[vol.10]新企画! アジア"ロ麺チック街道"ペナン編~美食の島の名物麺ペナンラクサ~

麺。どのアジアの国にも独自のスタイルが存在する。そしてストリートフードの最高峰と言っても過言ではない。そんな唯一無二の味を辿った道筋を、人は”ロ麺チック街道”と呼ぶ!


とま~、いつものように適当なことを言ってみましたが、ストリートフード好きが高じた”麺”企画をはじめてみました。
第一回目にご紹介したいのが『ペナン島』。旧市街ジョージタウンが世界遺産に登録されているマレーシアの小島です。実はこちら、フードジャーナリストや食ブロガー、そして美食家たちが世界で一番美味しい島と呼ぶ。そう、ペナン島は”ストリートフード愛ランド”なのです!

まずは屋台料理、Assam Laksa(アッサム・ラクサ)!

食通たちを魅了するペナン代表の麺は2つ。今回ご紹介する1つ目はペナンラクサこと”Assam Laksa”。ラクサと聞くとマレーシアやシンガポールで食されているココナッツベースのカレー汁麺(成城石井にあるやつ)を思い出しますが、ペナンラクサはちょっと違う。お魚介ベースの甘辛酸っぱいスープに、新鮮野菜、さらには香草がたっぷり。その作り方も独特で、お椀に麺を入れそこにスープを入れては出しを何度か繰り返す。あらかじめ火の入っている麺をスープにくぐらせることで再加熱するのです。麺自体は若干やわめの米太麺、でもお店によってスープや具が違うので思わず食い倒れ。


その作り方ゆえにお椀は汁まみれ! 臨場感を伝えたい方はそのまま、美しい食レポをお望みならウェティ持参で撮影前にかる~く綺麗にしてみましょ。ワシは途中でギブアップ



それではとっておきのラクサ店をご紹介します!

1.No.1有名店はさすがの味! Pasar Air Itam Laksa




もっとも有名な店は山の上に。でも無理してでも行きましょう!  市内から車(ウーバーを推薦)で20分くらいの”ペナンヒル”にある極楽寺の門前街。その見た目からは濃厚に見えるが、そんなにクドくない。さすがNo.1! で、お寺は? 遠くからでも十分様子はわかるので割愛。

2.さまざまな屋台が集まるJoo Hooi Cafeへ! Penang Road Famous Laksa




ペナン島では“カフェ”と呼ばれるスペースにいくつかの屋台が集まる文化がある。その1つがこの「Joo Hooi Cafe」。ここにはいくつか名物屋台が入っているので(後ほど登場します)、ここでわりと完結できるのもいい。こちらの「Penang Road Famous Laksa」は王道タイプで、お魚が荒いフレーク状の濃厚スープ。シャキシャキお野菜とハーブがよく調和している!

3.夜深めな時間でもOK! Gurney Drive Hawker Centreでは食べ比べを

「Gurney Drive Hawker Centre」はペナンで一番有名な屋台村で、中心部ジョージタウンから車で15分くらい。こちらには数軒あったのですが、イスラム系のおねぇちゃんの店「Penang Famous Laksa」が、印象的で他のお店に比べると辛味が効いている! もう1軒ある「73」はピンクの漬物とパイナップルが要のさっぱりタイプ。ぜひ食べ比べてね!

(左)「Penang Famous Laksa」。いい辛味! (右)さっぱりした「73」の麺

カフェ系ラクサ店は閉店が結構早いんです。そんな時はナイトマーケット界隈のお店を探しましょう! ここ『Gurney Drive Hawker Centre』には名物料理がそろっていて重宝します!



実は1日5杯以上食べているのでもっとご紹介したいのですが、このあたりで。次は、ペナン第2弾『新企画!アジア"ロ麺チック街道"ペナン編その2~もうひとつの名物麺とマストデザート』です。お楽しみに!

<ペナン麺Map>

 

マスイどっきり㊙報告
市内から遠いところにも名店あり!
ちょっと離れたところにあるデザート店「Mat Toh Yau Dessert & Food (Branch)」にて提供されているラクサを偶然発見! だいたい他店では魚はフレーク状にされているのですが、こちらは結構身が残っていてお魚感が強め。パイナップルの効いた甘めスープが特徴です。お向かいにはJelutong市場があって日中は地域の台所、夜にはフード屋台が集まるみんなの食卓になっている。このピンク色のデザート店のオーナーが結構強烈。思わず各種ゼリーが甘いミルクに入ったデザートをオーダーしてしまった。

インパクトのあるデザート店のオーナー
インパクトのあるデザート店のオーナー





マスイユウプロフィール画像
マスイユウ

ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。

記事一覧を見る

FEATURE