通勤バッグとしても優秀! 【アライア】のモードな黒バッグとその中身を拝見 【おしゃれな人のバッグの中身vol.10】

さまざまな業界で活躍するファッションラバーが、お気に入りのバッグと必需品を紹介する連載「おしゃれな人のバッグの中身」。第10回は、フリーランスのクリエイティブディレクターとして活躍する片山久美子さんをフィーチャー。メタルのスタッズが目を引くAlaïa(アライア)のバッグと、気になるバッグの中身を見せてもらった。

さまざまな業界で活躍するファッションラバーが、お気に入りのバッグと必需品を紹介する連載「おしゃれな人のバッグの中身」。第10回は、フリーランスのクリエイティブディレクターとして活躍する片山久美子さんをフィーチャー。メタルのスタッズが目を引くAlaïa(アライア)のバッグと、気になるバッグの中身を見せてもらった。

片山久美子プロフィール画像
クリエイティブディレクター片山久美子

CITYSHOP(シティショップ)のコンセプターを務めながら、現在は年に4回程世界中を飛び回り、持ち前のセンスと審美眼で買い付けを行っている。また、スタイリストの高木千智とタッグを組み、モードなカシミヤブランドy Yo(イーヨ)を立ち上げ、2025年の秋冬シーズンより全国のセレクトショップにて販売がスタートする。

愛用バッグは、モードな佇まいのアライアのバッグ

アライア バッグ
バッグ/アライア、トップス/オー、スカート/ヘアリーメアリー、パンツ/ディッキーズ×シティショップ、シューズ/エンジニアド ガーメンツ、サングラス/ブラン

フランス発のブランド、アライアのバッグをデイリーにも、出張時にも愛用しているという片山さん。「2年くらい前に、ニューヨークで購入しました。荷物がたくさん入るのはもちろん、メタルスタッズがたくさん付いているのに洋服を選ばないところが気に入っています」。

「実は大きな黒いバッグをずっと持っていなかったんです。カラフルでインパクトのある服を着ることが多いので、シンプルな無地のレザーバッグは合わせやすいと思うのですが、自分のスタイルにはフィットしないと感じていて。長らく好みのものを探している中で、このスエード素材のモードなバッグに出合いました」。

モノトーンを基調としたコーディネートに、ヴィンテージの生地で作られたスカートやレオパード柄のシューズで、大人の遊び心を取り入れたスタイリングが印象的だ。バッグにちりばめられたメタルスタッズが、カジュアルな装いに程よく華やかさを添えるとともに、全体の引き締め役としても存在感を放っている。

バッグインバッグやポーチを活用し、きれいに整理されたバッグの中身

アライア バッグ バッグの中身
(上から時計回りに)デニムバッグ/ヴィンテージショップで購入、ヘッドホン/バング・アンド・オルフセン、サングラス/ともにブラン、メガネ/トム フォード、チョーカー/セリーヌ、ネックレス/ジバンシィ、バングル(左)/エルメス、バングル(右)/サンローラン、石/パリで購入、リップ/エルメス、名刺入れ/ドリス ヴァン ノッテン、ハンカチ/リバーサイドツールアンドダイ、鏡/ロンドンで購入、スライドケース、ハローキティのポーチ、ハローキティのピルケース/すべてサンリオ、バッグ/アライア、ステンレスボトル/ハイドロフラスク、マッサージガン/マイトレックス、ポーチ/ピエニ、財布/ナウハウ、チェーンウォレット/メゾン マルジェラ

スタイリッシュな中にも、遊びのきいたアイテムがずらり。「細かいものが多いので、バッグの中を探すストレスを軽減すべく、デニムのバッグインバッグやポーチに持ち物を分けて収納しています」。

独自のスタイルで携えるメゾン マルジェラのチェーンウォレットとナウハウの財布

メゾン マルジェラのチェーンウォレット ノウハウの財布

「メゾン マルジェラのチェーンウォレットは、アクセサリー感覚で携えられるコンパクトなサイズとシティショップだけのエクスクルーシブカラーがお気に入り。リップやICカード、会社の鍵など、平日の必需品を独立させることでストレスフリーに。朝急いでいる時は、毎日身につけるジュエリーもひとまずここに入れています」。

ベルリン在住の靴職人と舞台振付師という異なる経歴を持つ2人が手掛けるナウハウの財布。ポケット2つ、コインポケット1つのミニマルで洗練されたデザインが特徴だ。「購入時は折り目のない1枚の革だったため、ゴムで留めながら丸めることでやっと自分の形になってきました」。

装いのアクセントとしても活躍するサングラスとメガネ

サングラス ブラン メガネ トムフォード

サングラスやメガネは自宅に15本程コレクションしているという。「レーシックをしているのでサングラスは必需品。日本人の骨格に合わせてデザインされたブランのサングラスは、ノーズ部分がフィットしやすく一番デイリーに愛用しています。手前のメガネはトム フォードで、ブリッジの入ったクリアフレームのものを探していた時に、シティショップのポップアップで見つけました。全体的に細身で、シルバーのリムもポイント。スタイリングに物足りなさを感じた時にかけています」。

一つ一つこだわりを込めてセレクトされたアクセサリー

ピエニのポーチとアクセサリー

毎日マストで身につけているのは、エルメスとサンローランのシルバーバングル、ゾエ・モーのゴールドリングだそう。「パリ在住のデザイナー、ゾエ・モーの作品に惚れ込み、彼女に会うためにNY出張の帰りに1日だけパリを訪れたこともあるほど大切なブランドです。ポーチについたブローチも同じブランドのもので、シティショップのために作ってもらったものなんです。すべて手作業で作られているんですよ」。

ヴィンテージのポッタリーをリエディションする自身のプロジェクト、katakurikoで製作した2種類のシルバーリングもお気に入り。「ヴィンテージジュエリーにインスピレーションを受けて、オリジナルでデザインしました。今後、NYでポップアップを行う予定です」。

ポーチは日本ブランド、ピエニのもの。元馬具職人が手掛けており、丈夫でへこたれないよう外側がPVC素材で内側がカウレザーというハイクオリティな一品。

毎日持ち歩いているコスメとリラックスアイテム

エルメス リップ プラダ アイパレット ハローキティ ポーチ

コスメポーチにはエルメスのリップや、友人からプレゼントしてもらったというプラダのアイパレット、ヒーリンググッズも。「メイク直しは基本リップがあればなんとかなると思っています。濃い色のリップが好きなので、バーガンディとショッキングピンクのリップを2本持ち歩いています。石とアロマはパリで購入しました。飛行機やタクシーでの移動中など、ミントが香るアロマを塗って、石でマッサージしながら癒されています」。

キュートな「ハローキティ」の収納グッズ

ハローキティ スライドケース ピルケース

シックなアイテムの中で愛らしい存在感を放つ「ハローキティ」のスライドケースとピルケース。「娘が『マイメロディ』にハマっていることもあり、私は大人が持っても可愛い『ハローキティ』のグッズを使っています。スライドケースには領収書を、ピルケースには友人にすすめられたプロポリスの錠剤を入れています」。

ヴィンテージショップで見つけたデニムバッグ

デニムバッグ

「デニムバッグは単体で持っても可愛いのですが、バッグインバッグとして活用しています。ポケットもあって便利なんですよ。バイイングでお世話になっているヴィンテージショップに行った時に買ったもので、味わいのある刺しゅうも気に入っています」。

集中力を高めるヘッドホンと、長年愛用している名刺入れ

ヘッドホン バング・アンド・オルフセン 名刺入れ ドリス ヴァン ノッテン

「ヘッドホンは、記念日に夫からプレゼントしてもらったバング・アンド・オルフセンのもの。音楽を聴いて集中力を高めたい時に活用しています」。

そのほか、10年愛用しているというドリス ヴァン ノッテンの名刺入れや、NYの友人にもらったというなつめチップスなど、仕事中のお供が揃う。

疲れた身体を労る、マイトレックスのハンディガン

ハンディガン マイトレックス

バイタリティ溢れる片山さんのリラックスアイテムとして注目したいのが、プロ仕様のスペックを備えたマイトレックスのハンディガンだ。「肩や腰まで届くので本当におすすめです。展示会回りで疲労困憊に陥っていた時に、先輩にすすめられてマッサージしてみたらすぐに持ち直し、即購入しました。展示会周りで外出する際や出張中もこれがあると心強いです」。

デザイン性と実用性を兼ね備えた黒バッグ

アライア バッグ

持ち手は程よい長さで、ハンドバッグとしてもショルダーバッグとしても携えることが可能。内側にはファスナー付きポケットを備えており、小物を分けて収納できる実用的なデザインとなっている。

さらに、バイヤーとして海外出張の多い片山さんならではのセレクトポイントも。「開口部がファスナー仕様で中身が見えないため、防犯対策にもなるんです。マチがしっかりあるところもポイントで、必需品に加えてPCやタブレットが難なく収納でき、機内持ち込みもスムーズ。たくさん荷物を入れていてもそれを感じさせず、スマートに携えられるところもお気に入り。コーディネートに辛口なスパイスを加えるモードなデザインで、出張先でもガシガシ愛用しています」。