【い】インボイス制度と新しいワーキングスタイル
フリーランスの税負担増、企業側の事務負担増の問題で疑問の声があがる、この秋のインボイス制度導入。多様な働き方、未来の新しい働き方についてきちんと考えていきたい。大胆なビッグシルエットでワークスタイルを提案したボッテガ・ヴェネタのセットアップをまとって、エレガントかつ意思ある主張を続けよう。
【ろ】ロケットH2A、スリムで月面探査
スリムなタイトスカートはのびやかに、宇宙の高みへと気持ちを上げる! 月面探査機「SLIM」を搭載したH2Aロケットが打ち上げに成功。月の軌道を周回後、2024年2月に日本初の月面着陸を試みる。「SLIM」の通称は「ムーンスナイパー」、シャープなボトムにイメージを重ねて。
【は】バスケがしタイです
映画『THE FIRST SLAM DANK』のロングランヒットの後、FIBAバスケットボールW杯で日本男子代表チームが快挙を達成! バスケ熱が上がった理由は、選手たちがコートの外でもスタイリッシュだったせい⁉ タイの映えるジャケット姿も素敵だった!
【に】ニーハイ、Xトラロング
「Twitter」の青い小鳥が、突然、黒い「X」に。世間をざわつかせた大手SNSの買収&名称変更騒動。イーロン・マスク氏のやることって極端なのよね……とぼやきつつ、極端に長くなって全身のバランスに変革をもたらす、エクストラロングなニーハイブーツについては大歓迎。
【ほ】ポケット(が)モンスター(級についた)バッグ
ミリタリーテイストのビッグなスリングバッグには、ポケモン何匹入るかな? と思わず数えちゃうさまざまなポケットが。人気の過熱で「ポケカ転売」などバッドなニュースも聞こえるけれど、転売ダメ、絶対!
【へ】平成レトロ、肩パッド
テーラーリングの再解釈はパワーショルダーへ。平成初期、ギャル文化誕生前夜の大人たちが着こなしていた、肩パッド入りのスーツが今また復活。
【と】どうするジレ康
個性豊かな武将と家臣団がわちゃわちゃする(?)大河ドラマもいよいよ佳境。戦国時代でいうなら陣羽織、ジレやベストも、冬のスタイリングに凛々しいムードで風を加える。天下を取るなら何を着る? のベストアンサーは、ルイ・ヴィトンのランウェイに登場した、ミリタリー調のモードな一着を。
【ち】Check GPT
ダニエル・リーのデビューコレクションは、AIにどんな聞き方をしても答えられない、大胆で軽やかな英国スタイルが目白押し。シグネチャーのチェック柄は、明るいカラーリングで、G(グレイトで)P(プレイフルな)T(トラッド)として、フレッシュな魅力を放っている。
【り】リボーン羽田ターミナル
コロナ禍で開業延期になっていた、羽田空港第3ターミナルビル直結の「羽田エアポートガーデン」。ホテルや商業施設を備えた世界の玄関口が、満を持してのグランドオープン。生まれ変わった空港からの旅立ちは、こんな晴れがましいムードのリボンタイを胸に。マルコ・デ・ヴィンチェンツォを迎え、新生エトロも空高く羽ばたく。
【ぬ】『鵼の碑(ぬえのいしぶみ)』ばりの本格派
京極夏彦の新本格ミステリーシリーズ最新作が、17年ぶりに発売。1273ページの読みごたえに、感涙&完徹した読者が続出。対するフェンディの「バゲット」ローファーは、軽快ながらも本格派の佇まい。「ファン待望!」という点も共通。
【る】ルセラのビスチェ。いや、ウンチェ?
キュートな笑顔で世界を席巻するグローバルガールズグループ、LE SSERAFIMの末っ子メンバーはウンチェ。ウンチェの愛称はマンチェ。マンチェと同様ガーリーな魅力を振りまく流行アイテムが、ビスチェ。
【を】大谷のグローブはどこ?
「野球の神様お願い、大谷選手の右ひじをお守りください」。艶やかなレザーのロンググローブに祈りを込めて。ケガを抱えながらも、今シーズンもメジャー史上初記録を更新し続けた大谷翔平選手。どうか元気に球場に帰ってきて!
【わ】ワールドレコード、ゼルダの″ティア金〟
Nintendo Switchのソフト「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」。発売3日で世界販売本数が1000万本を突破し、堂々の世界新記録。「ティアキン」の冒険も、輝かしいゴールドも、ファンの心をクラッチする!
【か】〝完璧で究極〟のトレンチ
誰もが目を奪われる、仕立てが完璧で究極のトレンチは、セリーヌ バイ エディ・スリマンから。タイムレスなアーカイブスの生まれ変わりで、弱点なんて見当たらないクラフツマンシップを宿している。唯一無二じゃなくちゃイヤイヤ、これこそ本物のコート♪
【よ】YOKONAGAが″アイドル〟
君は完璧で究極の〜♪と、繰り返し口ずさんでしまう、YOASOBIの「アイドル」。世界的ヒットとなった曲は、吸引力のある世界観。今までのデザインを横長にデフォルメした新作「パズル クロップド」もまた、フレッシュなバランス感が魅力。
【た】タイパ向上、キラモコニット
ラメ糸がキラキラ輝くメンズニットは、色も質感もサイズ感も絶妙で、合わせるボトムを選ばない。たとえば朝、出かける前、これ一枚着るだけで、スタイリングは即完成。これぞタイムパフォーマンス向上に最適のアイテムではありませんか。
【れ】令和に復活、SATC
四半世紀前、ドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の主人公愛用のレタードネックレスを、みんなこぞって真似たものです。新シリーズ「AND JUST LIKE THAT...」放映とともにリバイバルしたかのようなレタードチョーカー。Y2Kのムードを継承している。
【そ】ソックス・シューズ・サヴァイヴァー
高橋幸宏、坂本龍一、ふたりのメンバーが世を去り、悲しみに包まれた音楽業界。YMOのセカンド・アルバム『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー』は今聴いてもエッジィで未来的。だけど、ソックスシューズみたいにどこかファニーな気分が、人々を魅了する。
【つ】ついにアレがアレした!
アレ(阪神)が18年ぶりにアレ(リーグ優勝)して盛り上がった一方で、アレ(スカート)はついにアレ(透明)になっていた。シースルー&シアー素材のトレンドは、まだまだ加熱。冬らしいレイヤードで、"虎"ンスペアレントなアイテムを楽しみたい。
【ね】熱波到来
真っ赤なバッグが想起させるのは、今夏の記録的な猛暑! マルニのニュー・アイコン「トライアングル」は、秋冬シーズンの到来とともに颯爽と登場した最新作。夏バテをリフレッシュしてくれる、クリアなカラーパレットにも注目。
【な】ナートゥ・ダンスはニットパンツで
超ハイカロリーインド映画『RRR』、アカデミー賞授賞式でのダンスパフォーマンスでも、世界が大いに沸いた! 最高級カシミヤの、とろけるように軽いニットパンツをはいたなら、あの超絶身体技巧を再現できる気がする(いや、無理)。
【ら】裸ーズ・ヌードだー
意外性のある起用で、WBCで大活躍したラーズ・ヌートバー選手。秋冬に意外性のある肌見せがかなうワンショルダー・トップスも、デイリーに活躍の予感。ヌーディだけど、試合中の彼みたいに、潔くピュアな印象が好感度大。
【む】無重力ダウンで宇宙へ
宇宙飛行はまだまだ遠い世界。だけど、宇宙飛行士の選抜試験合格者に、28歳の米田あゆさんの姿を見たとき、称賛とシンパシーを感じた人も多かったのでは? 無重力の宇宙に飛び立つ彼女に想いを馳せて、軽やかなダウンで地上の冒険を始めよう。近未来的な光沢も、今の気分にぴったり。
【う】ウーマン・ウォーキング
映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』は、抑圧された女性たちによる、尊厳を守るための話し合いとその末の決断を描くヒューマンストーリー。くじけずに前を向く姿に背中を押され、現実を進む相棒に選ぶなら、意志を感じさせる媚びないハイヒールパンプスを。
【ゐ】イヤー・オブ・ザ・ラビット
2023年の干支はうさぎ、というわけで、ぴょん! と耳もとを盛るトレンドに注目。エクストリームなビッグモチーフで、顔まわりにインパクトを持たせたい。ハートのピアスはふっくらとしたシルバー。90年代のポップなニュアンスも薫らせて。
【の】NO WAR PEACE FOR BALACLAVA
"バラクラヴァ"って実は、クリミア半島にあるウクライナの地名。コーディネートのフックになるフーディ小物だけれど、元は軍用の目出し帽から発展したもの。ミリタリーテイストは戦場でなく、平和な世界で笑って着よう。そんな願いを忘れずに。
【お】推しモコ
一気見&一気読み必至のストーリーで、老若男女の心をつかんだ『推しの子』。怒涛の展開と絡み合う人間関係の葛藤に、闇堕ちしそうな登場人物(と読者)を救ってくれるのは、たとえばこんな手ざわりのいいエコファーアイテム。
【く】クラフトなんとか
クラフトビール、クラフトコーラ、クラフトラムに続き、クラフトナンプラーまでも登場。ブームの中で、原点すぎて見落としていたクラフトニット。手編みの不揃いなタッチが、今こそモード。
【や】槍投げタイッ!
世界陸上やり投げ競技で、大逆転の金メダルを獲得した北口榛花選手。「世界で一番幸せ」と語った笑顔のインタビューで、見た人の心を鷲づかみに。抜けるような空の色をしたシアータイツをはいて、のびのびと躍動感のある彼女のスタイルにあやかりたい!
【ま】街とその短い丈
村上春樹、6年ぶりの最新長編『街とその不確かな壁』は、過去の作品のモチーフを変奏しながら、隔てられた世界を逍遙する物語。作中の登場人物は、膝下丈のスカートとチノパンをはいている描写が多い気がするのだが、読む側はミニマムなショートパンツで、作品世界に没入するのはいかが?
【け】元気ですか!
伝説のプロレスラー、アントニオ猪木が他界し、今年はお別れの会も行われ回顧本も発刊。俳優・倍賞美津子と結婚していた1970年代頃のアントン、今見ると素敵。レトロスポーティなスタイルが似合うおしゃれスターカップルでした。
【ふ】ブラー、来日!
SUMMER SONIC 2023に、ヘッドライナーとして出演したブラー。久しぶりの来日に新旧ファンが大興奮! 夏フェスの熱気冷めやらぬムードは"見せブラ"のレイヤードスタイルで発散。シアートップスに合わせて、ロックな気分を開放したい。
【こ】GOD SAVE THE QUEEN KING
イギリス国王チャールズ3世の戴冠式が行われ、70年ぶりに君主はクイーンからキングへ。UKパンクを象徴するタータンチェックのツナギで、新しい時代も反骨精神を忘れずに。
【え】エシ蛙化現象
好意を抱いている相手のささいな言動に、気持ちが急に冷める、という意味で流行語となった「蛙化現象」。サステイナビリティへの取り組みは、真逆の姿勢で続けていきたい。CFCLとasicsのコラボスニーカーは、生産時の温室効果ガス排出量を削減。エシカルな「還る化」に取り組む。
【て】照れずにコートはBeReal
一周回って気づく、SNSで見せる姿もアウターもホンモノが一番ってこと。エレガンスブームに乗っかって、正統派なチェスターコートが戻ってきた。気持ちオーバーサイズに進化したのが今年流。
【あ】新しいデニムのリーダーズ
セーラー服でのパワフルなダンスが鮮烈なガールズグループから目が離せない。「オトナブルー」なインディゴデニムを、90年代テイストでデコラティブにアレンジしたディーゼルの新作は、新しい感性をリードするのにぴったり。
【さ】サングラスチュアリ ‒全域‒
顔全域を覆うグラマラスなサングラスが気分。Netflixドラマ「サンクチュアリ-聖域-」では、相撲界を題材に熱いストーリーが人気を博した。力士に扮した俳優たちの体当たりの演技に加え、元十両飛翔富士も、グラムな存在感を発揮。
【き】黄身たちはどう着るか
たまごの黄身みたいなイエローが裏トレンド。エコファーのフリンジがゆらめくスカートで、ファンタジックなムードで着てみたい。宮崎駿監督の最新作、映画『君たちはどう生きるか』に登場するアオサギのクチバシも、こんな色でしたよね。
【ゆ】優勝WBC(ダブルボトムコーディネート)
ダブルボトムレイヤードの一体感は、見事なチームワークでWBC優勝をかなえた日本代表のごとし。ラップスカートとフレアパンツのバッテリーが効果的に機能して、アクティブな印象に。
【め】名人戦ジャケット
ボックスシルエットの端正なジャケットからはインテリジェンスがにじみ出る。知のスポーツ、将棋の世界では史上最年少、21歳の藤井聡太名人が就位。和装もいいけど、知性が背広着て歩いているようなジャケット姿も素敵です。
【み】ミッション:スキンタイトポッシブル~デッドレコニング~
体をしなやかに躍動的に見せるスキンタイトトップス。ボディコンシャス、といえば、61歳で自らの肉体の限界に挑むアクションシリーズに出演のトム・クルーズ! いつまでもお元気でいてください。
【し】シアー・プラ靴ティス
羽生結弦選手のプロ転向&「SharePractice」でも話題のYouTubeチャンネル開設1周年! ロマンティックで、繊細かつ力強いスケーティングと、シアーなメリージェーンを重ね合わせて、ついてゆきますどこまでも!(歩きやすいし!)。
【ゑ】エブエブ(エブリシングブローチエブリウェアブローチオール・アット・ワンス)
いろんなモチーフブローチを、いろんな場所に、好きなだけつけてみよう。アカデミー賞作品賞を獲得した混沌のマルチバースムービーみたいに、 新しい世界への扉に通じるかも。
【ひ】光る靴へ
ラインストーンをちりばめたブーツに、思わず「光るとはこれをいうべきにや(まばゆいほど美しいとはこのことかしら)」(『源氏物語』「若紫上」より)。来年のNHK大河ドラマは、紫式部が主人公の『光る君へ』。
【も】モンスター井上に捧ぐ薔薇
華麗で力強くてなんてったってロマンがある! 旬モチーフの薔薇柄のイージーパンツから連想するのは、ボクシング世界王者で、"モンスター"の異名を取る井上尚弥。12月には4団体王座統一戦が開催予定。どんな強さを見せてくれるだろう。
【せ】世界選手権で輝く笑顔!
世界フィギュアスケート選手権で、日本男子初の連覇を遂げた宇野昌磨。キス&クライでは、ミラーボールのようにスパークする笑顔を見せてくれた!
【す】スーパーシャイでもノーボトム
K-POP界に現れた時代のアイコン、NewJeansの「Super Shy」が世界チャートを賑わせた。ミュウミュウが火つけ役になった流行、ノーボトムルックみたいに大胆で、痛快で、最高に可愛い! いろは47文字、これにて終了!