【モードな日よけ対策】“骨格”で選ぶ、サングラスと帽子

暑い日々に欠かせないのが、サングラスと帽子。なりたい私へと印象をコントロールする最適解を、顔タイプ別にアンサー!

レクタングルとベレー帽で個性を

プラダ サングラス
サングラス¥56,320/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス(プラダ) ベレー帽¥129,800・コート¥858,000・トップス¥209,000・ショーツ¥264,000・ベルト¥209,000・グローブ¥156,200(すべて予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

BASE

かちっとした骨格にはレクタングルフレームを。端正なムードが加速し、クールな人物像が際立つ。メタルのリムに収めたフラットレンズは目が透ける濃度ならば、ほどよい強さへと中和する。さらにトライアングルモチーフを連ねたクロシェのベレー帽をオン。ラフィア風素材で夏らしいカジュアルさも取り入れて。

オーバルフォルムとサイドに視線を集めて

ジェントルモンスター サングラス
サングラス¥39,900・チャーム¥8,800/M (ジェントルモンスター) カーディガン¥37,400・トップス¥26,400・スカート¥37,400/S&T(バウム・ウンド・ヘルガーテン)

ROUND

甘く見えがちなラウンドシェイプの顔には、モダンな印象に刷新する横長のオーバル形がおすすめ。フロントからテンプルまでシームレスな設計の一本が最適だ。水色のカラーリングと、サイドの取りはずし可能なチャームも遊び心満点。可憐なムードともマッチしつつ、ウィットに富んだ人物像へと導く。

キャットアイとチュールで甘辛”に

ブラン サングラス
サングラス¥37,400/ライト(ブラン) 帽子¥26,400/H3O ファッションビュロー(ブランク) トップス¥30,800・キャミソール¥21,780/フィルグ ショールーム(シモーネ ワイルド)

TRIANGLE

シャープな骨格にはキャットアイフレームを。リムの上部があごにかけてのシルエットに対して上向きのラインを描くことで、洗練されたバランスが手に入る。傾斜がゆるやかなタイプなら、ハードに転びすぎない。さらにゴールドのフレームと赤みを帯びたブラウンのレンズが表情をやわらかに演出。帽子のメッシュとチュール素材で軽やかさもプラスして。

バケット帽からのぞくブロウラインがスパイス

ミュウミュウ サングラス
サングラス¥66,990/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス(ミュウミュウ) 帽子¥79,200・ブルゾン¥368,500・ニット¥220,000・シャツ¥144,100・スカート¥203,500・アンダーウェア¥85,800・ベルト¥77,000(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)

OBLONG

面長なフォルムには、スクエア型のブロウラインサングラスが好バランス。横長のリムを挟むことで表情にメリハリが生まれる。アセテートとメタル素材を組み合わせたフレームがグラフィカルに融合している。さらにデニムのバケットハットの切りっぱなしのブリムもきかせれば、よりモダンに。

サングラスと帽子、最適なアンサーを教えて!

「自分に似合うトレンドを知りたい」「洋服とのベストバランスは?」
気になるクエスチョンに対して、スタイリスト浜田英枝さんがさまざまな角度から指南する

Q: 暑さでスタイリング意欲が湧きません。シンプルな装いに映える帽子はありますか?

メゾンドリリス BROCKEN ハット
ブランド定番のキャップ「Moi」にカバーを装着。気分でつけ替えても。キャップカバー各¥49,500・キャップ本体¥20,900/mister it. トップス¥5,720/k3 OFFICE(ジーナ トリコ)

A: 主役級のキャップがあれば安心!

「華やかな柄ゆきの帽子があれば、ひとつでスタイリングが完成! サイドのリボンを垂らしたり、首に結んだりとアレンジも自由に楽しんで。こちらはヴィンテージスカーフから仕立てた一点ものなので人とかぶらないオリジナリティを追求する人にもぴったり」(浜田さん)。ラフなトップスに加えるだけでレイヤードいらずの強い味方に。

Q: ズバリ今年らしく、モードな表情になれるサングラスって?

【モードな日よけ対策】“骨格”で選ぶ、サの画像_6
(上)反転したBBロゴが横顔のアクセントに。サングラス¥74,800/ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス(バレンシアガ) (中)メゾン マルジェラとコラボレートしたモデル「MM103 01」はダイナミックなカーブを描く。レンズは99.9%のUVカット仕様。サングラス¥55,000・(下)グミのようなディテールをサイドに配した「Gummy MG1」。虹色のグラデーションでファンシーに。サングラス¥42,700/M(ジェントルモンスター)

ゴーグルタイプが狙い目です

「顔の曲線を包み込むようなゴーグルタイプは、まさに今季を象徴する形。未来的でスポーティなルックスが新鮮です。サイドにポイントのあるデザインを選べば、全方向抜かりなし。かけていないときは頭の上にヘアアクセサリーのようにのせても様になります!」(浜田さん)。アイコニックなモチーフに遊び心を忍ばせて。

Q: 頭や額のフォルムをカバーするセンスのいい帽子が知りたいです!

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(右)独特のシャリ感がある和紙素材で仕立てた一点。軽やかでさらりとしつつ、柔らかさも備えている。通気性があり、暑い時季もストレスフリー。帽子¥39,600/エスケーパーズオンライン(ミュールバウアー) (左)2019年スタートのNYブランドから。ひとつずつ手編みされた帽子は、レトロな佇まいも愛らしい。帽子¥46,200/シティショップ(エミリー ダウン ロング)

A: ブリムを折り曲げて自分流に

パッカブルなバケットハットのブリムを自分で折り曲げてみて。「目深にかぶってもいいし、めくれば見せたい部分だけを強調することもできます。自分で印象をコントロールできる優れものは、一点持っておくと便利」(浜田さん)。ソフトな素材感なら、持ち運びにもぴったり。

Q: 素顔よりハードに見えてしまいがち。 サングラスの「怖い」印象を払拭するには?

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(上)90年代のイギリスのドックランズでのレイヴパーティで着用されていたスタイルが着想源。チタンフレームも軽やか。サングラス「タケナカ」¥52,030/バイレード ジャパン(バイレード) (下)フレームを極限まで細く、リムレスのような仕上げ。八角形のレンズは室内でもかけられるくらいの濃度がいい。サングラス「KAORI」¥70,400/マイキータ ジャパン(マイキータ)

A: 肌になじむカラーレンズがおすすめ!

サングラスをかけるときつい印象になることでお困りなら、目が透けるカラーレンズを。「特にライトグレーやベージュなど、スキントーンとのコントラストが強くない色は初心者にも優しい。フレームは細めのチタンやステンレス、レンズは顔になじむサイズを選べば、主張しすぎずシックなあんばいに」(浜田さん)。リムはシルバーなら、よりソリッドな空気感に。

Q: アイウェアで強い個性を表現したい! モード志向の大人が取り入れるなら?

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仏ブランド同士でコラボレートした数量限定のアイテム。ニュートラルな3カラーで展開するので、自分に合う色をチョイスして。サングラス「2809」¥94,600/グローブスペックス エージェント(アーレム×ゴシェール) トップス¥48,400・パンツ¥44,000/フィルグ ショールーム(シモーネ ワイルド)

A: 大人のビッグフレームが最適

「リアルな選択肢として浮上するのは、テンプルやブリッジまでボールドな一本。瞬時にエッジをきかせられます。ワントーンかつクリアレンズのこちらは、モダンな上品さを兼ね備えているのがポイント」(浜田さん)。ダブルブリッジ部分にはホールがあけられ、さらに個性的なツイストを加えている。

Q: 麦わら帽を今っぽくかぶるためのスタイリング指南をお願いします!

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(モデル)黒のリボンと紐でぐっと存在感を引き締めて。ストローハット¥20,900/スティーブン アラン シンジュク(ボコデコ) ブレザー¥16,500・シャツ¥8,800/k3 OFFICE(ジーナ トリコ) (右)イタリア生産の一品は懐かしい趣。帽子¥11,000/ジャーナル スタンダード 自由が丘店(グリーロ) (左)エクアドルで丁寧に製作され、シンプルな上質さが際立つ。パナマハット¥70,400/スティーブン アラン シンジュク(ニナクル)

組み合わせの"ギャップ"を意識して

「紐やリボンをあしらったデザインなら洗練されたムードに。自分の好きなように結んだり垂らしたりと生かしてみて。ハット自体がリゾート感の強いデザインのため、合わせる服はTシャツではなくジャケットなど、ラフになりすぎない掛け合わせを意識すれば、都会的なイメージに。一方、テーラリングならソフトな素材やニュアンスカラーを選ぶなど、日常で着るための抜け感とバランスを大事に!」(浜田さん)

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