今、コートを新調するなら、今シーズンを象徴するベストルックであり、かつ上質で、色褪せない逸品を。名だたるメゾンから登場した、年を重ねても袖を通したくなる運命の一着を見つけて
今、コートを新調するなら、今シーズンを象徴するベストルックであり、かつ上質で、色褪せない逸品を。名だたるメゾンから登場した、年を重ねても袖を通したくなる運命の一着を見つけて
CHANEL（シャネル）／ 装いをモードに昇華するエレガントなガウン風コート
メゾン発祥の地、ドーヴィルをテーマにしたコレクション。ファーストルックを飾ったのは、ゆったりとしたシルエットを描き、マチュアな存在感を放つコート。ベルトつきのロングコートを羽織れば、シネマティックな淑女の佇まい。肉厚なウールを採用し、胸もととポケットに配したボタンがさりげないポイントに。
SAINT LAURENT（サンローラン）／ボクシーなシェイプのコートがタフな女性像を後押しする
パッドを入れたビッグショルダーが目を引く、構築的なフォルム。エッジが際立つシングルブレストコートを、潔く素肌に重ねて。生地に用いた認証ウールは、動物福祉とよりよい管理形態に焦点を当てた、最高品質素材を用いている。この先も末長く着用するコートは、未来の環境まで配慮した素材でありたい。
GUCCI（グッチ）／風をはらんで軽やかに揺れるやさしい表情のレザーコート
レザーのハードなイメージを払拭するようなマテリアルは、ブリーチ加工が施されたカーフスキン。ペールトーンのイエローは、着るだけで気分が高揚する。足もとまであるAラインのビッグシルエットで、ドレッシーな趣をたたえて。襟もとにはロゴのデボス加工をワンポイント施し、ディテールにもこだわりが光る。
LORO PIANA（ロロ・ピアーナ）／吸いつくようになめらかなノーカラーコート
生後1年未満のヒルカス子山羊の下毛だけを使用したエクスクルーシブなベビーカシミヤ。極細の繊維で、空気のようなやわらかさと軽さを実現した。贅沢なダブルフェイス仕立ての生地は、肌ざわりのよさが随一。フロントのセルジオ・ボタンは厚みがあり、より留めやすくアップデートしている。極上の素材を用いたラグジュアリーな逸品だ。
JIL SANDER（ジル サンダー）／ジャストサイズで体に寄り添う、ダブルブレスト
大きな襟がアイキャッチなロングコート。新素材となるラマウールをダブルフェイスで使用しており、心地よい手ざわりと、驚くような軽さを実現した。スリムフィットながらも窮屈さを感じさせない絶妙なテーラリング。トレンドに流されないクラシックな佇まいを醸す。ベルトを外して2列に並んだボタンを留めても着用可能。長く楽しめる一着だ。
HERMÈS（エルメス）／頰ずりしたくなるムートンとタフなレザーの相反する品格
カーフスキンを用いた上質なピーコートが登場。しなやかで薄手、軽量だが重厚感もある革は、経年変化の味わいも楽しみたい。思わず触れたくなるムートンのワイドラペルカラーは取り外し可能。メゾンのロゴをエンボスしたボタンはコートと同素材。サイドにはパイピングつきポケットを施し、機能的に仕上げた。
FERRAGAMO（フェラガモ）／鮮やかな色のベルトコートは何にも縛られない自由の象徴
1920年代のファッションから着想を得て、社会的慣習から解放されたムードをアイテムに落とし込んだ今季。バーガンディが目を引く彫刻的なシェイプのロングコートは、ウール・カシミヤ混紡のボディに、光沢のあるサテンのライニングでエレガントに。存在感を放つローウエストのベルトは着脱可能な仕様。
MAX MARA（マックスマーラ）／ロングセラーのアイコンは一度腕を通せばやみつきに
体を包み込むサイジングとドロップショルダーでエフォートレスな着心地を実現。エッグラインがシルエットを美しく引き立て、シーンを問わず活躍する。ロングセラーたるゆえんは、この着心地のよさと汎用性の高さにある。さらに高品質なキャメルとシルクを用い、光沢のある短い毛並みをファーのように仕上げている。
