初夏のワードローブに欠かせないのが、多様なバリエーションのシャツアイテム。一着持っておきたいベーシックなものから、おしゃれ指数を上げる個性派まで。今季はどれを取り入れる？ 場所に合わせてイチ押しを選んだら、スタイリングの幅がもっと広がる
プラン シーのシャツ
style1⚫️久しぶりのオフィスでも
ベストを重ねたようなギミックは、実は生地を上にドッキングしたデザインシャツのなせる業。きちんと感が必要な場面ほど、ミニマルな装いに変化形アイテムで個性をにじませて。サイズはジャストなものを選び、襟もとはボタンを一つはずして抜け感を作る。モノトーンで全身をマチュアに仕上げたら、小物で色を差すのがいい塩梅。
ロエベのシャツ
style2⚫️新緑が芽吹く、田園でも
アナグラム柄が紛れたシャツを、ワークスタイルの主役に。コットンとリネン、シルク混のナチュラルな肌ざわりは、野外ロケーションにぴったり。ハーフパンツは旬のローウエストで取り入れ、リブパンツを挟むことで間延びを緩和。
トーガのシャツ
style3⚫️本好きが集うブッククラブでも
五分袖のシャツをギークなムードで取り入れる。濃淡をつけたベージュルックに、ゴールドフレームやネクタイのスタッズがひとクセ添える。
ザ・ロウのシャツ
style4⚫️大地を感じる木の上でも
自然に身を任せる日には、シャツワンピースをゆったりとまといたい。品格漂う美しい仕立てに、プラストロンやフレンチカフのディテールがさりげなくアクセントを加える。細部に施された繊細なデザインを邪魔しないよう、ロープネットドレスはセカンドスキンとして仕込む。洗練された一着に、プリミティブな雰囲気を薫らせて。
ジルサンダーのシャツ
style5⚫️ コンテンポラリーな美術館でも
全身を白でストイックにまとめ、凛としたモダニティを演出。ジル サンダーが昨年から発表しているワードローブコレクションのシャツは、無駄を削ぎ落とした禁欲的な美しさが類を見ない。ステッチが表に出ないよう配慮された襟をはじめ、高度な技術が光る。素材に変化を持たせることで同色による単調さを避け、大振りのアクセサリーでドラマティックに仕上げた。
オーラリーのシャツ
style6⚫️ドラマに夢中なベッドでも
ニットショーツとタンクトップを合わせたヘルシーな装いには、メンズライクなオーバーシャツをオン。パジャマシャツのようなリラックス感のある一着は、縦糸にフィンクスコットン、横糸にポリエステルを使用。なめらかな風合いと、ほどよいハリ感を兼ね備える。ガーター風になったタンクトップの裾を片方だけ肩に掛け、ノンシャランな着こなしにツイストを加えた。
sacaiのシャツ
style7⚫️ 恋人を乗せた車でも
恋人とのデートには、ミニ丈のシャツワンピースをチョイス。立体的に構築されたパターンメイキングが、ふわりと広がるダイナミックな袖口を生み出す。生地の切り替えに呼応する、ストライプのリズミカルな配列にも注目。足もとはデニムのサイハイブーツで引き締め、流行のY2Kムードも取り入れた。たっぷりとしたワンピースからさりげなく見える素肌が、動作に合わせてセンシュアリティを醸し出す。
エイトンのシャツ
style8⚫️友人と過ごすホームパーティでも
トラッドなシャツを、ミックススタイルで新鮮に。レイヤードのカギは、色みに統一感を持たせること。爽やかな配色を軸に、ロマンティックなグレーのスカートで引き締めた。シャツの袖をたくし上げ、メリハリを生む色層を作るのもポイント。つけ襟はチョーカー風にトッピング。
ノワール ケイ ニノミヤのシャツ
style9⚫️めかして繰り出すナイトアウトでも
部分的にメッシュ素材を組み込んだシャツは、少し自分を解放したいナイトアウトにぴったり。存在感のあるハーネスを重ねることで、フェティッシュな雰囲気に。さらには露出を緩和する効果も。
シュタインのシャツ
style10⚫️自由気ままな旅先でも
2枚をコンバインした個性派シャツを、旅のお供に。透け感のある2種類の素材を使用し、生地の重なりによって表情が異なってくる。前身頃をフロントで結ぶなど、アイデア次第でさまざまなスタイリングをすることが可能。オールインワンとしても着こなせるジャンプスーツと合わせ、エフォートレスに。
ジョン ローレンス サリバンのシャツ
style11⚫️心浮き立つキッチンでも
くつろぎの家時間は、開放的なスタイルで。デザイン性の高いカットアウトのディテールが、ヘルシーな着こなしに導く。ボディスーツを着想源にしたという一着は、きちんと感のあるシャツをベースにすることで、クリーンな印象に。ブルーデニムでカジュアルに仕上げるのが吉。
Y のシャツ
style12⚫️ ふらりと出かけるご近所でも
ともすると気の抜けた印象になるスウェットパンツには、端正な白シャツをラフに羽織って。ほどよい抜けと緊張感が加わる。カーディガンのアレンジで、トラッドに味つけ。
JW アンダーソンのシャツ
style13⚫️軽快に向かうコートでも
ブルーの身頃を縫いつけたシャツワンピース。あえて切りっぱなしにしたドロップショルダーなど、コットン地の自然な風合いに攻めの要素を併せ持つ。テニススカートの下からのぞかせた裾をアクセントに。
ドリス ヴァン ノッテンのシャツ
style14⚫️ 太陽とたゆたうプールでも
ドリス ヴァン ノッテンの2023年春夏コレクションには、アーカイブスを再構築したフラワーモチーフが咲き誇っている。シルクを100％使用した繊細なシャツは、空気のように軽やかに肌を包む。伸縮性のあるスカートとともに、スイムウェアを鮮やかにドレスアップ。異なる花柄の上下は、黄色をリンクさせることでまとまりが。
