年明けからダイナミックに変化。2021年前半はどうなる?

幸運と拡大の星である木星の移動、半年ぶりに滞在する星座が変わる火星、土星と天王星がスクエアの角度をとるなど、知っておきたい星の動きと時期をひもときます。そのどれもインパクトが大きく様々な影響がありそう。今すぐカレンダーにメモを!

水晶玉子(以下、水晶) 2021年前半の星の動きで気になるのは、ものすごいスピードで水瓶座から魚座へと移動していく幸運の星・木星です。
石井ゆかり(以下、石井) 木星は約12年かけて12星座を巡りますが、特に水瓶座から牡羊座あたりは、ひとつの星座の滞在期間が短くなります。正直この時期は、年間占いが書きにくいですね(笑)。
水晶 そうそう(笑)。あとは火星がひとつの星に長期滞在している期間も、内容に変化が出しにくいので書きにくい。占い原稿あるあるですね(笑)。そんな私たちを悩ませていた火星は、1月7日、約半年ぶりに牡牛座へと動きます。
石井 1~2月は、牡牛座に火星と天王星、水瓶座に水星、金星、土星、木星と、不動宮(牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座)に星が集まります。時代の変わり目ではあるのですが、「変わりたくない」という頑固な面も感じられるかもしれません。あるいは「変わらないもの」を探す傾向が出るとか。
水晶 ちょっと心配なのはその後。水瓶座を猛スピードで通過する木星の影響で、科学に頼りすぎたり、すべてにおいて平等であろうとしたり、過激な発想が生まれたりなど、水瓶座的な現象が行き過ぎてしまうのではないかと。また、1月18日に木星と天王星が、2月18日と6月15日に土星と天王星がスクエアの角度をとる頃も緊張感が生まれそう。「理屈ではこうだけど、実際はそうできない」という、理想と現実とのせめぎ合いが社会的に出てきて、ストレスフルな時期になるかも。


石井
 たとえば、新型コロナウイルスのワクチンや特効薬ができたとしても、それを最終的にどう流通させ、届けるか、という部分は、ごく現実的で、物理的な問題で、つまり「地の世界」マターです1~2月あたりは、「ここまで進めていてうまくいっていたことが、実際やってみるとうまくいかない」といったことの、辻妻合わせをする作業が多くなるかもしれま
せん。でも3~4月にはそうしたフィードバックが効いて、混乱はあっても、より強い協
力体制が生まれていくのではないかと。
水晶 改革や反抗を表す天王星が、基本的な生活を司る牡牛座にいて、水瓶座の木星や土星と不調和なので、特に2021年前半は、「昨年は“コロナだから仕方ない”と我慢したけど、もうこれ以上我慢できない!」となっていきそう。次の時代に行くために、最後に乗り越えなくてはいけない生みの苦しみのようなものなのかもしれません。でも5月14日に木星が魚座に移動するから、そのとき皆が優しい気持ちになるような出来事があるといいな。
石井 バイデン氏の演説の中で、「国を癒す」という言葉があったのですが、「癒し」がキーワードになるということが、非常に印象的に感じられました。ある意味、魚座の木星。海王星らしいというか。
水晶 木星は7月28日には水瓶座に戻ってしまうので、魚座にいるのは約2カ月半だけなんですよね。魚座の人はいつも木星が訪れる幸運期が分断されてしまうから、ちょっと気の毒です。
石井 次に木星が魚座に入るのは2021年12月29日で、そこから5カ月くらい滞在します
水晶 木星は拡大の星なので流行に影響しますが、東京オリンピックの開会式が予定されている時期は、木星が魚座から水瓶座へと戻るタイミングなのですよねぇ……。まぁ、開催の可否はともかく、IOC(国際オリンピック委員会)などの国際組織の在り方は見直すべきタイミングを迎えていると思います。もしかしたら、土星と天王星が厳しい配置になる6月15日頃に予想外のことがあったりして。
石井 ドキドキしますね。あと、実は水瓶座は古くから星占いと関連づけられている星座なので、占いにもスポットが当たるんじゃないかなと思ったりしています。これまで、何度か12星座別の本を出してきたのですが、いつも断トツで水瓶座が売れるんです。
水晶 えー! 売れるのは水の星座(蟹座・蠍座・魚座)だと思っていました!私が石井さんの本を買いに行くと、自分の星座である蟹座の本がいつも一番減っているイメージだったので。意外!! 2021年は占いを楽しむ人がもっと増えるといいですね

2021年上半期 「注目したい時期をおさらい」 ☑1月7日

☑1月18日

☑2月18日

☑5月14日

☑6月15日

☑7月28日

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