週一目標で始まったはずが、蓋を開ければ月に1、2度……! そんないい加減男(オカマ)の旅連載「Yuは何しにこの国へ?」がスタートして、はや1年が経過! 今週と来週は1周年を記念し「ひとりっぷ®」との大好評コラボ企画”ホットポットりっぷ”がカムバック。一人旅エキスパートのひとりっP先輩と真夏のハノイ(7月下旬取材)で3日間9鍋に挑戦してきました!
女子力満開!お花鍋
機中泊派の弾丸トラベラーズは深夜便が当たり前。ハノイへの直行便がなかったので、とりあえずホーチミンに入ることに。ということで、一発目の鍋はホーチミン名物の花鍋”La Hoa”!市内に幾つかこのメニュー提供するお店はあるのだが、今回は「Dong Restaurant」をピック。女子力低めのあっしでも上がってしまう華やかな見た目。お皿を覆うのはかぼちゃの花やハナニラなどの花々。“Thien Ly”と呼ばれるトンキン・ジャスミンの小花は、中でも食感が良く美味しゅうございました。
ひとりっP先輩のお気に入りフォー&プリンもいただいて、お腹の準備運動はばっちり
さて、日本が過酷な猛暑の頃、、ハノイも35度以上の真夏日が続いておりました。そんな灼熱地獄で鍋をつついていたわけですが、今回はとっても大切な「冷房あり」な店をご紹介いたします。
おしゃれベジレストランでキノコ鍋
キノコ鍋を検索すると絶対にひっかかるのがレストラン「アシマ」。定番の人気店でこちらも間違いないですが、人とは違うところに行きたい! そんなあなたにおすすめしたいのはウェブサイトのつくりまできれいな「Uu Dam Chay」、行ってみたらびっくりベトナムとは思えない超モダンなベジタリアン料理のレストラン。待望のお鍋は甘みのしっかりとしたお出汁で、きのこの味わいを楽しめる。さとうきびを使った〆の自家製麺もウマいので最後まで気を抜かぬように!
ディル好きにはたまらない油鍋!
ハノイ名物の「Cha ca」は変わり種鍋。テーブルに用意されたのは、たっぷりのオイルがひかれたフライパン。下揚げされた雷魚に再び火を通す、そこに投入されるのがたっぷりのディル! この香りがたまらない。香草やおネギに火が通ったら、ブンにのせて召し上がれ! 今回伺った「Cha Ca Tan Tan」はコロニアルな建物の2階にあり、テラスからはホアンキエム湖を(ギリ)臨める。
蟹味噌たっぷり濃厚鍋、実は爽やか!
ベトナムのお鍋はちょい面倒くさい(が、ウマイ)。と、言ってもなんとなくのせたり、巻いたりといったお作法があるだけなのだが。「1946」の田ガニ牛肉鍋”Lau Rieu Cau”にも手順があり。トマトの酸味が効いたお出汁が煮立ってきたら、お肉をしゃぶしゃぶ。ある程度火が通ったらブンの上に。そして続くのが紫蘇などの香草とバナナの花。こちらも軽く火を通しブンにのせる。蟹味噌は鍋には入れず直接取り分け皿へ、そしてそこにスープを注いで完成! はじめはオネーチャンがやってくれるのでご安心を。
こちらはお鍋メニューが充実!このほかに次週ご紹介する粥鍋などもございます。
マスイびっくり㊙︎報告
イオンのフードコートで、驚愕の鍋パーティー
イオンのフードコートが大変なことに!? 家族連れからカップルまで、真夏にも関わらず鍋がテーブルを埋め尽くす。ピーク時には席を確保するのも難しいほど。って、フードコートで鍋は日本では考えられない。しかし周りを見渡すともともと鍋のお店だったのは1軒のみ、あとは日本食やタイ料理、挙げ句の果てにはデザート店だったようだが、今ではお鍋を提供している。そして強者たちのテーブルの上にはビニール袋が……。そう、彼らは下のスーパーで買ってきた好みの食材を追加で投入してるのだ!
ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。