パリの街角で見つけた！いま真似したい、おしゃれな人のリアルコーディネート

インスピレーションの源はストリートスナップにあり！ 2026年春夏パリ・ファッションウィークの会場にて、目を引いたおしゃれな人たちの着こなしを分析！

Julie Ragolia / スタイリスト

抜群のセンスを放っていたスタイリストのジュリー。クラシックなテーラードジャケットに、半分がスカート、もう半分がパンツに設計されたアシンメトリーなボトムスを合わせてモードにスタイリング。トップスに選んだのは、サッカーチーム、リバプールのジャージシャツ。「今日試合があるから着てきたの」と話す姿からは、ウィットと余裕が感じられる。意外性のあるアイテムを巧みに取り入れ、自分らしく昇華させる技はスタイリストならでは。チームカラーとリンクさせた足もとの赤いフラットシューズで、遊び心をひとさじ。端正なルックにスポーティな要素を加えることで、気負いのないカジュアルモードを実現した。

Jacket - MARNI
Shirt - LIVERPOOL FC
Bottoms - BOTTEGA VENETA
Shoes - DEAR FRANCES
Eyewear - OLIVER PEOPLES

Instagram: @julieragolia

Yumi Lambert / モデル

大胆なグラフィックが印象的なコートをまとい、会場で圧巻のオーラを放っていたモデルのユミ。「コートはイッセイミヤケです。とてもお気に入り」と話してくれた。アイボリーを基調としたやわらかなカラーパレットに、ブラウンのアーティなプリントが美しく映える。ウエストベルトはあえて、軽くひと結びにすることで自然なゆとりを残して。ベーシックなトップスとワイドパンツを合わせて、スタイリング全体のトーンを統一しつつ、バッグとスニーカーはいずれもブラックでニュートラルな配色を引き締めた。コートの存在感を際立たせながら、肩の力が抜けた自然体の着こなしに。

Coat - ISSEY MIYAKE
Tops - LEMAIRE
Pants - LEMAIRE
Bag - SAINT LAURENT
Sneakers - NIKE

Instagram: @yumilambert

Rose Langenbein / スタイリスト・モデル

バッグのブランドを聞くと、「ボッテガ・ヴェネタと言いたいんだけど、これはショーのインビテーションのネットバッグなんです。そこにメゾンマルジェラのクラッチバッグを入れちゃった（笑）」とちゃめっ気たっぷりに話してくれたローズ。ネイビーのダブルのブレザーとハイウエストデニムを合わせた正統派なスタイリングだが、よく見るとこだわりが垣間見える。たとえばニットの下から柄トップスをのぞかせたり、デニムの上からレザーベルトを巻いたり、レイヤードや小技でひねりを利かせた。ジャケットの肩のラインやデニムのゆるさなど、シルエットのさじ加減にもセンスがにじみ出る。

Blazer - DOROTHEESCHUMACHER
Tops - LESS BY JNBY
Knit - PRADA Vintage
Jeans - LITKOVSKA
Bag - BOTTEGA VENETA/MAISON MARGIELA
Shoes - CELINE Vintage
Eyewear - ANDY WOLF

Instagram: @roselangenbein