近年オープンした旗艦店も見逃せない。個性あふれるリュクスな場所で、ほかにはないショッピング体験がかなう。
ブシュロン 銀座
日本文化と自然を賛美する、ミュージアムのような異空間
銀座の中央通りでひと際目を引く、ブシュロンの新拠点。本店に次ぐ、世界最大規模の広さで4フロアからなる館は、贅を極めたこだわりの内装で、一歩足を踏み入れると異世界のよう。フロアごとにまったく違う雰囲気と、多くの日本のアーティストとコラボレーションしたデザインが印象的。また、革新的な自然への没入体験も。店内のスクリーンとファサードに、四季を表す景色がリアルタイムCGで生成され映し出されているのだ。パリのメゾンによる日本文化と自然への賛美があふれる。
ティファニー 表参道
ジュエリーと巡り合う瞬間を祝福する、華やぎの新ランドマーク
街の新たなランドマークとなったティファニー表参道。エントランスの吹き抜けを彩るステンドグラスが、ブランドのラグジュアリーな世界観へ誘う。天井デザインは、創業者の息子でありアール ヌーヴォーの第一人者、ルイス・コンフォート・ティファニーの自然主義の作品にオマージュを捧げたもの。ジュエリーと出合う瞬間を温かなムードで演出する、モダンなアプローチだ。館内全体も緩やかな曲線とやわらかなカラーパレット、随所にちりばめた花々のアートがゲストを心地よく包む。
カサロエベ 表参道
表参道の木々を映し込む、白銀のタイルの外観が印象的な新店舗。デザインしたジョナサン・アンダーソンのイメージは、アートコレクターの邸宅だ。店内には、パブロ・ピカソをはじめとする著名な作家作品から、ルーシー・リーやバーナード・リーチによる陶器、日本人アーティストらが近年制作したものまで。ロエベの視点で選ばれた多彩な名作であふれている。国内最大の旗艦店なので、ウェア、バッグ、シューズなど全カテゴリーにおいてフルラインナップしているのも魅力。
店中に広がる、ファッションとクラフトとの密な関係
ラルフ ローレン ホーム 表参道
1983年の発表から色褪せないエレガンスを貫く、ラルフ ローレンのホームコレクション。魅力的なアイテムが揃う新店が、ラルフ ローレン 表参道の隣に誕生した。壁面のほとんどが窓になった建物の中は、差し込む光が心地いい2フロア構成。1階のショールームでは、映画さながらの憧れのライフスタイルを提案する、最新アイテムが並ぶ。実際に購入できる商品のみならず、発売前の家具や照明なども特別に展示。インテリアのイメージを膨らませたあとは、2階で購入できる仕立てだ。
コム デ ギャルソン青山店
1989年開業の青山店が、昨春に増床してリニューアル。有機的なカーブのエントランスを抜けると、その曲線が2階までつながるように、新たに階段が設けられた。川久保玲がデザインする無機質でミニマルな空間が拡張され、コレクションに視線を集中させる。実店舗での服と人との出合いにこだわり続ける姿勢を反映し、一着一着とじっくり向き合えるギャラリーのような環境だ。旗艦店限定のバッグやジャージに加え、青山店限定のプレイ・コム デ ギャルソンのウェアにも注目したい。
静かな空間で、服との出合いに没頭する
オニツカタイガー 銀座 レッドコンセプトストア
"体験型"をコンセプトに、赤の内装で統一されたショップ。窓を通して眺める真っ赤に染められた銀座の街並みは鮮烈だ。メインフロアにはフットウェアのフルコレクションとコーヒースタンドを併設。香り高い一杯を片手に、視覚に加えて嗅覚や味覚も刺激して買い物を楽しめる。地下1階には、名作「メキシコ 66」の全モデルがずらり。側には刺しゅうのカスタマイズサービスを行うアトリエまで。シューズを核にした多様なサービスと未来的な空間は、まさにここでしか味わえない。























