ミナ ペルホネン 未来に向かって。はばたきの序章
創設して30年間、テキスタイルから服をデザインしてきたミナ ペルホネン。ブランドとデザイナー皆川明の未来への歩みはこの先も目が離せない
ミナ ペルホネン 未来に向かって。はばたきの序章
創設して30年間、テキスタイルから服をデザインしてきたミナ ペルホネン。ブランドとデザイナー皆川明の未来への歩みはこの先も目が離せない
森でトランプが舞うだまし絵的スタイリング
「forest card」は自然の風景をトランプの4つのモチーフに見立てて刺しゅうしたテキスタイル。同生地のミドル丈ドレスとコートを重ね、森の中で擬態する生き物のような、トロンプルイユ的スタイリングで。
深みのあるブルーがイノセントな時を紡ぐ
「aube」とはフランス語で夜明けの意味。こっくりと深く明るいブルーのドレスは、1日が始まる直前の無垢な時間を思わせる。上質な16番単糸のカシミヤを、高密で織り上げたダブルフェイスの生地を起毛加工。ソフトな風合いは肌の上を滑るような心地いい感覚をもたらす。肩のスリットから肌が見えるパターンで、直線的シルエットにリズムを加えて。
つぼみ模様のニットは弾むようなカラーで
つぼみの形を連続模様に編んだ、柔らかなテクスチャーのニット。ゆったりしたシルエットで、丸みのある袖口はつぼみのフォルムに呼応しているよう。ビビッドな黄と同色のボトムスを重ね、シックな黒を挟んで。
フリルで躍動する新しい「tambourine」
2000-’01年秋冬シーズンの発表以来、愛され続けているアイコン的な柄「tambourine」。定番だからこそ新しいアプローチを、ということで、近年はさまざまなとらえ方で再構築したアイテムが生まれている。ランダムに入ったフリルにアイコニックな刺しゅうを施したコットンドレスは、まさにその一着。小気味のよいフリルの動きに身を任せて。
柔らかな天竺素材のユーモラスなＴシャツ
フロントの猫にはALONE、背中のうさぎにはFRIENDと書かれたＴシャツを重ねて。超長綿シーアイランドコットンをゆっくり編んだ天竺素材は、柔らかく肌ざわりのよさが際立つ。手に持っているのは、「wind bird」と名付けられたテキスタイルのジャケット。ベルベットジャカードで羽ばたく鳥を表現している。
