【PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE】自分の色が見つかる店

青山のみゆき通り沿いに「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE / AOYAMA」が移転オープンした。空間デザインを手がけたのはデザイナー・アーティストの吉岡徳仁。アジア最大の旗艦店となるスペースには三宅一生のもとでデザインを学んだ彼ならではのアイデアが随所にちりばめられている。たとえば、ケースには平らに置かれた衣服の美しさを生かすために特注のガラスを用いることで贅沢な空間に仕上がった。そして特筆すべきは、1階にてこの店舗のみで展開する「プリーツウォール」。糸から開発し、服の形に縫製してから全体にプリーツをかける“製品プリーツ”の技法や服づくりの工程を視覚的に楽しめるというもので、服が持つカラフルでリズミカルなムードを体感できる。2階にはシーズンカラーのアイテムが並び、3階には定番商品や広々としたフィッティングルームなどを完備した。ガラスから差し込む自然光とアルミニウムを取り入れたミニマルな空間で、服とともに唯一無二のデザインの美しさを堪能したい。

整然と並べられたラック。ハンガーのフック部分をアルミニウムのフードで隠すことにより、服が浮いているように見える

（左）2階と3階にはプリーツ加工を施したカバーのソファが並ぶ
（右）ミラーを多用したスタイリッシュなフィッティングルーム

春夏はプレイフルなパターンを展開。

ガラスケースの中には平面にディスプレイされたアイテムを見ることができる。プリーツの繊細な仕立てやコンパクトに収納できる点など、プロダクトの機能美に魅了される