大切な人と過ごすディナーの時間には、この上なく心躍る色・ピンクを味方につけたい。甘美でポエティックな饗宴にふさわしい色をまとって、イブニングタイムに装う歓びを享受しよう
※この特集中、以下の表記は略号になります。YG（イエローゴールド）
エレガントなピンクと、スペシャルな瞬間を夢見る
映画『去年マリエンバートで』（’61）にインスピレーションを得たシャネルの2023年春夏 プレタポルテのランウェイ。とびきりおしゃれをしたいシーンには、爽やかな季節にふさわしいコットンツイードのセットアップを。さまざまなトーンのピンクに染まった装いに胸をときめかせて。
食卓に華やぎを添える、ピュアなピンクの共演
待ちに待ったディナーには、気分が高揚するようなおめかしを。「PRADA CHOICES」をテーマに、クラシカルなアイテムをモダンに解釈したメンズの2023年SSコレクション。ランウェイからはノスタルジックなムードをかき立てるギンガムチェックのコートが登場した。一枚でさらりと羽織り、ドレスのように着こなして。
多彩なピンクの＂バディ＂を携えて
［テーブル奥から時計回りに］
履く人をエナジャイズするビビッドなピンク。
"靴〈ヒール6㎝〉￥115,500／セルジオ ロッシ カスタマーサービス（セルジオ ロッシ）
コンパクトながらAirPodsやリップなどを収納可能。
コインパース〈Ｈ7×Ｗ8.5×Ｄ3〉￥105,600／ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン（ロジェ ヴィヴィエ）
淡いトーンのローズモチーフが添えられたカチューシャで遊び心を。
ヘッドピース￥38,500／ドーバー ストリート マーケット ギンザ（スティーブン ジョーンズ）
雨の日もロマンティックな気持ちを忘れない。
テーブル横に立てかけた傘￥51,700／ヴァルカナイズ・ロンドン（フォックス・アンブレラ）
ビタミンカラーのリボンが添えられた可憐なミュール。
靴〈ヒール5.5㎝〉￥160,600
美しいグラデーションのフリンジバッグを相棒に。
バッグ〈Ｈ15×Ｗ23×Ｄ10〉￥542,300／ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン（ロジェ ヴィヴィエ）
ひとさじの甘さをはらむ、凛としたピンクのパワー
色鮮やかなフューシャ・ピンクのハットとジャケットスタイルを組み合わせ、マニッシュな装いに昇華する。内にはチュール素材で構築したフリルのミニドレスを仕込み、甘やかで情緒的な空気を加速させて。
センチメンタルなピンクの魔法を唇にのせて
（左）ルージュ ヴォリュプテ シャイン 163 ￥4,950／イヴ・サンローラン・ボーテ
ボディコンシャスなギャザートップスをまとい、現代的でストイックなドレススタイルにアップデート。耳もとにきらめくルベライトに、小さなピンクサファイアを埋め込んだ、ジェリービーンズのようなピアスをあしらえばプレイフルに。唇にはしっとりと艶めく淡いピンクをのせ、洗練された面差しに仕上げたい。
（左）ローズ・ピンクにフィーチャーした「ロゼ マニア」シリーズの一本。肌なじみがよく、内からじわりとにじみ出るような透明感を肌に与える、明るくシアーなピンク。モデル使用色。
静謐な空気をたたえた、ピンクの新しい肖像
20世紀を代表する舞踏家、マーサ・グレアムの服装に着想を得た今シーズン。彼女が1930年に発表した作品「Lamentation（哀歌）」に登場したチューブ状の衣装がヒントに。体を優しく包み込むのは、上質なシルクジャージニットを用いたモーヴ・ピンクのドレス。ミニマルで洗練された佇まいは、大人の女性にふさわしいエレガンスの極致を体現する。
