ピンクのアイテムをまとって、東京でモードな桜を楽しむ

冬から春へ。まぶたに日差しのまぶしさを感じたら、東京も桜のシーズンイン。ピンクのウェア、小物、フード、絶景どころと、桜花の要素がクロスオーバーするモードなお花見を企画。愛らしい花が舞い踊るなか、年に一度の宴を堪能して

初花と戯れて

プラダのドレス
ドレス¥968,000(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

抜けるような青い空に向かってのびのびと枝を伸ばし、花を咲かせる河津桜。陽春の光を浴びて、花見シーズンのスタートを感じさせる。軽やかになびくのは、オーガンジーとガザル織のノースリーブドレス。フロントにパネルのように重なった桜色のオーガンジーが薫風にはためいて自由自在に舞い、まるで花の精が巻き上げた光の粒のように、うっとりと夢心地にさせる。周りに漂う春霞とともに、すべてをパウダーピンクに染め上げて。

花便りに託す思い

TASAKIのリング
リング(右手)「クーゲル ダブルフィンガーリング」〈K18SG、あこや真珠、ダイヤモンド〉¥501,600・(左手)「チャンツ リング」〈K18SG、あこや真珠、ダイヤモンド〉¥486,200/TASAKI 時計「True Square×Ash Barty Limited Edition」〈38㎜/レザー、MOP〉¥344,300/スウォッチ グループ ジャパン(RADO) ニット¥15,400/TOMORROWLAND(マカフィー)

桜の透かし入りの便箋に書家の今子青佳がしたためたのは、歌人の伊藤紺の短歌。「自分が満ちている、満たされているときに、それでも、だからこそ、会いたくなる人」が自分の好きな人、という思いが込められている。桜が満開になるさまと、思いが満たされる心情が視覚的につながって、多幸感に包まれる。その華やいだ気持ちを桜色のジュエリーと時計に託し、手もとでも春の訪れを寿いで。上品で趣のある淡いピンク色はTASAKI独自の"SAKURAGOLD™"。パールの白とダイヤモンドの輝きをいっそう際立たせる。

歌人・伊藤 紺
1993年東京都生まれ。著書に歌集『気がする朝』(ナナロク社)、『肌に流れる透明な気持ち』『満ちる腕』(ともに短歌研究社)など。NEWoMan新宿での特別展示、俳優の上白石萌歌の写真展『å』への作品提供などでも活躍。

書家・今子青佳
1991年岡山県生まれ。2019年財団法人日本習字教育財団8段(最高位)取得。2017年の展覧会『恋よりももっと次第に飢えていく』以降、『桜』『歌はないことすら歌』「今子青佳書道展 筒井康隆『残像に口紅を』」などコンスタントに個展を行う。

桜色で私がアートに

マックスマーラ のジャケット、スカート
ジャケット¥262,900・スカート¥122,100・ブーツ¥237,600(参考価格)/マックスマーラ ジャパン(スポーツマックス) 肩と足もとの花/スタイリスト私物

ソリッドなテーラードジャケットとスカートをやわらかいシアー素材で包み込んで。甘いシャーベットピンクの生地が重なり合うことで輪郭がにじみ、やさしく繊細な表情がふわりと浮かび上がる。春爛漫の空の下で風をはらんだ布の動きに呼応するように、大輪の花が肩や足もとで開花。まるで自分自身が満開の桜のアートになったよう。この高揚した気持ちが花びらとともに散ってしまう前に、今すぐ白いフレームに閉じ込めて。

心浮き立つ花支度

ロエベのバッグ、キーホルダー
バッグ¥309,100・キーホルダー¥83,600/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ) 靴〈ヒール5.5㎝〉¥130,900/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン) メガネ¥64,000/マイキータ ジャパン(マイキータ) ノート¥27,000/スマイソン

春色の小物を揃えて、心躍るロケーションに出かけたい。手にするバッグとポーチつきキーホルダーは、小石を模したスナップが特徴的なロエベの「ペブル」から。淡い桜ピンクは日本限定色。中には桜模様を記録する、カバーのピンクと中面のブルーのコントラストが美しいノートと、ネオンピンクがキッチュなメガネを忍ばせて。足もとはホログラムピンクの「Miss Jane」でプレイフルに。

野で花香る装い

ジル サンダーのピンクのドレス
ドレス¥400,400/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー) ヘアクリップ(2個セット)¥4,400/トレス オンライン(トレス)

ツイーディなニットロングドレスは鮮やかさが際立つチェリーピンク。愛らしい桜との共演で美しいグラデーションを見せる。凹凸感のある表情とカットオフしたネックや袖ぐりが、リュクスなムードにアクセントを。ヘアを飾るのは、ソメイヨシノのような花びらを想起させるピン。クリアな花とゴールドのパーツのコンビネーションだ。ビビッドなチェリーピンクと桜の薄紅色のダブルカラーで、花見気分も最高潮に。

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