーとしても着られるベーシックなクルーネックニット。継ぎ目の少ない仕様で、襟の開き、袖の長さやリブの幅、後ろ姿など、360度きれいに見えるシルエットにこだわっている。高い技術を誇るヴィンテージの編み機で時間をかけて作られるため、生産数も限られるというプレミアムな逸品。
エクストリーム カシミアのタンクトップ
モンゴル産カシミヤを使用した、タイムレスなデザインが特徴のブランドから、今年、「Cotton Cashmere Collection」がローンチ。コットンを混ぜることで季節を問わず着用できるアイテムが多く登場。中でもライムグリーンのメッシュタンクトップは、レイヤリングも楽しい一着。
サンスペルのTシャツ
気温が高いシーズンを心地よく過ごすのにひと役買う、清涼感のあるフランス産ピュアリネンジャージ素材。生地の自然なドレープが生きる、ゆとりあるフィット感のため、ボディラインを拾いすぎず、大人が着やすいシルエット。グレーのメランジが、リネンのナチュラルな風合いを引き立てる。
ベースレンジのフーディ
環境への負荷を抑えながら生産される、ソリッドなデザインのアパレルやアンダーウェアが人気のベースレンジ。このフーディは、裏パイルを外側に、平編みを内側に使用した、まるで普通のフーディを裏返したかのようなデザイン。オーガニックコットンが半量ほど使用されている。
フートウキョウのシルクシャツ
世界でもトップレベルに位置づけられる特別なシルクを100%使用。柔らかく繊細な生地のため、縫製にも高度な技術が求められるなか、熟練した日本の職人によって作られている。霧がかかった湖畔の、夢うつつの景色を水彩画で表現した「ウォーターカラーシルクシリーズ」より。
エンダースキーマのバブーシュ
クッション性に富んだソールと、オイルをたっぷり含んだホースレザーで作られたアッパーが、足を驚くほど柔らかく包み込む。花のモチーフは、0.9㎜に薄く漉いた6枚のカウレザーを、コサージュを得意とする職人が手作業で仕上げており、エレガントな遊び心を宿している。
トキのタイプライターシャツ
テキスタイルメーカーから「経年変化を楽しめる服を」というコンセプトで始まったブランド。草木染めの技法を用いて、桜の花から色素を抽出し染色したという淡いピンクが魅力。シルクとコットンの高密度なタイプライター生地による、独特のハリ感とドライな肌ざわりに加え、大きめのサイズ感で風通しのよい着心地。
