【四緑木星】

最高のゴールに向けて自分を磨いていける

上半期、かなり忙しく過ごした方は多かったことと思います。2024年は四緑木星の人にとって、ステージがひとつ上がるようなタイミング。九星気学では「盛運のとき」と呼んだりするのですが、任される仕事の難易度が上がったり、ハードルの高いオファーが舞い込んできたりするのです。それだけにハードモードの時期と思われる方も多いのですが──そして実際に、ハードモードだったりするのですが──見方を変えれば、いろいろな人があなたの実力を認め、期待し、さらに伸ばそうとしてくれているのですね。それだけの実力を、あなたが持っているということでもあります。

上半期はそうした機会がとりわけ多い日々でした。「ハードだったけど、充実していた！」と思える人は、素晴らしいです。地道に積み重ねてきたお力を、ちゃんと発揮できましたね。一方「思った以上に難しかった」「実力不足を実感した」などと感じている人も、頑張っていらっしゃいました。あなたが、できなかったと感じるのは、挑戦したからです。そして、その挑戦のなかで、ちゃんとご自身の力を養い続けてきたのだろうと思います。下半期は、ずっとやりやすくなりますよ。大事なのは、理想と現実のギャップに負けないことです。「ウッ」と思う気持ちはわかります、それが普通です。でも、ギャップを感じるということは、その「差」にちゃんと気づけているということです。見えているから、埋めていけるのです。本当に怖いのは、気づかないことのほう。そう思って、建設的にやっていきましょう。

下半期の運はややアップダウンが大きめです。ただ、１年の終わりには２０２４年全体の努力がベースとなって新たな芽が出るという暗示が出ていますので、好調なときもそうとは思えないときも「最終的にはよくなるのだから、どの道を通っても構わない」というつもりでベストを尽くしてまいりましょう。人が本当の意味で成長──いらないクセを手放したり、幸せになれる選択を学んだり──できるのは、得てして深い迷いの森を抜け出したときだったりしますから。

まず７月、下半期のスタートから恐縮ですが、フワフワした気分でいると思わぬところからツッコミが入ります。基本的には悪くない運気なので大きな災厄には至らないはずですが、ナメてかかると足をすくわれかねません。もちろん「ナメていくぞ」と思って仕事に取りかかる人などいないと思うのですが、冒頭で触れたように人からの引き立てを受ける年です。ここで信頼を失っては下半期全体に響きますから、責任感を持ってやるべきことを着実にこなしていきましょう。ひとつ覚えておいていただきたいのは、何も２４時間体制でストイックに努力する必要はない、ということ。頑張るときは頑張る、遊ぶときは遊ぶ。そのメリハリを大切にしてこそ、この時期の運をフルに使っていけるはずです。

８月から９月にかけては、「結論が出る」「決着がつく」タイミング。仲のよかった人が転職したり、メンバーからはずれたりと環境に変化が生じ、あなた自身も進退をマジメに考える機会が増えるでしょう。世の中や業界、自分の本心などを丁寧に見つめていきたいところです。

10月、11月は努力の成果が見えにくいとき。今まではいい評価をもらえていたことが今ひとつ振るわず、自己評価が上がらない日々が続きそうです。ただ、悩んでもストレスがたまるだけでいいことはないでしょう。粛々と、目の前の課題に取り組むことだけがもたらす実力もあると信じて、頑張ってみるといいでしょう。

そして12月、お待ちかねの好調期が到来！ １年の頑張りが、無駄ではなかったと実感できるうれしい月です。ここまで、走り抜けることがこの下半期の目標です。