[vol.58]ヨーロッパファッション放浪記①イギリス帰国&隔離生活

メンズから始まりクチュールへ、夏のファッションウィーク前半戦が終了! 数週間にわたりヨーロッパファッション放浪記をお送りいたします。今回はイギリス入国から隔離、そして解放までの道のりをご紹介。
旅の出発点となったのは五反田にあるクリニック、イギリス渡航に必要なPCR検査の陰性証明書をゲットするために渡航の前日に伺いました。こちらは13時までの検査で即日発行(18時以降の受け取り)、35,000円なり!って高いです。渡航対応の証明書が出る検査の日本の相場は大体30,000円強。ちなみにロンドンでは140ポンド、ミラノでは125ユーロ、フランスでは75ユーロでした。なので日本はだいぶ割高ですね。

当時のイギリス渡航では検査方法や機種など記載が必要でしたが、今は簡易化されて抗原検査でもOKになりました。イタリアとフランスも抗原検査で良いはず

さて、イギリス入国には事前にDay2とDay8のPCR検査を予約する必要があります。British Airwaysの割引が効く「Randox」の宅配検査キットにしてみました。キットの情報はもう1つの入国書類、”Passenger Locator Form”に記載する必要があります。
羽田はと言うとオリンピック前なので閑散。そんなに開いているお店もなかったので、クリームあんみつを食べ税関を通過。開いていた大きな免税店やエルメスなどを横目に、JALのラウンジへ。ラウンジでのお食事はQRコードを読み込みスマホでオーダー! すしにラーメン、搭乗前から食い過ぎました……。
日本からイギリスへの入国は当時も今も10日間の隔離が必須。ただ、7月19日からはイギリスで2回のワクチン接種をしている場合は免除になりました。隔離中は毎日NHS(Natinal Health Service)から電話があるだけでなく、見回りが来ることも。アルバイト風の人が1回来ました。

イギリスでの違反者には最高10,000ポンドの罰金または刑罰が適応されることも

隔離中のお食事は、もちろんデリバリーとスーパーの宅配サービス。ダイエットついでに最近増えている植物性のヨーグルト代替え品をトライ。あとは隔離コンテンツ作りやひとりっぷ先輩とインスタライブなどなど有意義に。

外出してはいけないのか? 実はPCR検査をクリニックや薬局で行う場合と、自宅の検査でもサンプルを投函する時には出ていいんです。なのでその時にフレッシュエアを大量摂取。

実は10日間の隔離を5日間で切り上げることも可能。”Test to Release”を5日目に受け、その結果が陰性なら隔離終了~! 要はエキストラの検査代をお支払いすればいいということ。世の中……金かっ!? 今回は薬局チェーン「ブーツ」の店舗での検査に、95ポンドなり。PCR貧乏まっしぐらです。

11時の検査で翌日の午前中には結果出たので、お買い物へまっしぐら~!

マスイユウプロフィール画像
マスイユウ

ロンドンを拠点にグローバルに活躍中のジャーナリスト。お肉と餃子をこよなく愛するスタイルアイコン。自称・浜松餃子親善大使。

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