今季は“コート未満”の【カーディガン】が大活躍！ 最新の羽織ものとコーディネートをチェック

【マメ クロゴウチ】差し色を合わせて細部まで抜かりなく

素材は、光沢とハリ感が特徴のモヘア糸。1点1点手作業で起毛加工を施すことで、空気をしっかりと含み軽やかな印象に。吊るし染めで袖に鮮やかな赤を入れることで、ドラマティックなデザインへと昇華した。ウェアはカーディガンを引き立てるモノトーンでまとめ、タイツで同じ赤を入れると小粋に。

【オーラリー】奥行きを生むカーディガン・オン・カーディガン

選び抜かれたベビーアルパカの原毛の中から、細かい繊維を手作業で選別したオリジナルの糸を使用。編み立てた後に、染めとファー加工を施すことで、程よい表情と柔らかな風合いが生まれている。コンパクトなカーディガンの上に少しゆったりとしたカーディガンを重ねて、単調にならないよう階層を作った。

【イザベル マラン】フラッフィーな質感はとことんガーリーに

ウールやアルパカを混紡した糸で、ファーのようにボリュームをもたせた。ナチュラルなエクリュカラーでも、コーディネートの中で存在感を発揮する優れもの。オーバーオールやクロシェスカーフと合わせると、溌剌としたガーリールックが完成する。

【アカネウツノミヤ】スポーツミックスで絶妙なバランスに

イタリアンメーカーのカシミヤを、丁寧に編み立てたクロップド丈のカーディガン。深めにあいたVネックと、リブ編みでシェイプされたウエストが、センシュアルなレースのスリップと好相性。ボトムスにはスポーティなトラックパンツを合わせ、緩急をつけるとこなれた佇まいが完成する。

【デターム】ブラウン基調のシックなカントリーウーマン

リサイクルポリエステルを含んだ、軽く暖かなシャギー素材を用いて。ショートレングスなため、幅広いデザインのボトムスとバランスを取りやすいのが魅力的。花柄のトップス、デニムスカート、スエードブーツと合わせ、カントリー調のスタイリングを作るのが今の気分。色数を抑えることで、モダンにまとまる。

ザ・ウォール ショールーム
https://determ.net/
050-3802-5577

【ヴェニット】とことんロマンティックな世界観でまとめて

ブランドオリジナルのパネル柄を、パイルジャカード編みで表現。凹凸のある質感に加え、ピンクとオフホワイトのミックスカラーが奥行きのある表情を生み出している。ボリュームのあるシルエットは、ざっくり羽織るだけでこなれた佇まいに。フリルシャツと淡いピンクのデニムを合わせ、思う存分甘いムードを突き詰めたい。

【コウタ グシケン】プレッピースタイルに捻りを効かせて

強撚のウール糸が持つ特性を生かしながら、あえてよじれる編み方を採用し表情豊かに仕上げた。襟と赤いラインが学生服のニュアンスを薫らせるのが印象的。同じシリーズのソックスをリンクさせ、ボトムスにはネクタイ風のベルトがついたスカートをチョイス。スクール風のアイテムでまとめ、フレッシュな装いを楽しみたい。

コウタ グシケン
https://www.kotagushiken.com/
info@kotagushiken.com

【アンドワンダー】ブラックスタイリングはムードでメリハリを

透け感のあるニットドレスには、あえてスポーティなカーディガンを羽織って。過酷な自然環境のシェットランド諸島で生息する羊の、高い弾力性と耐久性を持つウールを採用。胸もとのポケットと、肘当てには再生繊維を一部使用したエコナイロンをあしらった。タフさとセンシュアルさを併せ持つ、レザーベルトを“つなぎ”として差し込むのも忘れずに。

アンドワンダー
https://www.andwander.com/
03-5787-3460

【ベッドフォード】ビビッドカラーの配色で華やかさをプラス

膨らみのある太番手のポリエステル糸は、軽量で発色がよく、耐久性にも優れている。鮮やかなパープルカラーなら、オーバーサイズのカーディガンも重たい印象にならない。差し色として、思い切って首もとに印象の強い赤をプラスすると、グッと華やかな装いになる。

【ファルコネーリ】オールカシミヤのトーナルコーディネート

カーディガンをはじめ、素材はアイコニックな「ウルトラソフトカシミヤ」を採用。モンゴルと内モンゴルに生息するカシミヤ山羊の下毛を梳き、28番手の梳毛を2本撚り合わせることで、極上の柔らかさを実現している。今シーズン初登場となる無染色の「ウルトラソフトカシミヤ」を使用したVネックのジレと、アーガイル模様を編み込んだカーディガンを重ねて。ベージュのトーンオントーンにすることで素材の上質さを引き立てている。

FALCONERI銀座店
https://www.falconeri.com/jp/
03-6264-5063

【ハルノブムラタ】丈感も色みのバランスも“コントラスト”を大切に

毛足が長いモヘアは、ふんわりと優しい肌触り。スーパーロングのカーディガンに用いることで、エレガントなムードが加速する。あえてインナーにはパジャマを合わせ、抜け感のあるスタイリングを作りたい。その際ショートボトムスを選んで、丈感の対比を意識するとバランス良くまとまる。

ザ・ウォール ショールーム
https://harunobumurata.com/
050-3802-5577

【ピリングス】特徴的なディテールをリンクさせて

縮絨をかけることで、ポケットと脇にあしらったファスナーがうねり、ユニークなデザインに。ファスナーを開け閉めすることで表情が変わり、様々な着こなしを楽しめる。インパクトのあるカーディガンは、カプリパンツを合わせるだけで旬なコーディネートが完成。フリルが呼応するバッグで、遊び心を添えるのもおすすめ。

リトルリーグ インク
https://pillings.jp/
0800-300-1291

【オープンセサミクラブ】左右の異なるプリントで、スタイルに遊び心を添えて

責任ある生産が行われたことが証明されているRWSのウールに、クラシカルな2つの花柄をプリント。起毛加工を施すことで、ヴィンテージの風合いを目指した。エッジの効いたパワーショルダーのデザインも、花柄との化学反応で強く見えすぎない。細かいプリーツを施したスカートなど、ツイストの効いたアイテムと合わせるとほっこりせずにまとえる。

【ムッシャン】目指したいのはパンクが薫るバレエコア

上下逆さまにも着られる、変形ニットカーディガン。前たてのロングテープを結んだり、袖とフロントのボタンを留めたり外したりすることで、自由に着こなしを変化させられる。落ち感のあるドライタッチの強撚ウール糸は通気性が高く、長いシーズン愛用できるのも魅力的。レースアップソックスと、バレエシューズで甘いアクセントを添えると好バランスに。

【ジェーン スミス】小物でダッドなムードをにじませて

オーストラリア産のスーパーエクストラファインラムズウールの極細紡毛糸を使用。肌触りがいい軽やかな糸で編み立てた後、洗いをかけ膨らみと柔らかさを出した。袖は取り外しが可能で、5分袖になる2WAY仕様がうれしい。グリーンのネクタイやローファーで、渋さをプラスするとこなれて見える。