ベーシックかつクラシックな雰囲気を漂わせるベージュは、今季注目されているカラーのひとつ。歩きやすい上に、カジュアルな装いにマッチする“ベージュスニーカー”を取り入れて、今季らしい足もとにアップデートさせて。今回は、スタイリストの中井彩乃さんが定番のスポーツブランドや気鋭のシューズブランドなどから気になる10足を厳選。ボリューミィなシルエットから旬の薄底まで出そろった今秋、どんな一足を選ぶ?
【メレル】人気のハイテクスニーカーに上品な新色が仲間入り

スニーカー「スピード アーク マティス」〈ヒール3.8cm〉¥25,300/丸紅コンシューマーブランズ(メレル)
高いクッション性を誇るマシュマロのような形状のミッドソールを備えた「スピード アーク マティス」に、秋の新色がお目見え。ミルキーなベージュとオフホワイトで構成した柔らかな色合いのヘイゼルは、本格的なハイキングシューズのスペックを備えながらも幅広いスタイリングに合う上品な佇まいに。脱ぎ履きがラクなスピードシューレースを採用しているのも高ポイント。
【アディダス オリジナルス】ふわふわ素材をまとった「ガゼル」が登場!

スニーカー「ガゼル インドア」¥17,600/アディダス コールセンター(アディダス オリジナルス)
モヘアの見た目や手触りを模したプレミアム エンジニアードニットで仕上げた「ガゼル インドア」は、透け感のあるガムソールとの異素材のコントラストが印象的。スリーストライプやヒールパッチといった象徴的なディテールには赤を加え、クラシカルな愛らしさのある色合いに。ぬくもりを感じるスニーカーを取り入れて、足もとから秋冬のムードを満喫して。
【ナイキ】デザイン面も機能面も進化した「コルテッツ」に熱視線

スニーカー「ナイキ コルテッツ レザー」¥14,850/ナイキ カスタマーサービス(ナイキ スポーツウェア)
半世紀以上にわたって愛されるナイキの「コルテッツ」が、オリジナルを一新。ブラウン寄りのレザーを基調に、随所にちりばめたホワイトのアクセントが軽やかなニュアンスを添えた。機能面においては、革製のアッパーに改良を施し、擦り傷や反り、シワを防止するなど耐久性をアップ。トゥ部分を広げ、硬めのサイドパネルを配することで、足のズレを軽減するとともにフィット感も高めた。
【アシックス】無骨なムードと耐久性が向上した名品スニーカー

スニーカー「GT-2160 RGD」¥16,500/アシックスジャパン カスタマーサポート部(アシックス)
都会的なムードとスポーティな機能性を兼ね備えた「GT-2160」に、堅牢なディテールを加えてアップデート。ミッドソールに施されたクッション材のゲルや、彫刻的な表情などはそのままに、耐久性の高い構造のクローズドメッシュとPUバックカウンターを採用。歩きやすさはもちろん、装いを選ばないスタイリッシュなデザインも相まって、今季大活躍すること間違いなし。
【ニューバランス】レトロなムードを加速させるスエード素材の一足

スニーカー「471」¥13,970/ニューバランスジャパンお客様相談室(ニューバランス)
1970年代のランニングシューズから着想を得た「471」。クラシックなヘリンボーン型のアウトソールを採用した薄底や細身のシルエットが品のよさを醸す。淡いカラートーンでまとめながらも、ベージュの濃淡が目を引くオーバーレイパターンや、レザーのNロゴなど、異なる要素を掛け合わせてメリハリのある面持ちに。下地に通気性メッシュを使用しているため、見た目以上に軽い履き心地もかなえる。
【カンペール】好きな配色にもアレンジ可能! モダンなブロックカラー

スニーカー「ロク」¥35,200/カンペール
カンペールの新作「ロク」は、カスタマイズができるという革新的なデザインが魅力。一枚仕立てのニットアッパーや3Dニットソックス、フィット感を高めるシューレースなど、リサイクル由来の6つのパーツを接着剤を使わずに組み立てている。ベージュやブラウンの秋冬らしい一足も、パーツを買い足して組み替えれば、気分に合わせて好きな配色にアレンジ可能だ。
【ヴェジャ】ワントーンを異素材ミックスで表情豊かに

スニーカー「サラー」¥33,000/シードコーポレーション(ヴェジャ)
マットな質感のボディに、さりげなくシグネチャーのVマークをあしらった「サラー」。数ヶ月にわたる試験を経て、ビブラム社と共同開発したエコ素材のアウトソールとミッドソールは、最先端技術が融合し、サステイナブルでありながら機能性も抜群。リサイクルポリエステルを使用したメッシュアッパーは通気性に優れ、湿度の高い日本でも通年で履きやすい仕上がりに。
【ピージー】カラーリングで遊んだ画期的なデザイン

スニーカー「LADYBUG」¥24,200/プレイグラウンド(ピージー)
東京・富ヶ谷にあるスニーカーのセレクトショップ、プレイグラウンドが手がけるシューズブランド、ピージーから。螺旋状のテープを引っ張るだけで調整可能なアジャストシステムは、紐が解けて結び直す煩わしさを解消。トレイルラン用のビブラムソールを採用していたり、つま先に夜間も安心なリフレクターを搭載していたりと、スニーカーフリークの視点を通した機能が満載。
【ソレル】トーナルカラーが華やかなディテールを際立たせて

スニーカー「キネティックインパクト2 ワンダーレース」¥19,800/コロンビアスポーツウェアジャパン(ソレル)
薄くべっ甲パターンが施されたブラウン調の波打つソールデザインが魅力。ベージュのアッパーは、通気性に優れたメッシュと品のあるレザーを組み合わせ、軽量な履き心地と洗練されたルックスを兼ね備えた。シュータンや側面にあしらわれたロゴ、かかと部分にも煌めくゴールドを効かせて、エレガントな雰囲気もプラス。細部までこだわりを詰め込んだ一足が、着こなしのいいスパイスに。
【リプロダクション オブ ファウンド】タイムレスな魅力を放つミニマルデザイン

スニーカー「ジャーマン ミリタリー トレーナー」¥27,500/アイファウンド(リプロダクション オブ ファウンド)
世界各国の軍用トレーニングシューズをもとに、現代のライフスタイルに寄り添うデザインを提案するリプロダクション オブ ファウンド。1980年代にかけて普及したジャーマントレーナーには、上質なイタリアのスエードレザーやナッパレザーを採用。内側にしなやかなピッグレザーを使用し、ソフトな履き心地とミリタリーアイテムならではの機能性を両立した。
伊藤信子氏に師事し、独立。ナチュラルな中に大人の可愛らしい要素を盛り込んだスタイリングで、雑誌や広告等で活躍。トレードマークは眼鏡とシュシュ。