[vol.5]果敢に挑んだヘルシンキ3時間一本勝負! でも黒星……

最初に言っておきますが、旅は”負け越す”こともあるのです。そしてヘルシンキ、負けました。

実はコペンハーゲンに向かう途中にこんなアドベンチャーが。ヘルシンキで6時間のトランジットがあり、未開の土地だったので市内に出てみることに! といっても、実際には街までの往復1時間半&2時間前チェックイン(もうチェックインはできているので1時間前までに戻ればいいはず)を考えると実質3時間といったところ。だが、向かい風の影響で飛行機が30分遅れさらに短くなってしまった。ギャフン!(昔「ちびまる子ちゃん」で実際に”ギャフン”という奴はいないといっていたが、何度か口にしたことがある)

ということで、ヘルシンキ3時間一本勝負! まずは市内へ


ヘルシンキ空港から市内へは地下鉄が便利。IラインとPライン2つのルートがありますが、大体所要時間は同じだとか。両線合わせると5分間隔で運行。乗ってからは豊かな北欧の緑を楽しむだけ。ヘルシンキ中央駅は終点なので(寝てても)一安心なり。

駅について目に飛び込んできたのはスナップえんどうの山、また山。北欧では夏の名物らしく、そのまま生で中の豆を食う。思ったよりもアクは少なく美味しい

まず人気ベーカリー→マーケットスクエアへ

さて、今回の“食い倒れ”ターゲットは以下の3つ!
Korvapuusti(皆さまご存知のシナモンロール。ヨーロッパの中で消費量No.1、コーヒーのおともにぴったり。“平手打ちされた耳”って意味らしい)
②Karjalanpiirakkaa(フィンランドの東部カレリア地方発祥のライ麦生地を使ったパイで、そこにジャガイモやお粥がのっている)
Grillimakkara(大きめのソーセージを直火で焼いたもので、夏でも冬でもフィンランドのアウトドアには欠かせない一品

とりあえず最大の観光名所、ヘルシンキ大聖堂を目指すことに。中央駅からの道すがら目に入ってきたのは、市内に何軒かある人気ベーカリー「Kanniston Leipomo」(バッグブランド「Dalton Bros」のデザイナーさんが教えてくれた)。Kankurinkatsu 6というエリアにある店舗がオーセンティックでおすすめだが、ちょい遠いので別の店舗で。肝心のシナモンロールは、その可愛らしい響きとは裏腹に、大きさも、重さも超ヘビー級。コペンハーゲンで食べたデニッシュに比べると、甘さも“脂感”も控えめで好印象。だがやっぱり一食分ほどボリュームがあるので、朝食にいいかも。


ヘルシンキ大聖堂を背にシナモンロール(結構デカイ)片手にパシャり! ちなみにフィンランドはメタルのメッカなので、それっぽいTシャツを選択。なかなかポジションが決まらずココで20分近くのロス

そ〜いえば、リコーが出してる360度カメラって使ったことあります? 隣にいた台湾人観光客と仲良くなり参加することに。仕上がりはコレ!

次なる目的地は歩いて5分くらいのところにある「マーケットスクエア」(スタイリストのAnna Pesonenちゃんリコメンド)。遊覧船が発着する港の前にあり、かなり観光地っぽい。が、サーモン料理やらトナカイ料理やら、一度は試したい名物料理が勢揃い!(付け合わせの芋の山も印象的)。されど、上記の目的のメニューは見当たらず……と、ま〜、こちらでも若干の時間ロス。

付け合わせの芋の山も印象的。テントをカフェ風にしtあ、趣向を凝らした店舗もあり可愛い
大量の芋が焼かれている。テントをオープンエアのカフェ風にするなど、趣向を凝らした店舗もあり可愛い!

海沿いの素敵なカフェに移動するも……

次の目的地はちょいと離れた海岸沿いのカフェ「Cafe Regatta」。しかしタクシーがあまりおらず、すかさずUber召喚。実は今回のヘルシンキで一番楽しみにしていたのはココ。フィンランドのアウトドアに欠かせないGrillimakkaraを自分で焼けちゃう!
レカッタには薪があり自分でソーセージが焼けるのです!
だが到着するやいなや「がび〜ん!」(これも口に出す奴はいない)。なんと長蛇の列……。平日といえど暖かさに誘われ、皆さんオープンエリアに集結。って時すでに遅し。並ぶ時間はない。結局、寂しい様子を写真と動画に収めて退散することに。ちなみに「Cafe Regatta」には、シナモンロールはもちろん、サーモンスープなど地元人気メニューが揃ってます! すごく素敵なところだったのでリベンジ決定(でも、冬は寒そうだからやめとこ)!

やっぱりギリギリガールズで列車に飛び乗り一息つくも、空港まであと数駅のところで電車が突如停車、そして落ちた灯り……。列車完全停止を乗り越え、なんとか空港に到着

やはり3時間には限界あり。欲張らず1カ所に集中することをおすすめいたします。結局搭乗直前にサーモンとポテトの炒め物(サーモン1:ジャガイモ9)で空腹を満たす。マーケットで印象的だった付け合わせ用の“芋の山”にも象徴されるように、ここはオジャガ大国でもあるのです!


<無念のヘルシンキMap> 

マスイどっきり㊙報告


フィンエアー四方山話

今回の移動はフィンエアー。ヨーロッパに行く時は大体フィンランドの上を通るので、経由でも時間のロスが少ないのが利点かも。
ところで、エコノミーの前方にはプレエコノミー的な足回りにゆとりがある「エコノミー・コンフォート・シート(34")」と、同じくゆったりしている非常口近くの「シート・ウィズ・エキストラ・レッグルーム」(どちらも有料)があるが、どちらが良いのか? 結果は、ヘッドホンにノイズリダクションが付いていることと、先に降りられるため「エコノミー・コンフォート・シート(34")」に軍配。


ちなみに、フィンランド空港のラウンジは北欧デザインで可愛い上にサウナまであり!



マスイユウプロフィール画像
マスイユウ

ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。

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