身長別で着回し! 夏に頼れる、大人の【きれい目ワンピース5選】
7月に入ってうだるような暑さの日が増え、朝のスタイリングの際も気が乗らない人が多いのでは? 私は、ニュースキャスターの「今日は暑くなることが予想されます」といったコメントを耳にした日は、ワンピースに頼ることにしています。一枚でさらっと着られて、エフォートレス。しかも、ワンアイテムで全身がお洒落に決まる。夏を心地よく過ごすために、こんな万能アイテムを味方につけない手はありません。
今回は、インナーや羽織り次第で一年を通して着用することもできる、注目の名品ワンピースをピックアップしました。ミラベラのバイヤーOKADAとSPURエディターSASAYAMAが、イチオシのアイテムを実際に試着してレビューします。蒸し暑い夏の日も、自然と気分が上がる珠玉のラインナップを是非チェックして!
エディター歴も3年目に突入。周囲の人の着こなしが気になって仕方ない私服ウォッチャーで、街やSNSでも常に目を光らせています。ミニマルで、少しひねりのある服が大好物。身長172cm、骨格はウェーブ。
某セレクトショップにて8年間、国内外のメゾンからコンテンポラリーブランドまでを幅広くバイイング。その後エクラプレミアムでMDバイヤーを経験し、現在はミラベラのバイヤーとして活躍。大人の女性が心ときめくトレンドアイテムや、上質なベーシックアイテムを探して日々奮闘中。食と美容、旅好きのアラフォーバイヤー。身長157cm、骨格はウェーブ。
【THE ROW】のドレス
一見普遍的でありながら、洗練されたデザインと、さりげなくひねりを効かせたディテールが他に類をみないブランド、ザ・ロウ。装飾を極限まで削ぎ落とすことで、コットン100%の生地本来のテクスチャーを引き立たせたシックな一着だ。ベージュの下に黒のドレスをレイヤードした仕立てで、所作に合わせて裾から生地が繊細に見え隠れする表情が美しい。本体とインナーの2ピースは別々で着用することもでき、気分によって着回すことができる。サイドには深めのスリットが入っており、ミニマムな一着に奥行きを生むだけでなく、足さばきの良さも兼ね備える。
RECOMMEND:エディターSASAYAMA
「静謐な美しさが漂うザ・ロウのドレスは、着用すると心まで整うかのような不思議な魅力があります。ミニマルを突き詰めたデザインだからこそ、どんな着用者にもすっと馴染み、同時に各々が持つ個性を引き立たせてくれる。一見シンプルなのに、細部にはっとするデザインの妙が潜んでいるのも唯一無二ですよね。この一着は、裾や背面のカッティングから黒いインナードレスをほんの少しだけ見せた仕立て。”侘び寂び”の美意識も彷彿とさせる、美しい一着です」
【MERLETTE】のドレス
デコルテ部分から細かくギャザーをあしらった、アイコニックなティアードワンピース。綿100%の生地をたっぷりと使用し、動くたびに軽やかに裾が揺れる。うっすらと光沢感のある質感で、高級感も演出。ふんわりと広がりのあるカットなので身体のラインを拾わないのも人気の秘密だ。ミディ丈で全身のメリハリも作りやすく、脚を出すことに抵抗がある人は、下にパンツを合わせても決まりやすい。フェミニンなデザインながら、大人でも取り入れやすい一着だ。
RECOMMEND:バイヤーOKADA
「動くたび、Aラインのフォルムがロマンティックに揺らめく様子にときめきます。身長157cmの私は、着用するとひざ上の丈感。一枚でワンピースとして着る際は、ソックスを合わせると安心感が。爽やかなサックスブルーにウェッジソールの少し武骨なローファーを合わせることで、全身のバランスを取りました。アクティブな日には、ボトムにデニムを合わせても相性が良さそうです」
【CLANE】のワンピース
アセテート、レーヨン、コットンを用いた、凹凸のあるギンガムチェックが表情豊か。身体のラインを美しく見せるカッティングと、ドラマティックな上見頃のデザインによって、素朴な生地感ながらモダンな装いに仕上がる。また、ウエスト位置を通常より少し高く設定しており、スタイルアップ見えも自然にかなえる。ネックラインに配されたドレープは、スクエア型のモチーフが重ねられたもの。表情に華やかさを添えて。たっぷりとした生地は腕まわりをカバーする効果も。ボリュームのあるルックスながら、薄手の生地なのでジャケットとの相性も抜群。
RECOMMEND:エディターSASAYAMA
「ウエストの切り替えが高いことで、着るだけで身体がぐっとスタイルアップされて驚きました。一枚で着ることが多いワンピースだからこそ、小さな変化によって自信を持って着こなせると嬉しいですよね。身体のラインに沿うようなシルエットと、胸元のラッフルデザインのメリハリも絶妙。ゆったりとしたドレスももちろん大好きですが、少しタイトで特別な気持ちになれる一着もワードローブに加えたいところ。日常からオケージョンまで、幅広く活躍しそうです」
【TOGA PULLA】のドレス
古田泰子が手掛けるトーガのコレクションエッセンスを、より日常的に取り入れられるアイテムを展開するトーガ プルラ。異なるパターンを自由に組み合わせたアシンメトリーなワンピースは、それひとつで個性的なスタイルを完成させる魔法のような一着。しなやかな落ち感が特徴のレーヨン素材を採用し、アバンギャルドなデザインの中にも、エレガントな雰囲気を併せ持つ。丸みを帯びたショルダーラインを形作る肩パッドは、取り外しも可能。シーンに合わせてアレンジしたい。
RECOMMEND:エディターSASAYAMA
「肩パッドが入ったオーバーシルエットの佇まいには、どこかレトロな雰囲気が。母のドレスを譲り受けて着たときのような、”温故知新”な気持ちを思い出しました。クリーム色とライトブルーの優しい花柄をドッキングしたデザインは、左右非対称で個性的な魅力も。パターンの切り替え部分が曲線状になっていたり、フェミニニティとエッジィなひねりとのバランスが絶妙です。秋冬は肩パッドをオフして、端正な黒のジャケットで引き締めて着てみたい」
【CECILIE BAHNSEN】のドレス
ストイックな印象のブラックカラーのドレスは、ブラトップのような胸元のデザインや、細かいギャザーのディテールが光る個性派。裾は左右に向かってやや短くカットされ、心地よいボリューム感を演出。バックにはリボンをあしらい、好みに合わせてアレンジすることが可能だ。乙女心をくすぐるロマンティックなデザインを、シックなカラーで大人でも楽しめる一着に仕上げた。生地には、ツヤ感のあるポリエステル素材を採用。ネットを使用すれば、自宅での洗濯機洗いも可能だ。
RECOMMEND:バイヤーOKADA
「ハリと光沢感のある素材で、フォーマルからデイリーまで使える万能選手。ノースリーブ且つ短めの丈感なので、セカンドスキンのインナーやパンツの合わせ次第で、スタイリングの幅が広がりそうです。立体的なバックリボンは気になる二の腕や後ろ姿もさり気なくフォローしてくれるのが嬉しい。安心感のあるブラックドレスは思わず手が伸びてしまうアイテムですが、随所にちりばめられたフェミニンなディテールに、心が浮き立つ一着です」
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