2023年11月の開業から変化を続ける麻布台ヒルズに、ラグジュアリーブランドの店舗が続々とオープン。こだわりが詰まった上質な空間を堪能しよう。
エルメス 麻布台ヒルズ
日仏の芸術に囲まれて、緑豊かな庭園を望む
麻布台ヒルズの中央広場前に現れたエルメスの新たな館。和紙を挟んだガラスが覆う建築は柔らかな光を放ち、灯籠のように周囲を照らす。窓の外では木々が揺れ、空がのぞく。中と外の境界の一体化を目指した店内は、自然からインスピレーションを得た素材や色彩であふれ、日本の職人技を多用して独自の美を生み出す。また、パリのフォーブル・サントノーレ店の精神を受け継いでいるのも大きな特徴。入り口前に植樹されたりんごの木は、1940年代から第一号店の屋上庭園で同じ木が育まれてきたというヒストリーに由来する。さらに、フランスから届いた貴重なアートの数々も。メゾンの文化が詰まった空間で、その奥深さを肌で感じて。
東京の空の下、パリのフォーブル・サントノーレに想いを馳せる
セリーヌ 麻布台ヒルズ
エディ・スリマンの感性を堪能する、寛ぎの空間
桜麻通りに面した新店は、エディ・スリマンが、建築全体から細部に至るまでを徹底プロデュース。230平米を超える2フロアの作りで、存在感のあるスケールが見どころだ。21世紀のブルータリズム建築を背景に、最高級の天然素材で表現。真鍮が輝く階段を上がった先には、店舗の特徴とも言えるラウンジエリアが広がる。エディがデザインした、ウッドやファーを多用した、ぬくもりを感じる家具に、心地よく光が差し込む大きな窓。VIPサロンのような贅沢なスペースを、訪れる誰もが味わえる。
サンルイ 麻布台ヒルズ
待望の路面店で、クリスタルの奥深き魅力に陶酔する
サンルイのクリスタルの美しさには、これまでエルメスの店頭で触れてきた人も多いはず。ついに、メゾンの世界観を存分に味わえる国内唯一の路面店が麻布台ヒルズにオープンした。1586年にガラス工房として発祥した、ヨーロッパ最古のクリスタルメゾン。創業から440年近くたった今も、製品はすべてフランス北東部のサンルイ=レ=ビッチュ村にある工房で職人たちの手で生み出されている。職人技が凝縮された優美なシャンデリアが誘う空間で、インテリアからテーブルウェアまで多彩なコレクションと出合える。














