【ティファニー】【ブシュロン】ほか、世界観に浸る東京ニューショップ巡り

近年オープンした旗艦店も見逃せない。個性あふれるリュクスな場所で、ほかにはないショッピング体験がかなう。

ブシュロン 銀座

日本文化と自然を賛美する、ミュージアムのような異空間

銀座の中央通りでひと際目を引く、ブシュロンの新拠点。本店に次ぐ、世界最大規模の広さで4フロアからなる館は、贅を極めたこだわりの内装で、一歩足を踏み入れると異世界のよう。フロアごとにまったく違う雰囲気と、多くの日本のアーティストとコラボレーションしたデザインが印象的。また、革新的な自然への没入体験も。店内のスクリーンとファサードに、四季を表す景色がリアルタイムCGで生成され映し出されているのだ。パリのメゾンによる日本文化と自然への賛美があふれる。

ブシュロン 銀座

創業者がジュエリーデザインに多用したアイビー柄のモザイクタイルが広がる1階。

ブシュロン 銀座

ブライダルフロアには、日本のデザインスタジオ「YOY」が手がけた白い樹木のオブジェが。デバイスに願いを記すと、テクノロジーによって文字が音と光に変換され、ツリーから流れる。

ブシュロン 銀座

2階のVIPルーム近くでは、アーカイブを再解釈したメゾンを象徴する作品「クエスチョンマーク ネックレス」がきらめく。

ブシュロン 銀座

アーティストの中島みゆき作のハスのオブジェの上に飾られた、アイコニックな「キャトル」シリーズ。

SHOP DATA
ブシュロン銀座本店
東京都中央区銀座2の6の16
◯営11時30分〜19時30分 不定休
☎03−5159−6100

ティファニー 表参道

ジュエリーと巡り合う瞬間を祝福する、華やぎの新ランドマーク

街の新たなランドマークとなったティファニー表参道。エントランスの吹き抜けを彩るステンドグラスが、ブランドのラグジュアリーな世界観へ誘う。天井デザインは、創業者の息子でありアール ヌーヴォーの第一人者、ルイス・コンフォート・ティファニーの自然主義の作品にオマージュを捧げたもの。ジュエリーと出合う瞬間を温かなムードで演出する、モダンなアプローチだ。館内全体も緩やかな曲線とやわらかなカラーパレット、随所にちりばめた花々のアートがゲストを心地よく包む。

ティファニー表参道

クリスタル製のシャンデリアは、ロブマイヤーの4代目オーナーがNYのメトロポリタン・オペラハウスのためにデザインした、1966年作の逸品。

ティファニー表参道

象徴的なデザイナーの一人、エルサ・ペレッティに焦点を当てたコーナー。代表作の「ビーン デザイン」のフォルムで、什器や照明、ラグやミラーまで統一されている。

ティファニー表参道

表参道限定カラーの「ティファニー コーヒーカップ」。ボーンチャイナで作られたポップなアイテムはギフトにも。

ティファニー表参道

抜群の存在感できらめく「ダイヤモンド ヴィトリン」は、近年オープンしたストアの証し。

SHOP DATA
ティファニー表参道
東京都港区北青山3の5の30
◯営11時〜20時 無休 ☎03−4567−1013
※虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45階のTOKYO NODEでは、ブランドの歴史を解き明かすエキシビションを4月12日から6月23日まで開催予定。

カサロエベ 表参道

表参道の木々を映し込む、白銀のタイルの外観が印象的な新店舗。デザインしたジョナサン・アンダーソンのイメージは、アートコレクターの邸宅だ。店内には、パブロ・ピカソをはじめとする著名な作家作品から、ルーシー・リーやバーナード・リーチによる陶器、日本人アーティストらが近年制作したものまで。ロエベの視点で選ばれた多彩な名作であふれている。国内最大の旗艦店なので、ウェア、バッグ、シューズなど全カテゴリーにおいてフルラインナップしているのも魅力。

店中に広がる、ファッションとクラフトとの密な関係

カサロエベ表参道

地下1階では、クラフツマンシップが光るバッグを集中展開中。隣には革職人に修理や補修を相談できる「ロエベ リクラフト」を設置。

カサロエベ表参道

ゆったりとした空間設計の階段が、ジョナサンの一番のこだわり。壁には、2024-’25年秋冬のメンズコレクションでコラボレーションするリチャード・ホーキンスのオイルペインティングを。

カサロエベ表参道

窓辺を飾る巨大なボタニカルアレンジメントはTSUBAKIが制作。中央の水たまりではメダカが泳いでいる。

カサロエベ表参道

ブランドのシグネチャーでもあるドーナツチェーンを拡大したディスプレイ。

SHOP DATA
カサロエベ表参道
東京都港区北青山3の5の29
◯営11時〜20時 無休
☎03−6215−6116(ロエベ ジャパン クライアントサービス)

ラルフ ローレン ホーム 表参道

1983年の発表から色褪せないエレガンスを貫く、ラルフ ローレンのホームコレクション。魅力的なアイテムが揃う新店が、ラルフ ローレン 表参道の隣に誕生した。壁面のほとんどが窓になった建物の中は、差し込む光が心地いい2フロア構成。1階のショールームでは、映画さながらの憧れのライフスタイルを提案する、最新アイテムが並ぶ。実際に購入できる商品のみならず、発売前の家具や照明なども特別に展示。インテリアのイメージを膨らませたあとは、2階で購入できる仕立てだ。

ラルフ ローレン ホーム 表参道

1階奥の白いスペースは、ライティングコレクションのショールームとなっている。

ラルフ ローレン ホーム 表参道

イギリスの老舗、バーレイとの初コラボレーションによる陶器のシリーズ。バティック生地から着想を得た、大輪の花のプリントが美しい。ハンドメイドのレザープレートと合わせて食卓に彩りを。

ラルフ ローレン ホーム 表参道

ブランドが優雅な暮らしの中心にあると考えているのが、ベディング コレクション。理想的なコーディネートは必見だ。

ラルフ ローレン ホーム 表参道

なめらかな肌ざわりで人気を集める、オーガニック コットン サテン コレクションも見逃せない。

SHOP DATA
ラルフ ローレン ホーム 表参道
東京都渋谷区神宮前4の25の24 エスポワール表参道 ANNEXⅡ
◯営11時〜19時  ㊡月・火曜、その他イベント等開催日
☎03−6438−5950

コム デ ギャルソン青山店

1989年開業の青山店が、昨春に増床してリニューアル。有機的なカーブのエントランスを抜けると、その曲線が2階までつながるように、新たに階段が設けられた。川久保玲がデザインする無機質でミニマルな空間が拡張され、コレクションに視線を集中させる。実店舗での服と人との出合いにこだわり続ける姿勢を反映し、一着一着とじっくり向き合えるギャラリーのような環境だ。旗艦店限定のバッグやジャージに加え、青山店限定のプレイ・コム デ ギャルソンのウェアにも注目したい。

静かな空間で、服との出合いに没頭する

コム デ ギャルソン青山店
コム デ ギャルソン青山店

1階と2階をつなぐ階段横には、稀少性の高いルイスレザーとのコラボレーション作が展示されている。グラフィティを背負ったライダースジャケットは特に珍しく、入荷は年1回程度。

コム デ ギャルソン青山店

サークルモチーフが全面にあしらわれたバッグなど、フラッグシップショップのみで取り扱われているアイテム群が入り口で迎える。

コム デ ギャルソン青山店

青山店でしか見られない、プレイ・コム デ ギャルソンのニットシリーズ。素材のウールをカシミヤに、左胸のハートの刺しゅうを両胸に変更し、定番モデルを上質に刷新したスペシャルなピースだ。

SHOP DATA
コム デ ギャルソン青山店
東京都港区南青山5の2の1 
◯営11時〜20時 無休
☎ 03−3406−3951

オニツカタイガー 銀座 レッドコンセプトストア

"体験型"をコンセプトに、赤の内装で統一されたショップ。窓を通して眺める真っ赤に染められた銀座の街並みは鮮烈だ。メインフロアにはフットウェアのフルコレクションとコーヒースタンドを併設。香り高い一杯を片手に、視覚に加えて嗅覚や味覚も刺激して買い物を楽しめる。地下1階には、名作「メキシコ 66」の全モデルがずらり。側には刺しゅうのカスタマイズサービスを行うアトリエまで。シューズを核にした多様なサービスと未来的な空間は、まさにここでしか味わえない。

鮮烈な赤が、感覚を刺激する体感型ストア

オニツカタイガー 銀座 レッドコンセプトストア

今を象徴するモデルが展示されるショーケース。中には、ニットソックスを一体化させたようなデザインが人気のシューズ「スクロウ」も。

オニツカタイガー 銀座 レッドコンセプトストア

購入した靴は、刺しゅうを施してカスタマイズできる。自分好みの一足が、即日仕上がるのもうれしい。

オニツカタイガー 銀座 レッドコンセプトストア

この店でしか手に入らない限定アイテムにも注目。定番のクリーム色の「アクロモント」が、手作業の後染め加工によって風合いのあるレモンイエローに。大阪の佐川工芸が手がける。

オニツカタイガー 銀座 レッドコンセプトストア

スペシャルティコーヒーは、ラ・マルゾッコのエスプレッソマシンによる奥深い味わい。

SHOP DATA
オニツカタイガー 銀座 レッドコンセプトストア
東京都中央区銀座4の5の1
◯営11時〜20時 無休 
オニツカタイガージャパン お客様相談室
https://www.onitsukatiger.com/jp/ja-jp/contact/

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