[vol.35]マスイユウ“聖”誕記念祭! あなたの知らない浜松餃子の世界

年齢非公開ではございますが先日誕生日を迎え、また一歩“ドライエイジング”が進みました。本日は特別企画として、自称“浜松餃子親善大使”のマスイユウが郷土の味をご紹介します。SPUR編集長G氏もとあるお店の大ファンだそうで、ファッション業界にも多くのファンを持つ浜松餃子。
「宇都宮餃子」と繰り広げている、仁義なき“消費量日本一”の争奪戦! では、浜松餃子は何が違うのか? それは野菜の量です。キャベツをメインにニラやニンニク、生姜も入って、お肉の割合は10~20%程度。野菜の甘みと旨みが味の幅を広げます。そう、肉餃子やおしゃれ創作餃子で満足しているあなた……。解ってないです!(ド~ン) 笑いあり、涙あり、秘境鉄道あり。今回は趣向を凝らし(餃子以外も交えながら)『列車で巡る浜松周遊餃子の旅』をお届けします!

スナック?実は餃子屋さんです

スタートは、浜松駅から一駅離れた天竜川駅にある「かどや」。もともと駄菓子店であり、スナック菓子の販売ともに、餃子や焼きそば、そして遠州焼きと呼ばれる地元名物(タクワンの入ったお好み焼き)を提供していました。残念ながら数年前、お隣にある中華料理の居抜き風物件に移転。今はお菓子は置いていないが、メニューはそのまま。こちらの餃子は半分揚げたような食感がユニークです。さて、お腹を満たしたらいざ秘境鉄道の旅へ。

鉄ちゃんを魅了する秘境鉄道でぶらり旅

お次は、浜松を飛び出し掛川駅へ。この駅で、鉄ちゃんの間では有名な秘境鉄道「天竜浜名湖線」(略して天浜線)に乗り換えます。12時59分に掛川駅から出る列車に揺られること、45分。終点・天竜二俣駅には13時44分着。2分後に出発する列車へとうまく乗り換えられるようになっています。が、ここで発見!  13時50分よりちょうど列車のスイッチバックも見られる『転車台&鉄道歴史館ツアー』がスタートすることを。このツアーを45分ほど楽しみますと、1時間後の次の列車にもちょうど乗れるというわけなんです。隠れ鉄男としてはマストで参加。

途中下車したい場合はフリーパスが便利。全線と半周、そして遠州鉄道とのコンビチケットがあります!

要予約! ユニークな両面焼き餃子

さて、ツアーも堪能して次の列車へ。ネクストストップは天竜二俣駅から乗り換えて2駅、遠州鉄道と接続している西鹿島駅にある「福来軒」。週末は事前に予約してください!  ツアー日は土曜だったのですが、18時までの営業にも関わらず14時50分時点でナント売り切れ。こちらの餃子も珍しく、両面がしっかり焼かれています。半揚げ状態、かつ甘めな味わいが特徴的。メニューはシンプルに餃子とサイダーのみです。お酒類の持ち込み&店内撮影禁止ですが、餃子のブツ撮りはオッケーです!

マリメッコのテキスタイルが華やかな駅舎カフェに寄り道

そこから遠鉄電車で浜松方面へと引き返すつもりが、ちょっと気になる「駅cafe」なるものを見に、天浜線の都田駅(西鹿島からさらに4駅進む)まで行ってみることに。けれどダイヤの関係上、滞在可能時間は15分のみ。到着してみるとすでに閉店準備中で16時までの営業と発覚! マリメッコのテキスタイルを用いた女子力の高いインテリアが華やか。とりあえず写真を撮らせてもらい、コーヒーと緑茶クッキーをテイクアウト。西鹿島駅へ戻り、遠鉄(遠州鉄道鉄道線)に乗り換えて、次の目的地、さぎの宮駅へ。

スナック? 実は餃子店です

「砂子」……。田舎のスナックのような名前だが、実は店主の方の苗字。さぎの宮駅からすぐの街道沿いにあるこちらは、お手ごろ価格の中華料理店。その日がお昼までの営業だとは気付かずにドアをノック。餃子だけならオッケーと無理やり食べさせていただきました。こちらの魅力はそのお値段、6つでたったの200円!ドライブスルー併設という設計もおもしろい。そんなこんなで鉄道旅を満喫しました。

浜松餃子の二大巨頭へ

「石松」
と鉄道旅をご紹介しつつも、時間のないあなたへ。浜松餃子を代表する2店は浜松駅周辺で食べれちゃう! 円形に並べるビジュアルを生み出したのはこちら「石松」。本店は浜北区にあり、車なしではアクセスが大変なのだが、数年前、駅中に支店がオープン! 甘めのタレが味の決め手。
もう一軒は浜松駅裏徒歩3分の「むつぎく」。開店前から行列ができる人気店なので、覚悟のほどを! こちらの餃子は野菜9:肉1で、野菜豊富な浜松餃子の中でも野菜の割合が多め。もはや黄金比と言ってもいいかもしれない。ぜひ味わってみてほしい!

マスイびっくり㊙︎報告

餃子のクオリティを高めるオリジナルタレ

餃子を食すのに重要なのがタレ! 実は「石松」では甘めのオリジナルダレを販売している。マスイ家の冷蔵庫には常にストックされております。たったの390円で、お持ち帰り餃子もワンランクUP!


<浜松餃子Map>
マスイユウプロフィール画像
マスイユウ

ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。

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