【齋藤飛鳥】ヴァレンティノの世界へ。アレッサンドロ・ミケーレによる魅惑の1stコレクションをまとう

アレッサンドロ・ミケーレが初めて手がけたプレスプリングコレクション「アヴァンレデビュ」。アーカイブスからインスピレーションを得た耽美で魅惑的なルックは、全171に及ぶ。クチュールメゾンの矜持が宿る服を齋藤飛鳥さんがシネマティックにまとう

ポルカドットのフリルドレスで映画のヒロインのように

SPUR2月号　齋藤飛鳥　ヴァレンティノ — ドレス￥869,000・レースタイツ（参考商品）（ともにヴァレンティノ）・イヤリング￥319,000・ネックレス￥495,000・バッグ〈Ｈ18.5×Ｗ24.5×Ｄ8〉￥539,000（すべてヴァレンティノガラヴァーニ）／ヴァレンティノインフォメーションデスク

ルックブックはノスタルジックなムードを醸し出し、一つひとつのアイテムにメゾン特有のコードがちりばめられている。そんなシーズンを象徴する一着を可憐な銀幕スターのように。「ラグジュアリーにまとうドット柄、好きです。ヴィンテージライクな『9to5』バッグは日常使いしやすそうでお気に入り」。

クールなパンツルックにはリボンとレースをふんだんに

「可愛いモチーフを複数かけ合わせているけど、全体が上品にまとまっているのが素敵」と語るのは、同素材のドレスとパンツを合わせたセットアップの装い。全身に小さなリボンをあしらっている。ボリューミーなラッフル襟と袖口、胸もとのレースをぐるっと囲むのは無数の小さな花。インパクトある要素を盛り込んだ、ミケーレの真骨頂ともいえる装飾的なスタイルだ。

センシュアルな総レースでロマンティックな夢を見る

繊細なレース越しに見える肌と大ぶりなアクセサリーのミックス＆マッチが、絵画のような幻想的な雰囲気を醸す。「淡い薄紫色と素材の組み合わせが新鮮。華やかさが心に残り、着たときのボディコンシャスなシルエットにも惚れぼれします」。ブラックのツヤのあるカーフスキンを用いた「ヴェイン」がペールトーンを引き締める。