めでたい! ついにヘンリー王子が結婚! メーガン・マークル氏とのロイヤルウェディングは日本でも話題になったことでしょう。ロンドンはもちろんご婚礼のお祝いムードたっぷり。その雰囲気は街の随所に感じられます。というのも、各地で“ストリート・パーティー”が開催されているから! このイベントには長い歴史があり、即位や婚礼といったロイヤルイベントがあると、地域のコミュニティが取り仕切り道路を閉鎖、飾り付けしたテーブルや椅子を並べてパーティーを催すのです。
さて、今回のロイヤルウェディングをどの街で味わおうか迷いに迷ったあげく焦点を定めたのは東ロンドン! ロンドン・フィールドのすぐそばにある「Wilton Way」という閑静な住宅街にあるヴィレッジ(商店街)に訪れました。カフェやグローサリーのみならず、アレクサ・チャンもお気に入りの“業界人御用達”パブに、ヴィンテージやインテリア雑貨のショップが軒を連ねる「おしゃれ通り」なんです。実はこちらでは、前回のウィリアム王子とケイト・ミドルトン氏の挙式の際もストリート・パーティーを開催。中心部からのアクセスが面倒で、若干“陸の孤島”的な立地ゆえ、ロイヤルイベントを楽しむのにぴったりの穴場なんです! ではストリートのレポートを早速お届け。
ストリートから直送! 華やかなお祭りムード
近隣の方々が持ち寄ったケーキやアルティザンなケータリング、子供向けの出し物など見どころはたっぷり。そのほか、クリエーターが多い場所柄か、アートやファッションに関連した出店やキッズウェアのショーも開催されていた!
自身が撮影した写真のポラロイドカードや、アクセサリーを販売していたお姉さん方
そして個人的にヒットした、ストリートで見つけたファッショントピックも2つほどご紹介。
結婚式にちなんだ「JUST HARRIED」(結婚式でよく使われる「JUST MARRIED」をもじった)Tシャツ。近所にスタジオを構える「BLOUSE」によるもの。気のいいデザイナーさんが1着プレゼントしてくれた。
ジョン・ローレンス・サリバンのスタイリングを手がけるAnna Personenちゃんもキャッチ! ヘビメタの国・フィンランドの出身らしく“暗かわいい”スタイリングを披露。プラダの華やかなフェザーでロイヤルタッチなニュアンスも添えていた。
ウェディングケーキを手がけた店では……
そして何を隠そうWilton Wayには、結婚式のウェディングケーキを手がけた自然派パティシエClaire Ptak(クレア・プタック)のショップ『Violet』があるのです! まず式で振る舞われたウェディングケーキはこちら。
おしゃれなカップケーキが看板メニュー。
材料はほぼオーガニックを使用。クレア氏は『The Violet Bakery』というレシピ本も出版している
この日は特別メニューとして”ヴィクトリアスポンジ”と呼ばれる伝統のスポンジケーキに、レモンカード(レモンを使ったクリーム状のプリザーブ)を挟んだスイーツや、クリームを添えたパフェをサーブ。気持ちのいいお天気に美味しいお菓子も相まって、ウェディングという素晴らしいイベントを祝うポジティブなエナジーがストリートにあふれていました。次のストリートパーティーはぜひWilton Wayで!って、20年後かな……。
ストリートパーティースペシャルメニューのパフェは、イエローの層がフォトジェニック
マスイびっくり㊙︎報告
ヴィヴィアン・ウエストウッドが愛するパブでもお祝い!
Wilky Way以外にも、まだまだある東ロンドンのロイヤルウェディング祭り。スポタルフィールズにあるパブ『Golden Hearts』は、王室関連イベントがあるとユニオンジャックを飾り盛大なお祝いムードに。実はここ、英国ファッションの女王・ヴィヴィアン・ウエストウッドのお気に入りで、パーティーが開かれたこともある有名スポットなんです。
ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。