秋冬のランウェイを席巻し、種類豊富に出揃ったブーツ。ここ数年じわじわと人気が高まっている、モード指数をアップするロングブーツを厳選して紹介。この冬の相棒となる、運命の一足を探して
秋冬のランウェイを席巻し、種類豊富に出揃ったブーツ。ここ数年じわじわと人気が高まっている、モード指数をアップするロングブーツを厳選して紹介。この冬の相棒となる、運命の一足を探して
CHANEL（シャネル）
ストレッチがきいたスエード素材を採用したシックなブーツ。ボリュームのあるドレスやハーフパンツに合わせて、服とのコントラストを楽しみたい。かかと部分のさりげないダブルCで主張して。
使い勝手がよすぎる、最旬の筒形ロング
メインストリームに復活してきたロングブーツを今シーズンは取り入れたい。中でもエントリーしやすい太めな筒形に注目し、装飾や色で個性が際立つ逸品をセレクト
GUCCI（グッチ）
足首に施したシルバーのスリムホースビット、ウェブ ストライプのタブなど、アーカイブスへのオマージュが光る。幅広いスタイリングに合わせられるベーシックな型がタイムレスな魅力を放つ。
FENDI（フェンディ）
シューズ部分を包み込むような円筒状のアッパーが目を引く。約100年にわたって受け継がれてきた伝統的なセレリアステッチに、クラフトの美学を宿して。
MIU MIU（ミュウミュウ）
汎用性が高く、やわらかい印象を与えるブラウン。ワックスを不均一に分配した加工を施し、特殊なツートーンのニュアンスを加えた。さりげないロゴがアクセント。
BURBERRY（バーバリー）
バックル式アンクルストラップ、ラウンドトゥ、広めの履き口などカジュアルに使いやすい一足。ライトブラウンのカーフレザーが表情を和らげる。ソールにはブルーの「馬上の騎士」デザインが。
GIVENCHY（ジバンシィ）
ニーハイの端正な筒形のレッグと、下からのぞくピンヒールのコントラストが映える。南京錠モチーフのバンドクロージャーがワンポイントに。
CELINE（セリーヌ）
エンボス加工のトリオンフが心憎い。チャンキーヒールにアーモンドトゥ、光沢のあるカーフスキンでレトロガーリーに。
タイトなロングはエッジィに
脚の形を際立たせるタイトロングブーツ。デコラティブなモチーフやシャープなシルエットで、足もとにインパクトを
DIOR（ディオール）
1960年代のスタイルに着想を得た「Belle-D」ブーツ。アッパーのパテントカーフスキンにゴールドトーンのスタッズをちりばめ、ロマンティックに。
BALENCIAGA（バレンシアガ）
ベージュのモノグラム地に足首まわりのベルトディテール。「B」のハードウェアを大胆にあしらい、パンクなムード漂う個性的な足もとに。
GIORGIO ARMANI（ジョルジオ アルマーニ）
ストレッチのきいたナッパレザーやサイドジップを配し、着脱しやすい。バックにはエンボスロゴをあしらったメタルパーツがきらり。
ACNE STUDIOS
メッシュ地のボディとスリングバックでヌーディな足もとを演出。履き口やかかとまわりを調整すれば、セカンドスキンのように心地よくフィットする。
VERSACE（ヴェルサーチェ）
トゥに配した小ぶりなリボンとソールには、シグネチャーであるメドゥーサのモチーフがのぞく。大人の乙女心をくすぐるルックスにときめく。安定感のあるブロックヒールが頼もしい。
STELLA McCARTNEY（ステラ マッカートニー）
存在感のあるポインテッドトゥに視線が集中。表はコーヒーブラウンのレザーの代替素材、裏地には森林に優しいビスコースとバイオ素材のブレンド生地を採用。
パンチを投入するスーパーロング
今シーズン多くのブランドが提案する、ミニ丈のウェア×サイハイブーツのコンビネーション。周囲と差がつく有能アイテムをピックアップ
『マッドマックス：フュリオサ』（’24）で注目を集めたアニャ・テイラー＝ジョイ。レザーのショートパンツとサイハイブーツで主人公フュリオサのようなタフさとフェミニニティを演出した
CHLOÉ（クロエ）
1970年代にインスパイアされたヴィンテージ感のあるオーバーニーブーツ。ソフトなカーフレザーはルーズにたるませることもでき、シルエットの変化を楽しめる。
COURRÈGES（クレージュ）
長いソックスを履いているかのように、脚にしっかりフィットする。肌ざわりのいいカーフレザーに包み込まれるような履き心地。ヒールに沿ったさりげないベルトの装飾が心憎い。
DIESEL（ディーゼル）
厚底の「HAMMER」から、脚全体を覆うサイハイブーツが登場。ゆったりとしたフォルムで着脱も簡単だ。なめらかな光沢のあるボディにトゥをカバーする「D」モチーフがアクセントに。
MICHAEL KORS（マイケル マイケル・コース）
いつものブーツでは物足りなくなったら、メタリックなカラーに挑戦してみるのも手。スクエアトゥとカーブヒールがモダンな印象に格上げ。
ALAÏA（アライア）
筒状のワイドなロングブーツとフェティッシュな足もとのコントラストがモダンな表情を作る。ピンヒールとトゥに施したささやかなリボンのあんばいが絶妙。
ロンドンのインフルエンサー、ベッティーナ。パフィなミニドレスにサイハイブーツを合わせメリハリのあるスタイルに
CHRISTIAN LOUBOUTIN（クリスチャン ルブタン）
大胆に型押しされたロゴに視線が集中。デニムと真っ赤なピンヒールのマリアージュがモードな魅力を引き立てる。
スパイスを投入するウエスタン
レトロなスタイルのリバイバルに伴って、ウエスタンブーツにも再注目したい。『アニー・ホール』（’77）を手本に、刺しゅうやフリンジなどのディテールをきかせて
ISABEL MARANT（イザベル マラン）
たなびくフリンジやブランド名の刻印入りゴールドパーツがデコラティブ。ユニークなコーンヒールとタイトなトゥがフェミニンなムードを醸す。
GANNI
ゴールドのメタリックなボディに、ハートや幾何学模様のチアフルなステッチを施している。ローヒールとポインテッドトゥでこなれ感も生まれ、上級者を気取れる。
OUR LEGACY（アワー レガシー）
ほっこりしがちなフォルムをぴりっと引き締める、エッジィなトゥやピンヒールのディテール。オールブラックで潔く、ウエスタンをスタイリッシュに取り入れたい人におすすめ。
POLO RALPH LAUREN（ポロ ラルフローレン）
コントラストのきいたカットアウトと、全体にあしらったステッチが特徴的。履き口が広く、ストラップの使用により着脱も簡単にできる。スタックヒールを採用したベーシックでクセのないシルエット。
ETRO（エトロ）
とがったつま先部分にはゴールドメタルの切り替えをあしらい、ソールにはシグネチャーのペガソとロゴを施している。ミニマルながら主張のあるエレガントな佇まい。
SONORA（ソノラ）
履き口のストラップやサイドのステッチなど、ウエスタン要素をふんだんに盛り込んでいる本格派。デイリーな装いにもマッチするベーシックなデザイン。ミラノのブランドらしく＂マカロニ・ウエスタン＂気分で取り入れて。
