アートな服をまとって、五感を刺激するオーベルジュへ【VILLA COMMUNICO(ヴィラ コムニコ)】

至極の時間と新しい旅のスタイル

旅慣れたおしゃれな彼女の次なる目的地は、五感を刺激する宿。豊かな食材とアイデアに満ちたもてなしに触れる体験はクリエイティビティを刺激する時間となる。アートな服をまとって、くつろぎのデスティネーションへ

至極の時間と新しい旅のスタイル

旅慣れたおしゃれな彼女の次なる目的地は、五感を刺激する宿。豊かな食材とアイデアに満ちたもてなしに触れる体験はクリエイティビティを刺激する時間となる。アートな服をまとって、くつろぎのデスティネーションへ

ドリス ヴァン ノッテン

トレンチコート¥365,200・中に着たシャツ¥95,700・パンツ¥145,200(すべてメンズ)・靴¥151,800/ドリス ヴァン ノッテン
トレンチコート¥365,200・中に着たシャツ¥95,700・パンツ¥145,200(すべてメンズ)・靴¥151,800/ドリス ヴァン ノッテン

古都に咲いたひとときの花

ひと夏の旅を目指してたどり着いたのは、奈良の若草山の麓にあるオーベルジュ「VILLA COMMUNICO」。古くからある土産物店の外観を残したという、レトロなエントランスが目印だ。パステルカラーの色彩を重ねた着こなしが、昔ながらの建築様式と鮮やかな対比を描く。都会的なトランスペアレントのマテリアルが、軽やかな風を運ぶ。

プラダ

ニット¥297,000(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)
ニット¥297,000(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

自然に囲まれた優雅な空間でひと呼吸

目的地に到着し、部屋の窓を開け放ってみる。都会では味わえない静けさと、深い自然に包まれて。スローテンポな旅を始めるために、バルキーなシルエットのサマーニットに着替えて、まずは深呼吸。ダメージ加工を施したボーダー柄が、未知なる場所での好奇心をかき立てる。

シャネル

トップス¥581,900・スカート¥565,400/シャネル
トップス¥581,900・スカート¥565,400/シャネル

太陽に溶け込むアプリコットカラーの魔法

軽やかな色調で仕立てられたツイードのセットアップは、旅の高揚感に寄り添ってくれるデザイン。トップスやスカートの合わせの部分に、シアーな素材やシフォンのリボンをあしらった仕掛けもユニークだ。日焼けした肌とも好相性なカラーパレットは初夏にぴったり。

ボッテガ・ヴェネタ

ボッテガ・ヴェネタ
シャツ¥220,000・スカートパンツ¥341,000・ベルト¥105,600・靴¥236,500・トラベルバッグ¥1,452,000・斜め掛けにしたバッグ¥341,000・ピアス¥211,200/ボッテガ・ヴェネタ ジャパン(ボッテガ・ヴェネタ)

日常と旅先をシームレスにつなぐ服

リラクシングな表情のカフタンシャツは、穏やかな時を過ごすための服。風をはらみ、ドラマティックな動きを演出するアシンメトリーのスカートパンツと合わせ、絵になる佇まいに。

FUMIKA_UCHIDA

トップス¥50,600・パンツ¥82,500/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA)
トップス¥50,600・パンツ¥82,500/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA)

モダンに昇華したフリンジがスパイス

解放的な気分に誘われて選んだのは、細いコットンテープをフリンジのように配したホルターネックのトップス。一枚で着てもインパクトがあり、いつものワードローブと重ねれば旬な表情にアップデートしてくれる。ディナー前の浮き立つ気分にもぴったり。

ジル サンダー

シャツ¥341,000・スカート¥305,800・ブーツ¥282,700/ジルサンダージャパン(ジル サンダー)
シャツ¥341,000・スカート¥305,800・ブーツ¥282,700/ジルサンダージャパン(ジル サンダー)

クラシカルな空間とモダンな装いで

シルク混のハリのあるシャツと、スカートは転写プリントを活かしたアート作品のような佇まい。素肌にまとうとほどよく風を通し、肌にさらりとした感覚を残すマテリアル。オーベルジュのディナータイムにも適した端正なシルエットもうれしい。大正時代から続く意匠を残したラウンジともベストマッチ。

アートな服をまとって、五感を刺激するオーの画像_7
ドレス¥132,000/ISSEY MIYAKE INC. (ISSEY MIYAKE) パンツ¥82,500/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA) ブーツ¥248,600/セルジオ ロッシ カスタマーサービス(セルジオ ロッシ)

拡張性をもった服がクリエイティビティを刺激

ISSEY MIYAKEの新アイテムは和紙を着想源に、柔と剛の要素を併せ持つドラマティックな素材が面白い。伸ばしたり、折り畳んだりできるプリーツの仕立てはワークテイストなチノパンと合わせてカジュアルダウン。旬のクラフトのムードは旅先でこそ大胆に取り入れたい。

ザ・ロウ

コート¥733,700・パンツ¥257,400・靴¥172,700/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)
コート¥733,700・パンツ¥257,400・靴¥172,700/ザ・ロウ・ジャパン(ザ・ロウ)

風景にドラマを生む贅を尽くしたコート

ラグジュアリーな光沢感をたたえたコートドレスをまとって、若草山の頂上を目指す。シャンタンの生地で仕立てられたコートは体をゆったりと包み込み、構築的なフォルムを描き出す。穏やかな気持ちへと誘う、黒のワードローブは旅のハイライトに静かに寄り添う。日常の喧騒から逃れて、奈良を一望できる空間で何よりも贅沢な時間を味わいたい。

奈良の食文化の奥深さを凝縮したレストラン

アートな服をまとって、五感を刺激するオーの画像_9

若草山で毎年1月に行われる山焼きや東大寺の修二会など、原始的な火との関わりが深い奈良。そこに着想を得て、VILLA COMMUNICOのオーナーシェフ堀田大樹はオーダーメイドの薪台をフロアのオープンキッチンに設置。目の前で、奈良の豊かな食材に火を加えて調理する姿が楽しめる。季節のディナーコースには、奈良で採れたグリーンアスパラガスと県内の酪農ファーム、ラッテたかまつで作るチーズを使用したピスタチオソースのリゾット(下)、薪火でグリルしたレアに近い鹿肉と紫にんじんのタルタル(右)が加わって、初夏の趣に。発酵食品を用いたソースに至るまで、一皿一皿が味わい深い。

VILLA COMMUNICO

2024年9月にオープンしたばかりの「ヴィラ コムニコ」は奈良公園内にあり、若草山の麓というアクセスしやすいロケーションにある。2022、2023年ミシュランガイド奈良特別版で1ツ星を獲得した「コムニコ」のオーナーシェフ堀田大樹が、同県の東生駒から移転し、新たに始めたガストロノミー・オーベルジュだ。5つの客室があり、クラシックなラウンジも素敵。

1泊2食つき67,000円(税込み)~/人(大人2名利用時)
奈良県奈良市雑司町486の5

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