★【水晶玉子さん】新旧の知恵や文化が集結している場所へ

2023年の干支は「癸卯（みずのとう）」。「癸」は雨や雫を表し、「卯」の季節は春。“春の雨”は植物を育てる“慈雨”です。雨もウサギも小さな存在ですが、積み重ねることで力を持ちます。ですから2023年は、「小さなこと、ささいなことを積み重ねる」ことが心と運気を整えるラッキーアクション。

どんな些細なことでもよいので、あなたが少しずつ進めたいこと、日々、続けていきたいことを決めて続けてみてください。そうして継続したもの、そこで得た自信が、2024年以降のあなたの運気を育てる“慈雨”になるはずです。

また「癸」は、時間をかけて積み重ねてきた伝統あるものや知恵の象徴でもあります。ですから2023年後半は、古きを知って新たなものを導く“温故知新”の精神を忘れずに。その意味では、知恵や文化が集結しているような書店、図書館、博物館、美術館はいつにも増してラッキースポット。足を運んで静かな時間をぜひ過ごしてみてください。

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代官山 蔦屋書店 SHARE LOUNGE
代官山 蔦屋書店の中にあるラウンジ。書籍や資料を広げられる130cm幅の広々としたデスクのほか、様々な席タイプがあるので、用途に合わせて使い分けできる。個室も完備されているので、動画配信･オンライン会議にもOK。フード､ドリンクのメニューも豊富なのがうれしい。ユニークなイベントも随時開催されている。

東京都渋谷区猿楽町17-5
03-3770-2525
営業時間：7:00～22:00
https://store.tsite.jp/daikanyama/floor/shop/share-lounge/

2023年の干支である「癸卯」の、「癸」の五行（東洋のエレメント）は陰の水の気。そして10年の運気のサイクルの最後の気であり、この水は、新たな10年の始まりの2024年を前に、さまざまなものを浄化する水でもあります。

日常の中で、私たちが一番、簡単にできる“浄化”はお風呂。最近、人気のサウナやスパ、温泉に行くのは、2023年の特別なラッキーアクションになります。おすすめは、古い歴史ある温泉地。日本三大古湯はどれも素晴らしく、ひとつ選ぶなら「日本書記」や「万葉集」にも記述がみられる「道後温泉」がよいでしょう。また、特別な場所に行けなくても、日々のバスタイムを大事に、充実させてみましょう。きっと心も運気も整います。

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道後温泉本館
日本最古といわれる道後温泉のシンボルである「道後温泉本館」。国の重要文化財に指定された後も、変わらず公衆浴場として営業を続けていて、地元の人はもちろん、国内外の観光客にも人気。2009年にはミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで、三つ星を獲得。日本唯一の皇室専用浴室「又新殿」の観覧もできる（要予約・有料）。※本館は、現在保存修理工事中。「霊の湯」は営業中。

愛媛県松山市道後湯之町5-6
089-921-5141
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私の個人的なパワースポットは上野。美術館、博物館に舞台、動物園も揃っていて、そのうちのどこかひとつにでかけても、なんだか遠くへ旅をしたような気分になれるから。今年は大好きな「東京国立博物館」に何度かでかけて、ゆっくりした時間を過ごせたら、きっと心にも、運気にも贅沢な時間になると思っています。

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東京国立博物館
上野恩賜公園内にある、昨年（2022年）3月に創立150周年を迎えた、日本最古かつ最大の総合博物館。所蔵品は12万点以上で、質・量ともに、日本一のコレクションを保有している。重要文化財に指定されている本館のほか、建築的な見所もたくさん。

東京都台東区上野公園13-9
03-5777-8600
◆開館時間：9:30〜17:00（入館は閉館の30分前まで）
※当面の間、金・土曜日の夜間開館を中止
◆休館日：月（祝・休日の場合は開館、翌平日休館）、年末年始
◆観覧料：一般 1,000円、大学生500円
※特別展の観覧料は別途ご確認ください
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教えてくれたのは……

水晶玉子／Tamako Suisho
占術研究家。東洋・西洋の枠を超え、数々の占術を研究、執筆。「オリエンタル占星術」「マンダリン占星術」「運景」「フルーツ・フォーチュン」などのオリジナルの占術を考案。数々の女性誌でも連載し、「当たりすぎる！」と大評判！ シリーズ累計56万部となる『水晶玉子のオリエンタル占星術　幸運を呼ぶ365日メッセージつき　開運暦2023』が発売中。『水晶玉子の夢を叶える 60アニマル占い』（集英社）も話題に。
https://suisho-tamako.net/