【佐藤栞里】 品格があふれる、ロエベの「マドリード」バッグ

vol08 ロエベのマドリード バッグ

あえてジップは開けて、ぺブルクロージャーを留める。ストラップをたたんでクラッチ風に持つ。既成概念にとらわれず自由にバッグを持つ楽しさを教えてくれるデザイン。

「ベーシックなシャツとか、なんてことないニットとか、日常着も“特別”になるバッグ。品格があふれていて、スタイリングを格上げする頼もしい存在になりそう」と佐藤さんが語ったロエベの「マドリード」。

ブランド発祥の地の名前を冠した新作は、シックな佇まいながら、個性あふれるトラペーズシェイプが目を引く。この芸術的なフォルムをかなえるため、ロエベは極上のサプルカーフスキンを開発。特別な素材を贅沢に使用し、折りたたみ式のマチ構造や、ショルダーとクロスボディの両方を楽しむことができるストラップといった唯一無二のギミックを実現した。

「洗練されたルックスはもちろんですが、肩に掛けやすく、荷物の出し入れがしやすいのもうれしい」。人間工学に基づいたショルダーパッドやマグネット式のぺブルクロージャーなど、高いクラフツマンシップにより現代の＂用の美＂を追求した名作に、今、モードラバーが熱視線を送っている。