激動の2023年も残すところ２カ月。目に見えて世界が変化期を迎えるなか、人々の一番の関心事は「金運」ではないでしょうか。そこで、人気占い師・鏡リュウジさんが、2024年前半の星の動きをもとに、「金運」アップ術を12星座別にアドバイス。鏡さんのヒントに基づき、編集部が選んだ「金運」アップアイテムもお見逃しなく！
お金に健全な関心を向けると、人生の流れが変わる from 鏡リュウジ
星占いの特集でも、このところ「恋愛運」と並んで、いえ、それ以上に、お金の運について聞かれることが増えました。これは社会の変化の速度が速くなっていることと関連しているんでしょうね。星の上で見ると、社会の「スクラップ＆ビルド」を表す冥王星が山羊座から水瓶座へと移動し、これまでは盤石だと思われていた企業や、ときには国家の体制までもが揺らぐということを僕たちは目の当たりにしていますから、リアルに自分たちを支えてくれるお金のことへの関心が高まって当然です。
しかも今、幸運の木星はお金そのものを表す牡牛座に滞在していて、これは2024年前半まで続きます。お金に健全な関心を向けることが、金運だけでなく人生の流れそのものをよくする暗示があるのです。
小さなところでは財布を新調する、家計簿を見直す、税金や投資のことなどを勉強してみる、なんてことが幸運につながる暗示も。とくに木星が天王星と牡牛座で接近する４月、お金とのお付き合いの仕方を大きく見直してみると金運にブーストがかかる暗示がありますよ。
占星術研究家・翻訳家。国際基督教大学卒業、同大学院修士課程修了（比較文化）。英国占星術協会会員。ポピュラーな星占いから学術書の翻訳まで幅広く活躍、日本の占星術シーンを長年牽引する第一人者。主な著書に『タロットの秘密』（講談社現代新書）、『占星術の文化誌』（原書房）、訳書に『ユングと占星術』（青土社）。京都文教大学、平安女学院大学客員教授。
