「天中殺占い」とは？ 2024年下半期〜2025年の運気の流れと開運アクション

2024年下半期は、あなた自身の変化を“成長”させて

2024年の干支は「甲辰（きのえたつ）」。「甲」は〈命の始まり、ものごとの始まり〉を表し、「辰」は「振（ふるう、ゆれる、ととのう）」の意味を持つことから、蠕動しながら形が整っていく状態を表します。それらから、2024年は「新たな勢力が硬い殻を強く揺さぶってでた芽を大きく成長させ、あるべき姿へと整っていく時と読めます。

まさに時代は動乱期ですが、2024年の後半も変化の流れが続きます。改革が進み、旧体制や古い思想はより衰退し、新たな勢力が力を増していくでしょう。また、十二支では唯一の空想上の生き物である竜（辰）は、「出世」や「権力隆盛」などを表すとされ、政治や社会において、今まで絶対的な地位を獲得してきたもの（もちろん企業や人も）に対し問題が表面化するとの見方もあります。

昨年から続く古い体制にメスが入ると広範囲に影響を及ぼすといった例にもあるように、旧体制は崩壊するだけでなく新体制の勢力も活発に。固定観念や古い考えに固執している人は、時代に乗り遅れている息苦しさや孤独感を強く感じてしまうでしょう。逆にマイノリティであっても、自由な思想を持っている人が活躍できる場が増えます。「なんか違う」そんな違和感を感じたら、あなた自身も変わるタイミング。柔軟性や嫋やかさが新しい流れにのれるきっかけを後押ししてくれるでしょう。

2025年は、あなたが「あるべき姿へ整う」時期

2025年の干支は「乙巳（きのとみ）」。「乙」は「力強く伸びる植物の蔦」を表し、柔軟に現実に対処しながら、与えられた環境の中でうまく生き延びていくしたたかさも感じる時運に。「巳」は蛇を表します。忍耐強さ（執念深さ）を武器に、ありきたり、ごまかしの生活に見切りをつけるという気運になるでしょう。

つまり2025年は、「あるべき姿へ整う」 2024年の流れが強まり、より現実的・実用的な観点で考えられていく、良いも悪いも「白黒をハッキリさせる」といった年になります。2024年後半から、これらの流れを意識したアクションをとることで、2025年の流れにのりやすくなりますよ。

1. 諦めた夢や自らごまかしてきたことに、もう一度向き合う

過去に挫折して諦めたことや、「私は○○だから」と年齢や環境、性別などを理由に諦めてきたことへの思いが、2024年下半期に再燃する流れがあります。いつからでも遅くはありません。他人の目を気にして「私なんかが……」と思っていたことほど、情熱に再び火がつきやすい時です。忍耐力がキーワードとなる2025年に向けて、2024年後半に大きな目標を掲げるには悪くないタイミングです。古い友人と会ったり対話したりすると自分の思いのルーツを再確認できそう。昔の自分を思い出すきっかけを作るために、そのような機会を積極的に設けると良いでしょう。

2. タイムマネージメントが鍵！ 悪習慣を絶ち余白を作ろう

「生活の見切り」がキーワードとなる2025年に備えて、タイムマネージメントの見直しが効果的です。時間を上手に活用するには、「余白」を作るのが第一歩となります。おすすめは、悪習慣の見直し。例えば、休日を無意識に過ごしてしまったり配信動画を見続けたり、気がのらない飲み会に参加したり……やめたいけれどついやってしまう行動を検証して絶ちましょう。また、効率的に時間を作るために家事をアウトソーシングするなども有効。作り置きレシピを活用する、時短グッズを取り入れるなど、ライフスタイルに合わせて工夫し、日々の生活をアップデートしてみて。

3. “インプットの旅”へ出る

2024年後半は、日常から離れて自分の心と向き合う時間を持つのが大切です。古き良きものとモダンなものが交錯する場所や異文化が交差する場所などは、感性を磨くのに最適です。普段は気づかない自分に気づくきっかけにもなるので、五感を刺激する“インプットの旅”を計画してみてください。

なお、2024年の吉方位は「東北東のやや東側」です。その方角にある神社やお寺を参拝する（恵方参り）ことで、運気を高めることができます。旅をプランする際に、ぜひ参考にしてみて。