【佐藤栞里】 夏に映える、マックスマーラのビッグジャケット

vol09 マックスマーラのサマージャケット

体を優しく包み込むコクーン形のフォルムが、エレガントかつモードな女性像へと導く。風をはらむビッグシルエットの軽快な着心地も魅力。　

アメリカ人画家のジョン・シンガー・サージェントが描いた肖像画から着想を得た、マックスマーラの2025年プレフォールコレクション。ギルデッド・エイジに活躍した富裕層たちのシックで遊び心のあるスタイルをモダンに再解釈した。中でも目を引くのが、クリーンな白のビッグジャケット。ひと目見てわかる通り、ブランドを代表する「テディベア アイコン ショートコート」と同様のシルエットだ。

「ボリューム感がありながらも軽やかで、ほかにはないシルエット。＂ただ着るだけで決まる＂から、これだけ皆さんに愛されているのだと思いました。冬の定番も素敵ですが、気負わず着られる夏仕様も素敵ですね」。

独自のテクノメッシュ素材を採用した一着は、夏から秋の始まりまで似合う涼やかな着心地も実現。「Ｔシャツやシャツ1枚で済ませてしまうことが多いけど、暖かな季節にこそアウターを着こなす方って真の上級者だと思うし、憧れます」