【二黒土星】

【二黒土星】

丁寧に準備をして確かな結果を手にする人。落ち着きや能力を買われ頼られやすい。几帳面ゆえに面倒事に巻き込まれることも

【二黒土星】
数千品種のバラが咲くパリの美しい公園、バガテルにちなんで名付けられたリング。パヴェダイヤモンドで彩られた花弁の中央に輝くのは鮮やかなイエローダイヤモンド。「ローズ ディオール バガテル」リング〈WG、ダイヤモンド、イエローダイヤモンド、エメラルド〉¥15,000,000/クリスチャン ディオール(ディオール ファイン ジュエリー)

アップダウンも考えよう。じっくり向き合う下半期

「ととのう」運気のなかにある2024年の二黒土星。仕事に人間関係、恋愛など万事がなるようになる、という星回りです。頑張り屋さんほど「成功に苦労はつきもの」「努力しないと成果は出ない」などと考えがちで、だからこそ手にすることができた宝物も多いと思います。ただ、今年に関しては、自分を追い込むようなやり方は足を鈍らせるだけ。そのときどきで自分なりにベストを尽くしていく、自分らしくやっていく。そうすることで、発展のための運がもたらされます。

といっても、起こることすべてがハッピー!というほど私たちの心はシンプルではありません。高みを目指して不断の努力を続けている人にとってはどんなにいい成果が出たとしても「まだまだ」と感じるでしょう。冒険を好む人にとってうれしいチャンスも、安定を好む人にとっては「とんでもない試練」と感じたりするだろうと思います。もし、上半期の数カ月を頑張ってみて「そんなにいい年のようには思えない」と感じておられる方がいるとすれば、まずは目の前の現状を「これは宝石の原石である」と思ってみるといいかもしれません。「こんなのはただの石だ」と思っていると、その魅力はわかりづらいでしょう。「もっときれいな石はないか」と探し回っても、あまり成果は上がらないようです。目の前の石をどう磨くか、どうカットするか。そのためには石の性質を学び、トライアル・アンド・エラーを繰り返すことも大事でしょう。そんなふうに思わしくない現状を観察してみると、光は必ず見つかるはずです。

下半期は運のアップダウンがやや大きめ。7月は春から初夏にかけての努力がビシッときく強運期ながら、何事も控えめにしておくのがベストでしょう。というのも、8月に運気が大きく落ち込む暗示が出ているためです。好調な年だけに恐れすぎることはないのですが、わざわざトラブルを呼び込む必要もないでしょう。9月は気持ちが明るくなるような好調期。特に恋愛運においてはいい動きがあるはずです。10月、11月は悪い時期ではありませんがハプニング含みで、安定していたことに変化がもたらされたり、対人関係でまさかの番狂わせがあったりと、あなたも多少ながらその余波を受けることになりそうです。出会いもあれば別れもあるのがこの秋。ただ、今年が「ととのう」年ということは、いつも心の片隅にでも置いておいていただけたらと思います。変わるのは、悪いことばかりではありません。ある程度の時間を経て振り返ってみれば「あれはあれで、ベストだったのだ」と思えるようになります。12月は、無理は禁物。健康運に落ち込みが生まれやすいので、心身ともにいたわりながら過ごしましょう。ただ、これも「ととのう」という年間の意味合いがきいてきます。ワークライフバランスを調整したり、家事代行サービスや便利家電を導入して「無理をしなくても大丈夫な体制」にしたりと、不調をきっかけに新しい視点を持つことができるでしょう。どう転んでも、〝自分のために〟変えられる。「これは宝石の原石である」と思ってみるんですね。

ひとつだけ意識しておいていただきたいのは「決断は潔く」ということ。下半期は秋頃、いくつかのことで「選択」を迫られることになると思います。人生において、わりと大きな選択です。多少なりとも迷いは生まれるでしょうが、ここで判断を先延ばししたり、人に判断をゆだねたりすれば、貧乏くじを引く結果になりかねません。おそらく、どんなに迷っていたとしても、あなたの心のなかですでに答えは出ているはず。それに従ってこそ勢いが生まれますし、多少難しい状況になったとしても「ととのう」運を使ってしっかりと乗り切っていけるはずです。

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