[vol.17]新年度特別コラボ企画 台湾横断『ホットポットりっぷ』with ひとりっぷ® その2

  「一人じゃ食えね~!」と『今日も世界のどこかでひとりっぷ®』(集英社)の著者・ひとりっP先輩と始めた『ホットポットりっぷ』も、ここに来て”大~どんでん~返~し(ねるとん風)”! 台湾南部の都市、高雄で選んだお店はどこも”ひとり鍋”対応だったのだ。ということで、台湾横断『ホットポットりっぷ』with ひとりっP® その2~一人鍋天国?高雄編~をお届けします!

檸檬香茅火鍋専売店

さて、一軒目は初体験のレモングラス鍋! 高雄に5店舗を展開する人気店。席に通されると4人掛けテーブルに鍋を入れる4つの穴が⁉︎ そう、こちらは1人1鍋タイプの店。すりおろしが入ったおソース、香り漂うさっぱり系スープ、さらに箸休めにといただいたお茶まですべてレモングラス三昧! お野菜やちょっとした海鮮、練り物がセットに。麺は選べて、ワシは春雨をチョイスなり。そしてメインの具材は、絶対に”薄切り鴨肉”がオススメ!

なぜか横並びの席配置(写真撮影用ではなく)。確かに他のテーブルの2人も同じように座らされている。この国ではお鍋を一蘭のラーメンのように、ひとりずつ無の極地で食うのか!?

天水玥 秘境鍋物殿

着いてみると美術館のようなモダン外観。そして巨大な木製の扉が開いてさらにビックリ……! そこに鎮座するのは巨大な仏陀の頭!
とりあえず大仏頭とツーショットが撮れそうなベストポジションを確保。こちらも個人プレータイプで1人1鍋。老火鍋(鳥だし)、昆布風味、香濃牛奶鍋(濃厚ミルク)、酸甜番茄鍋(スイートサワートマト)、麻辣鍋(マーラー)、そしてすき焼き、と種類は豊富。野菜、麺または米、甘いお茶、スムージーが基本セットとなっていて、お肉を選ぶスタイル。魚介や練り物などの追加トッピングはあるがセットで結構十分(ちなみにすき焼きは鍋に綿あめが乗って登場し、そこに割り下を入れるらしい。インスタフレンドリーではあるが、海外ですき焼き食べる気分にはなれず辞退……)。

瑞豊夜市

たらふく食べて「終了~!」の予定が、あることを思い出してしまった。大仏鍋からさほど遠くない高雄最大の『瑞豊夜市』で目撃したあの光景のことを。人々が並び、野外で鍋を貪っていたのだ!

來客來石頭火鍋


裕誠路と南屏路の交差点から入ってすぐにある『來客來石頭火鍋』は石頭火鍋の専門店。もちろんこの晩2鍋目なので小(1人用150元)サイズ、そして今回まだ食べていなかった羊肉をチョイス。石鍋に油をひき肉と玉ねぎを炒め、火が通ったら他の食材とスープを投入! 美味でした。

葛海Go High南洋石頭火鍋

さらに夜市を散策していると、テーブル席が備えられたエリアにさらなる鍋処が! 「もちろんトラ~イ!(この晩3鍋目)」。『葛海Go High南洋石頭火鍋』はちょっと変わり種メニュー。酸辣海鮮火鍋(酸っぱ辛い海鮮)、香茅薑母鶏火鍋(ハーブ&生姜の鳥鍋)、そして南洋風味鍋(東南アジア風)の三種から、もっともミステリアスな南洋風をオーダー。大と小に加え、なんとミニサイズがあり夜市の買い食いにぴったり。バジルとパクチーが効いたさっぱり系でした。メニューもさることながら、清潔感もあって好印象!
さて、台湾横断3日間3都市8鍋! 今回の一番のオススメは、断然檸檬香茅火鍋専売店」のレモングラス鍋。ひとりっぱーでもグループでも楽しめるので、高雄へ行ったらマストでGO! そして……。この夏には奴らが帰ってくる。『ホットポットりっぷ』with ひとりっぷ®第2弾、すでに予約完了。自由気ままなひとりっぱー2人が再び鍋に立ち向かう、それも意外な国で! 乞うご期待。
<台湾ユニーク鍋Map>
マスイユウプロフィール画像
マスイユウ

ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。

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