【八白土星】
誰に対しても親切で頼られれば尽くしたいタイプ。マイペースな性格がよくも悪くも運命を左右する
回り道をしたほうが世界に詳しくなれる
春まではなかなか好調だったものの、5月から6月にかけては気ぜわしかったり、流れが思わしくないように感じたりと、一筋縄ではいかないものを感じておられる方も多いでしょうか。やや運気が弱まる1年で、昨年までにはなかった独特のやりづらさを感じる時期です。ツキやチャンスといった運が偶然、舞い込んでくるようなことも少なめなので、自分から「当たりに行く」ようなつもりでいるといいのですが、「思い通りにしよう」などと強引に動けば足をすくわれるでしょう。変な場所・もの・人にはできるだけ近づかず、自分のペースを大切にして過ごすといいですね。
ただ、「いったん立ち止まる」「回り道をする」ことでしか見えないことがあるのも事実です。あなたもご想像がつくと思うのですが、勢いよく前に進んでいるときは、足もとや周りの風景というものはよく見えません。目的地にストレートに向かう道ばかりを選んでいては、崖の上から見える素晴らしい夕日や、路地裏にあるとびきりおいしいパティスリーには気づくことはできないのです。運が弱い時期と思ってしまうとつまらないだけですが、この1年は「小さいけれど、大切なもの」に気づけるという側面もありそうです。街の喧騒にかき消されてしまいそうな小さな呼び声や、よく見ている人だけが奇跡のように気づく優しさといったものが、あなたに大事なヒントを与えてくれるのかもしれません。勉強や研究など静かに何かを探求するようなアクション、これからのライフプランを立てることにもツキがあります。上半期を過ごしてみて、「小さいけれど、大切なもの」は見えたでしょうか。掘り下げてみたいこと、練り直してみたいプランはあるでしょうか。もし頭に浮かんだビジョンがあれば、それはこの時期の“恵み”です。行動に移してみるといいでしょう。でも、6月はご無理なさらず。日差しは強まり、暑さが厳しくなってくる時期です。ここでバテてしまうと夏の運を活かしきれません。それではもったいないですから、ご自愛ください。
月ごとに運気を見ていきましょう。6月の運気の落ち込みは、7月中旬あたりから徐々に回復するでしょう。なんらかの遅れが出ていた場合は、ここで取り戻していけるはずです。8月から12月初旬まではずっといい時期が続きます。何事においても、新しくスタートするなら来年2月以降のほうがうまくいくのですが、あえて2024年のうちにやってみたいことがあるなら、8月から9月にかけてがベストでしょう。まずはスモールスタートで、コツコツと積み上げ型の努力をしていくとよさそうです。10月は「このくらいはできるはず」と思えるラインの、ちょっと下あたりを狙っていくのが大事。一般的にはちょっと上を狙って適度なストレスをかけることが成長の近道とされていますが、この時期はそれが裏目に出やすいのです。あえて減らし、ベストを尽くす。できることだけを口にする。そうすることで土台も強くなるでしょう。11月はやや、実力不足を実感するとき。ただ、これは「自分の弱点に気づけている」という状態ですから、決して悪いことではありません。努力して克服するか、それとも別の強みを伸ばすか、検討してみるとよいでしょう。
要注意なのが12月です。見通しがふんわりしていたテーマについて、思いもよらない波乱が待ち受けているかもしれません。人間関係はできるだけ慎重に根回しを進め、確約を取っておくといいでしょう。準備や予約が必要なものは、気づいた時点ですぐやっておくことが大事です。これは仕事でも、遊びでも同様です。慎重に、確実に進めること。そして、害のないトラブルは笑って思い出にしてしまうこと。楽しい1年のフィナーレとすることができるでしょう。
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