ふと気づけば、毎日似たコーディネートに陥りがちなオフィススタイルに悩まれている方も多いのでは？ 仕事にもおしゃれにも全力でいたい働くユーザーの悩み解消の一助となるべく、おしゃれな“あの人”たちの通勤スタイルのマイルールをご紹介。今回のゲストはセレクトショップ カオス ディレクター・櫛部美佐子さん。
大人のための上質な日常着を提案する、セレクトショップ・カオスでディレクターとして活躍する櫛部美佐子さん。今回は春夏シーズンのスタイルの要でもある「トップス」事情について伺った。
トップス一枚で楽しめる季節になってきたが、極端な肌の露出や、色、柄といったデザイン面など、その塩梅を間違うとオフィスシーンに相応しくないコーディネートに陥ることも……。そこでオフィスシーンでも使えるトップスを吟味する際のポイントを尋ねると、「今季のトレンドでもあるシアー要素はぜひオフィススタイルでも取り入れてみて欲しいですね。全く透け感がないものだと重たい印象になりがちなので、一概に透け感のあるトップスを食わず嫌いするのではなく、いわゆる見せインナーとのバランスに目を向けることで、トップスのバリエーションも広がり、オフィススタイルに抜け感も出るのではないかと思います」と話してくれた。
今回櫛部さんが披露してくれたコーディネートのポイントは、程よいシアー感が抜け感を演出してくれるシャツ。
「前後アシンメトリーでたっぷりと分量のあるシャツは、インドのカディという手織りの素材を使用しており、素材特有の膨らみと柔らかさが女性らしい佇まいを叶えてくれます。着丈は後ろが長めなので気になるヒップラインをカバーしてくれますし、今回合わせたシルクのパンツとの相性もよく、全体がバランスよくまとまる点も気に入っています。一枚でサラッとまとえて程よく透け感のあるトップスは、これからの季節にマストで一枚は持っていたいですね」と話してくれた。トレンドのシアー感を生かした初夏らしいオフィススタイルの好例だ。
普段のオフィススタイルがベーシックカラー一辺倒だったり、全体が重たい印象になりがちだったりする人は、ぜひとも櫛部さんのように軽やかさを意識した素材選びで遊びを効かせてほしい。
クリーンさ際立つホワイトブラウス【ハイク】
クリーンなムード漂うハイクの「T/C バルーン スリーブ ブラウス」。ふんわり広がる五分袖のバルーンスリーブが気になる二の腕まわりを隠しつつ、比翼仕立てとコンパクトなラウンドネックでミニマルに仕上げた。合わせるボトムスを選ばない着まわし力の高さも魅力的。
ボウルズ
https://hyke.jp
03-3719-1239
ドレスライクに着たいオーバーシルエット【アストラット】
初夏のスタイルを底上げしてくれるライムカラーの「C/P CN バックゴム ドルマンブラウス」。後ろの襟部分と袖に施したギャザーと、前後アシンメントリーの丈感でメリハリを出しつつ、全体をビッグシルエットで仕上げた。スラックスやデニムなどパンツはもちろん、スカートとのレイヤードも素敵に。ヒップまわりがすっぽり隠れるのもうれしい。
アストラット 新宿店
https://store.united-arrows.co.jp/brand/ast/
03-5366-6560
コンストラクティブな一枚に惚れ惚れ【ハルノブムラタ】
構築的なシルエットが美しい、ハルノブムラタの「ボリューミナス スリーブ コットン ブラウス」。袖口に向かってたっぷりのギャザーを寄せたボリュームスリーブにストイックなフロントデザイン、襟もとはハンサムにVカットで仕上げた。オーバーサイズながらもウエストがシェイプされており、女性らしいシルエットが叶う。
ザ・ウォール ショールーム
https://harunobumurata.com/
03-5774-4001
柔らかなエクリュカラーで品よくまとう【マメ クロゴウチ】
竹ひごを思わせるストライプ柄が印象的な「ストライプ シャーリング ジャカード パフ スリーブ トップ」。さらりとしたシャーリングの生地を使用し、織り糸にゴム糸を混ぜることで立体的な動きのある一枚に仕上げた。胸下からフレアに広がるシルエットがウエストをカバーしつつ、高めに設定された切り替え位置がスタイルアップの要に。
マメ クロゴウチ オンラインストア
https://www.mamekurogouchi.com/
0120-927-320
ノンストレスなショルダーライン【チノ】
カッティングデザインが特徴的なチノの「コットン オーガンジー Vネック ブラウス」。身ごろから続く袖はあえてショルダーラインを設けていないデザインなので、肩まわりがしっかりとした人やいかり肩の人にもおすすめ。通気性のいいコットンを採用していることに加え、さりげなく袖下も開いているため暑い日でも快適に過ごせる。パープルのほか、ネイビー、ホワイトの3色展開。
モールド
https://cinoh.jp
03-6805-1449
フェミニニティときちんと感を両立【テイヤ】
テイヤはプリーツやギャザーなどディテール使いに定評のある、フィンランド出身のデザイナー、テイヤ・エイローラによるブランド。襟ぐりと袖口にたっぷりのギャザーを寄せた「シルクフリルネックブラウス」は、フェミニンなムードとストライプ地できちんと感を同居させた一枚だ。また贅沢な生地使いがウエストや腰まわりをカバーしてくれる。ブルーのほか、ホワイトも展開中。
トゥモローランド
https://store.tomorrowland.co.jp/category/women/all/?prefn1=brand&prefv1=TEIJA
0120-983-511
ダブルカラーをアクセントに【コラム】
襟が二重にデザインされた「シアーダブルカラーシャツ」。一見シンプルながら、ゆとりのあるサイズ感と程よい透け感など細かなデザインが効いており、これ一枚で旬度がグッとアップするはず。メンズライクにラフに一枚でも、レイヤードして着ても楽しめる。写真のオフホワイトとブラウンの2色展開。
エストネーション
https://www.estnation.co.jp/item?brand_id=633
0120-503-971
ショルダーラインの美しさが際立つ一枚【ザ・リラクス】
ショルダーラインの美しい「バックジッププルオーバーシャツ」。通気性と撥水性に優れ、肌離れのいいスーパーライトブロード素材を採用している。フロントはきちんと感を演出してくれるスクエアシルエットな一方、袖口はタックによるボリューム感、後ろ身ごろは少し丸みを持たせたシルエットで女性らしさも薫る。なで肩や猫背に悩んでいる人にもおすすめしたい一枚。
ザ・リラクス
https://thereracs.net
03-6433-5121
ビッグサイズのフレアスリーブでラフ感を【ブラームス】
エフォートレスで開放的なムードが漂うブラームスの2023年春夏コレクションは、リラクシングなシルエットのアイテムが多数ラインナップ。「シャンブレー ハイネック プルオーバー」も同様、スタンドカラーとネイビーで気品を漂わせつつ、オーバーサイズに仕上げた。フレアスリーブの大きめのカフスがアクセントに。
ワンダリズム
http://blurhms.com
03-6805-3086
2wayで着られるペプラムブラウス【カナコ サカイ】
ふんわりと膨らんだ袖と裾のフレアが華やかなアクセントをプラスする、ペプラム仕立ての「オーガニックコットンVネックトップ」。GOTS認証を受けている紡績工場で生産されたオーガニックコットンを用いて贅沢に仕上げた一枚だ。共布ベルトでウエストマークすれば気になるぽっこりお腹もカバーしてくれ、スタイルアップ効果も！
カナコ サカイ
https://kanakosakai.com
気になるパーツをすっぽり隠すドルマンシャツ【トゥモローランド.ビー】
京都で染色された素材を使用した「シルクツイル タックシャツ」。肩にタックが施されたビッグシルエットで、シルク100%のなめらかな肌触りと素材特有の落ち感が特徴。動くたび揺れ、全方位どこから見ても表情のあるデザインが魅力的だ。ドレスシャツのように着られるので、気になる上半身パーツをすっぽりカバーしてくれるのもうれしいポイント。
トゥモローランド 渋谷本店
https://store.tomorrowland.co.jp/store/tomorrowland_b/
03-5774-1711
主役級の存在感を放つクラシカルなブラウス【ボールジィ】
落ち着きのある色みと程よい光沢感が特徴の「マーブルドットプリント ビルドネックブラウス」。ライトベージュ地にランダムに配された大小異なる同色系のマーブル模様がアクセントとして引き立つ。ふんわりとしたボリュームスリーブにやや立ち上がったビルドネック、ボクシーシルエットと、クラシカルかつエレガントな雰囲気が漂う一枚だ。
トゥモローランド
https://store.tomorrowland.co.jp/category/women/all/?prefn1=brand&prefv1=Ballsey
0120-983-511
