【ユニクロ:シー】 9月15日発売の UNIQLO:Cを試着してみた! 完売必至のアイテムを私服ミックスでご紹介

2023年9月15日(金)、ユニクロから、デザイナーのクレア・ワイト・ケラーが手掛ける新プロジェクト「UNIQLO : C(ユニクロ:シー)」のデビューコレクションが発売される。ライン名にもある「C」は、Clarity、City、Chic、Creativity、Curiosityといったコレクションの着想源となったキーワードの他、クレアの頭文字でもある。

今回初めてお披露目となる2023年秋冬コレクションでは、トレンチコート、コーデュロイのセットアップ、カシミヤセーター、プリーツスカートをはじめ、クレアが得意とするモダンでエフォートレスな美学をまとえる、充実の34型を展開。人気のラウンドショルダーバッグ、ウールキャップにローファーなど、小物まで一切の妥協を許さないフルラインナップも魅力だ。

一見ベーシックなアイテムも、素材選びからシルエットまでこだわりが詰まっている。着用者のライフスタイルまでをデザインする彼女らしいワードローブの真髄は、実際に袖を通してみることで、より深く理解できるはず。今回は、日常にストレスなく馴染み、私たちの毎日を上質に彩るコレクションから、SPURが考える「マスト中のマストバイ」をピックアップ。SPURエディターSASAYAMAがいち早く試着した。発売に先駆けて、全ラインナップと併せてチェックして!


▶クレア・ワイト・ケラーとは?
イギリス生まれのデザイナー。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業後、多くのファッションハウスやラグジュアリーブランドでキャリアを積み、クロエではクリエイティブ・ディレクターを、ジバンシィではアーティスティック・ディレクターを務める。2018年には、ブリティッシュ・ファッション・アワードの「ウィメンズウェア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。

エディターSASAYAMAプロフィール画像
エディターSASAYAMA

エディター歴も3年目に突入。周囲の人の着こなしが気になって仕方ない私服ウォッチャーで、街やSNSでも常に目を光らせています。ミニマルで、少しひねりのある服が大好物。身長172cm、骨格はウェーブ。

【LOOK1】 ネックラインが表情豊かなハーフジップセーターは、一着持っておいて間違いなし!

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のプレミアムラムハーフジップセーター着用写真
プレミアムラムハーフジップセーター¥4,990/ユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

柔らかな質感のプレミアムラムウールをふっくらと編み上げた、ハーフジップセーター。ウールの上質な素材感を引き立たせたシンプルなデザインに、マットな金具がアクセントを添える。胸元まで開いて抜き襟風に着用すれば、程よい抜け感を演出。Vラインの立体的な首周りは、デコルテを美しく見せる効果も。ジュエリーでアレンジを効かせたり、セカンドスキントップスやシャツ、カラーのタートルネックを中に重ねても素敵。ゆったりと着られるサイジングに短めの丈感で、全身がバランス良くスタイリッシュに決まる。

【LOOK2】 タイムレスに着られるドレスは、絶妙な透け感に注目

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のシフォンプリーツワンピース着用写真
シフォンプリーツワンピース¥5,990/ユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

ただのネイビー色のワンピースと侮るなかれ。随所に心ときめくポイントが。まずは素材選びから。さり気なく肌が透けるシフォン素材は、センシュアルに振れ過ぎず、大人のための肌見せをかなえる。全身ダークトーンでまとめても軽やかで、スタイリングに奥行きが生まれる。着脱可能な付属のインナードレスを取り外し、パンツスタイルにオンしたり、中にカラーアイテムを差し込む楽しみ方も。そして注目すべきは、ウエスト部分にあしらった繊細なプリーツ加工。スカートの途中でプリーツ加工をなくすことできれいなマーメイドシルエットをかなえ、動きに合わせて裾が表情豊かに揺らめく。ドローストリングが施されており、着こなしに合わせて腰回りを絞ることもできる。

【LOOK3】 オケージョンにも着回し可能な、ボリュームスリーブブラウス

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のボリュームスリーブブラウス、コンフィールタッチローファー着用写真
ボリュームスリーブブラウス¥3,990・コンフィールタッチローファー¥4,990/ともにユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

オフホワイトのブラウスは、オケージョンから週末のお出かけにまで、様々なシーンで活躍する優秀アイテム。しわが気になりにくい素材なので、旅行のお供にも最適だ。肩や袖口、背面に繊細なギャザーが配され、流れるようなラインを演出する。バルーンスリーブの袖口の表情も、雰囲気たっぷりだ。エフォートレスなムードが、クレアらしい一着と言える。ゆったりと余裕のある仕立てとは裏腹に、丈感はコンパクトな設定。サイドの裾にはスリットも入っており、タックアウトして着ても全身のバランスが取りやすい。今回は、トムボーイなローライズデニムと合わせてメンズライクな要素で味付け。インナーにはスパンコールがきらめくメッシュトップスを重ねた。

【LOOK4】一枚でも重ね着でも楽しめる端正なカシミヤベスト

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のカシミヤクルーネックショートセーター、コンフィールタッチロングブーツ着用写真
カシミヤクルーネックショートセーター¥6,990・コンフィールタッチロングブーツ¥6,990/ともにユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

素肌の上にまといたくなるほど滑らかな、カシミヤ100%のベスト。重ね着はもちろんのこと、秋口なら一枚でシンプルに着るのもおすすめだ。今回は、シャツの上に重ね、シルバーのブローチで遊びを加えつつ、モノトーンでシックにまとめた。コンパクトな丈感なので、ローウエストのボトムスと合わせて、さりげなく肌見せをするのも吉。

パンツをインしたロングブーツも、本コレクションの新作。つま先やかかとなど、負荷がかかりやすい部分にクッションを敷いた「コンフィールタッチ」仕立てで、足の形にしっかりとフィットする。もっちりと柔らかな履き心地で、歩きやすさには太鼓判。ウェッジソールで、スタイルアップ効果も期待できる。

【LOOK5】 保温性と着心地を両立した上質なカシミヤニット

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のカシミヤクルーネックショートカーディガン、 カシミヤクルーネックショートセーター着用写真
カシミヤクルーネックショートカーディガン¥10,900・カシミヤクルーネックショートセーター¥6,990/ともにユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

ユニクロ:シーを着こなすアドバイスとして、「レイヤリングが最も大切」と話すデザイナーのクレア。“季節によって様々な装いを楽しめる”というのが、デザインの重要なエレメントとなっている。そこで、カシミヤのショートセーターの上に、同じくカシミヤ素材のカーディガンを重ねるスタイリングにトライ。柔らかな同素材をシンクロさせながら、ペールピンクとグレーで色調コントラストを効かせた。同コレクションのカシミヤは、軽やかな着心地が魅力の上質な素材を採用。薄手ゆえに重ねても着膨れしないので、スタイリングの汎用性も抜群だ。

【LOOK6】 主役級スカートで、装いを一気にドラマチックに!

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のプリーツカラーブロックスカート、コンフィールタッチレースアップブーツ着用写真
プリーツカラーブロックスカート¥5,990・コンフィールタッチレースアップブーツ¥5,990/ともにユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

コレクションの中で特にお気に入りのアイテムとして、クレアが挙げたのがこちらのスカート。美しいプリーツ加工と、アシンメトリーに配されたグラフィカルな切り替えが印象的な躍動感を生む。この双方をアフォーダブルな価格帯で実現するのはかなり難易度の高いこと。試行錯誤を重ねて完成した、珠玉の一品だ。素材には光沢感のあるサテンを使用し、リュクスに仕上げている。今回のスタイリングでは、スカートの魅力を際立たせるために、端正なオーバーサイズジャケットを選択。トップスは、スポーティなタンクトップで外すのが肝。

足もとは、レースアップのブーツで。こちらもコンフィールタッチ仕様で、サイドファスナー付き。着脱もラクチンだ。

【LOOK7】 コーデュロイのセットアップをクールに着こなす

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のコーデュロイジャケット、コーデュロイワイドパンツ、アジャスタブルウールキャップ着用写真
コーデュロイジャケット¥7,990・ソフトニットVネックフレアスリーブカーディガン¥3,990・コーデュロイワイドパンツ¥4,990・アジャスタブルウールキャップ¥2,990/すべてユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

単品使いはもちろん、セットアップとしても活躍できるジャケット&パンツ。太めのコーデュロイは非常に柔らかく、光沢感があるのが特徴。パンツはワイドストレートシルエットで、少し腰を落として穿くのが今季らしい。中に着たのは、ウールのVネックカーディガン。リラックス感のあるシルエットで、ヒップまで隠れる丈感。フレアスリーブをアクセントに、ジャケットの袖口をまくって着こなした。フェルト素材のキャップは、頭をすっぽり覆う深めの設計で、フラットブリムが都会的なムードを添える。

【LOOK8】 オフィススタイルにも私服にも。年中使える本格トレンチ

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のトレンチコート、コーデュロイワイドパンツ、コンフィールタッチローファー、アジャスタブルウールキャップ着用写真
トレンチコート¥12,900・カシミヤケーブルクルーネックショートセーター¥10,900・カシミヤクルーネックショートセーター¥6,990・コーデュロイワイドパンツ¥4,990・コンフィールタッチローファー¥4,990・アジャスタブルウールキャップ¥2,990/すべてユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

全身ユニクロ:シーでコーディネート。メインは、クレアが本コレクションの象徴的なアイテムとして提案するトレンチコート。クラシックなトレンチコートを踏襲しながらも、アンブレラヨークやスロートラッチをなくしたり、装飾をできるだけそぎ落とすことですっきりとモダンな印象に。メンズ服のディテールもミックスし、時代に左右されない一着を作ることにこだわったという。一年を通して着られるギャバジンツイル素材は、ほどよくハリがあり立体感のあるシルエットを実現。リラックス感がありながらも大きすぎないサイズ設定で、丈感もコンパクトなので低身長の人にもおすすめしたい一品。

【LOOK9】 個性派な着こなしをかなえる、パデッドコート

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のパフテックオーバーサイズコート、ソフトニットハイネックセーター、コンフィールタッチサイドゴアブーツ着用写真
パフテックオーバーサイズコート¥12,900・ソフトニットハイネックセーター¥3,990・コンフィールタッチサイドゴアブーツ¥4,990/すべてユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

軽くて暖かい高機能中綿を使用したパデッドコートは、空気をまとっているかのような着心地。ユニクロが誇るライトダウンにも採用されている静電気防止加工を施しており、乾燥する冬でも安心して着用できる。小雨程度の水をはじく撥水加工がされており、さらに自宅で手洗いもできる使い勝手の良さ。コートの内側にはドローストリングコードを配しており、ウエストを絞ることも可能。

中に合わせたのは、ソフトニットハイネックセーター。すっきりとしたネックラインでインナーとしても着膨れしにくい優秀なアイテムだ。背面を長くしたヘムライン設計なので、一枚で着てもスタイリングのバランスが取りやすい。

シューズは、ミニマリズムを極めたサイドゴアブーツで、ストイックにまとめて。足首をスタイリッシュに絞ったデザインで、丈感も足がきれいにみえるよう設計されている。ボトムにはシャイニーなパンツを選び、ひとさじのときめきを加えた。

【LOOK10】 大ヒットバッグが「ユニクロ:シー」仕様で新登場!

UNIQLO : C(ユニクロ:シー)のオーバーサイズジャケット、レザータッチラウンドバッグ、コンフィールタッチローファー着用写真
オーバーサイズジャケット¥7,990・レザータッチラウンドバッグ¥2,990・コンフィールタッチローファー¥4,990/すべてユニクロ(ユニクロ:シー)、他は私物

ユニクロの大ヒット品番となった「ラウンドミニショルダーバッグ」が、クレア視点でアップデートされて登場。一回り大きなサイズ感で、水筒からノート、ポーチ類まで、見た目からは想像もできないほどの収納性を発揮。素材には柔らかく上質な合皮素材を使用し、よりモダンに様変わりした。

紺色のジャケットは、ドルマンスリーブのビッグシルエットがポイント。デイリーに使えるシンプルなデザインに、大ぶりのカラーやポケットをアクセントにした。フロントのポケットはサイドにも開口部を備える機能派。

ブラウンのローファーは、こちらもコンフィールタッチシリーズ。クラシカルな型を継承しつつ、艶感のある合皮素材とウェッジソールを採用し、モダンな佇まいに。合皮なのでお手入れもしやすく、インソールには抗菌防臭加工を施している。

コレクションのフルラインナップは全国68店舗、およびユニクロオンラインストアで発売予定(※一部商品は国内全店舗で展開)。エディターSASAYAMAの試着写真やレビューも参考にしながら、秋の装いに取り入れたいアイテムをじっくり吟味して。

ユニクロ
https://www.uniqlo.com/uniqloc/

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