2021.07.23

水晶玉子×石井ゆかりの下半期トーク【「レジリエンス」占い PART1】

2021年下半期、しなやかな"回復力"がカギ

新型コロナウイルスは依然として収束せず、私たちの生活はいまだ先行きが不透明。世界的な危機に巻き込まれ、あらゆる面でダメージを負っている人も多いはず。2021年の後半が幕を開けた今、カギとなるのは、倒れても起き上がる復活力(レジリエンス)。時にはあえて休んでいい。自分を癒やしながら、一歩ずつでも進んでいくために。占いは、そんな心にそっと寄り添い、癒やし、折れないための支えとなる

 PART1  水晶玉子×石井ゆかりの下半期トーク

1年前にはSPUR本誌で、半年前にはSPUR.JPで実施された人気対談がカムバック。ここまでの流れを振り返りつつ、ふたりの真摯な目線で、2021年下半期の傾向と対策、心のあり方を丁寧に指南。この時代にどう生きるべきか、ヒントをチェックしたい

Yukari Ishii
独学で星占いを習得し、現在は、星占いの記事やエッセイなどを執筆。情緒ある文体で綴るメッセージが世代を超えて人気を集めている。著書に『星読み+』『愛する人に。〜新装版〜』(ともに幻冬舎コミックス)などがある。

Tamako SuisHo
幼い頃から占いに興味を持ち、東洋・西洋の枠を超えて、数々の占術を研究。空海が日本に伝えた宿曜経を現代に生かした「オリエンタル占星術」にはファンも多い。SPUR本誌巻末では「水晶玉子の2021年"つながる"占い」を連載中。

 

2021年前半の問題点はそのまま持ち越しに!?

水晶 毎年この時期は、下半期の運勢についてお話をしているのですが、今年は特に「今年後半どうなるか教えて」的な仕事が多い気がします。世の中の、「この状況をどうにかしたい!」という強い気持ちの表れなのかもしれません。
石井 昨年末、約200年に一度の現象「ミューテーション」が起きて、いい時代の節目になればと願っていたのですが、日本はなかなか……。
水晶 スッキリしませんね。2021年は東洋の占いでも、基本的に風の時代前半の大きな変化の細かい調整をする運気だし、仕方ないのかもしれませんが。特に今の日本は過去の成功体験である“オリンピック”に縛られて、身動きが取れなくなっている。拡大を意味する木星、責任を意味する土星が、平等を表す水瓶座に入ったことで、すべてを均等にしようとするあまり、責任の所在が曖昧になっている気もします。石井さんは、どんなことを感じていますか?
石井 「水瓶座、牡牛座的な変化は時間がかかるんだな」と感じています。’21年の上半期から、木星と土星が水瓶座に、革命の星・天王星が牡牛座にいて、スクエア(星同士が90度でぶつかり合う配置)になっています。もう少しダイナミックな変化が起こるのかなと思っていたのですが、牡牛座と水瓶座は不動宮(安定した状態を保とうとする)、そう簡単に変わらないんだなと。
水晶 そうですね。木星は、すでに5月14日に魚座へ移っていて、7月28日までの約2カ月間は魚座に滞在します。その間にオリンピックの詳細が決まることになりますが、柔軟宮(季節の境目を司る星座、変化や混合、融合を担う)の魚座は何事も曖昧にするところがあるので、いろいろ動かない間にもっと混乱を生む恐れもあるのかなと……。
石井 なるほど、そうですね。とはいえ、魚座にいるときの木星は力を発揮しやすいですし、柔軟宮はスピーディなので、多少展開が速くなるかもしれませんね。ただ、柔軟宮はある種の「混沌」を象徴する世界でもあり、みんなで足並み揃えてきれいに、とはいかないかもしれませんね。
水晶 混乱の中から新しいものが生まれることを願うしかないのかもしれません。
石井 山羊座の冥王星も気になるところです。この星は、どちらかと言えば古い権力の形を担っています。反動的というか。
水晶 土星と天王星のスクエアは古さと新しさのせめぎ合いを意味しますし、そんな中で政治や権力を持っているもの、旧態依然としたものの、よくない部分も浮き彫りになってますよね。最近は、IOC(国際オリンピック委員会)やWHO(世界保健機関)などの国際的な機構のネガティブな面がニュースになることも多いです。もう、それらをありがたがる空気じゃない。
石井 冥王星には「隠れたもの」と、「それが表に出る」という両義的な意味合いがありますね。たとえば’08 年に山羊座に入ってすぐのときには、リーマンショックがありました。今は山羊座の最終度数にさしかかっています。
水晶 冥王星は’23年3月に水瓶座に入るので、そうなったら、もっといろいろなことが大きく変わるんでしょうね。今から覚悟しておかないと!

 

社会的弱者にも光が当たり、格差を是正する動きも

石井 海外ではワクチンの接種が進んで、かなり明るい兆しが出てきているようですが、日本は残念ながら、そういう感じにはまだなっていないですね。LGBTに関する法案の議論などを見ても、だいぶ置いていかれている感じがします。オリンピックにまつわる動向を見ていても思うのですが、日本は「地」の時代の終わりに、ジャパン・アズ・ナンバーワン!みたいな、とてもうまくいった時期があって、その成功体験から抜け出せずに、今に至るのかなと思います。まさに山羊座冥王星の影を感じます。でも、5月からは、木星が魚座で海王星と同座しますね。ここには、希望があるなと思うんです。
水晶 海王星の周期は約165年で、前回木星が魚座に入った2010年にはまだ魚座にいなかったから、魚座の支配星の海王星と木星が一緒になる時期を実際に体験するのは初めて! どんなことが起こるのか楽しみだし、とても期待しています。
石井 ホロスコープで木星と海王星が揃うのはとてもきれいですね。透明感があって(笑)。
水晶 わかります! でも、それは私と石井さんが、魚座と同じ水の星座の蟹座だからかも。他の星座の人には、不穏な配置に見えるかも(笑)。
石井 そうかもしれませんね(笑)。木星は水瓶座・魚座・牡羊座くらいの間は、少し急ぎ足になります。逆行での行きつ戻りつも慌ただしいんですが、今年は水瓶座と魚座を行き来します。5月14日から7月28日まで魚座に位置していて、そのあと12月29日まで水瓶座に滞在します。そこから来年5月上旬まで魚座木星タイムが続きます。木星は魚座で強くなるとされるので「もっと長くいてあげて!」と思ってしまいます(笑)。
水晶 木星はひとつの星に約1年滞在しますが、魚座には、いつもあまり長くいませんものね。しかも、木星での滞在が前後編に分かれてしまいます。でも今年の魚座木星タイムはこれから起こる予告編と捉えてトライアル的に。来年は、「ここからが本番!」と思って本格始動すれば、2回に分かれてしまう木星滞在をうまく活用できると思うんですよね。
石井 星が星座に入ったばかりの段階よりも、その星座をしばらく進んでいってからのほうが、よりビビッドにその星の意味合いを感じられる、という説もあります。それに沿うなら、たとえば今年の上半期はまだ、水瓶座木星の体感はそれほど強くなくて、7月28日以降の半年で本格化していく、という感じになります。一方、魚座木星タイムは、この5月から7月が「第一幕」ですね。
水晶 魚座には、共有や共感、すべてが溶け合うというイメージがあります。やさしさが表面化するというポジティブな面もありますが、やさしさから始めたことが、どうにもならない混乱を招く、ブレやすい、すべてが曖昧で収拾がつかなくなるというネガティブな面もありますね。
石井 そうですね。ただ「混乱」というと悪いことのようですが、「混乱」を「ヒエラルキーの揺らぎ、解体」と捉えると、また別の見方もできるかもしれません。ヒエラルキーのトップにいる人には恐怖ですが、ピラミッドのボトムにいる大勢の人々が上に向かって手を伸ばすことがその「混乱」を生んでいるとするなら、それはむしろ「望ましい混乱」と言えるかもしれないと思うんです。
水晶 社会的弱者に光が当たり、格差を平等にしようとするこの数年の動きにも水瓶座や魚座のパワーを感じますね。昨年くらいからは、経済的な理由で生理用品を買うことができない「生理の貧困」問題も、世界的なニュースとして大きく取り上げられるようになりました。
石井 少し前までは、生理用品のことを堂々と人前で話すことはありませんでした。「隠さなくてもいいはずのことが、なぜ隠されていたんだろう」という疑問は、水瓶座的でも魚座的でもあります。
水晶 隣り合わせの水瓶座と魚座には、“平等になって融合していく”という関係があるので、本当の意味でのやさしさや癒やしが広がるといいですね。

やわらかい闘い方が星の教え。大きな何かに立ち向かうために、今はギュッと拳を握り締めて(水晶玉子さん)

 

年内は衝突が続く。大転機となる2023年を見据えて準備を

水晶 ただ下半期は、水面下でいろいろあっても目に見える大きな変化はなさそうですね……。
石井 新しいリーダーがパッと出てきてすべてを変えてくれる!というような変化をつい、期待してしまうんですが、「風」時代の世界観はそうじゃないんですよね。ひとりの優れたリーダーが世の中を引っ張っていくというのではなく、みんなでガチャガチャと論争しながら進んでいくしかない。多くの人が不満を言い合っている今の状況は、ある意味、「風」の時代的とも言えます。それこそがあるべき姿というか。
水晶 特に政治は行き詰まり感がある。それは「理屈ではこうだけど、実際はそうできない」という、水瓶座土星と牡牛座天王星のスクエアの影響がもろに出ている感じ。この角度は一年中続くから、そのストレスも続きそうですね。’20 年の年末に、SPUR.JPの記事で石井さんと対談した際も、石井さんはこのスクエアの影響で「新型コロナウイルスのワクチンや特効薬ができたとしても、それを最終的にどう流通させ、届けるかという部分で問題が起きそう」とおっしゃっていたけれど、まさにそのとおりになっています。
石井 そこは、スムースに行ってほしかったですよね。ワクチンに関しては、日本はロジスティックが問題になっていますが、海外でも特許の件で議論が起こっていますね。古いシステムと新しい状況が交錯する中で、いろいろな力が物理的にぶつかっている現象は随所に見られます。私の最近の不動宮のスクエアのイメージは、「激しくぶつかるけど勝負が決まりにくい。ただ、決着がついたらそれは徹底的に不可逆」なんですが、そんな感じだなと思います。
水晶 私のスクエアのイメージは、「ケンカして傷ついたりもするけど、結果的には建設的なゴールにつながっていく」という感じ。そこが180度のぶつかり合いとは違うと思うので、今はとても苦しいけど、この衝突が新しい何かを生み出すきっかけにつながってほしいです。
石井 経済的な転機もあるといいですね。
水晶 経済は牡牛座に属するので、牡牛座にいる改革の星・天王星が資本主義の根幹を揺らしているムードすらあります。また、飲食業を司るのも牡牛座なので、その影響が強く表れているのかも。
石井 山羊座冥王星の姿には、今の経済的な状況が映し出されているような気がします。コロナでみんなが苦しんでいるのに、株価はバブル的にどんどん上がっている。’23 年に水瓶座に移動するときに、またドーン!と大きく何かが変わるかもと思うと、ちょっと怖いです(笑)。
水晶 私も以前は、「一周前に、冥王星が水瓶座に入ったときはフランス革命が起こった」とのんきに話していましたが、最近、よく考えたらそんな革命の世界に生きることになるのは嫌だなって。そんなの、すごくしんどいです(笑)。
石井 大変すぎますよね。リアルタイムでは特に、何が起こっているか、全然わからないのかも。後になって振り返って初めてわかるような状況になるのかもしれませんね。
水晶 ’20年の、混乱が起きまくった一年がビッグバンなら、その具体的な変化がどんな形で表れるのかわかるのが、冥王星が水瓶座に移る’23年から’24年。だから今はそこを見据えて準備したり、力を蓄えるような時期。特に今年後半から’22年にかけては、魚座木星の力を借りて、デトックスと癒やしをメインに、無理をせず、できるだけ心はまったりと過ごすのもいいのかもしれません。
石井 7月いっぱいくらいまでは死んだふりでいいと思います(笑)。その後に長期計画を立てて、ゆっくり頑張ろう、くらいの気持ちでいれば。誰でも、つらいときに自分を責めたり、休んだことに罪悪感を抱いたりしがちですけど、本当は死んだふりって大事なんですよね。バタッと倒れてみて、そこから生きる気力が自然に生まれてくるのを待つわけです。動物はみんなそうしますよね。もちろん、みんないろんな責任があって、やることがあって、なかなかのびのびと「死んだふり」になれる状況ではないだろうと思います。でも、できる限り、つらいときは死んだふり(笑)。
水晶 いいですね、死んだふり!

 

倒れた後にどう起き上がるか。今こそ必要な“レジリエンス”

水晶 7月28日に木星が水瓶座に戻ると、また、社会性を意味する土星と一緒になります。水瓶座はレジスタンスの星でもあるので、人々の心の中に反抗が芽生え、何かに立ち向かうことも必要になるのかも。団結して闘うという方法もありますが、私はもう少しやわらかい闘い方を選ぶほうが、水瓶座木星・魚座木星時代に合う気がしています。何かに立ち向かうためにギュッと拳を握り締める時期、みたいな感じです。
石井 レジリエンスって、倒れない強さではなく、倒れた後にどう立ち直るかという強さなんですね。だから、一度は倒れるわけです。へこたれても、勝負に負けてもいい。そこからどうやって立ち上がれるか、が本当の強さだという考え方です。今はみんな、失敗や挫折を恐れる時代なんじゃないかなと思うんですが、ただ失敗しないように、できるだけ安全な道を行こうという方針でいると、いざ転んだときにどうしたらいいかわからない。何度か転んでおけば、立ち上がった経験もできてくるわけで、「今はつらいけど、いつか自分は立ち上がれる」と思えます。魚座的な世界は、割と簡単に倒れるんだけど、かなり早い段階でちゃんと生き返っているという強さを持っているんです。回復力の強さ、再生力、「殺しても死なない」みたいな強さです(笑)。そういう強さを持っている人を「しなやか」って言うのかなと。
水晶 転んでも、やられてもいいので、大切なのは死なないこと。死んだふりはしてもいいからその間にしっかり休めばいい。きちんと回復するには、ある程度の時間が必要。早く答えを出したくても、物事は終わりにするにも始めるにも時間がかかるし、ゆっくりとしか変化できない状況や人、自分自身を許容していくことも大切です。機械はスイッチひとつで切り替わるけど、人の気持ちはすぐには変わりません。生き物は成長するにも時間がかかるし、変わるには時間が必要なもの。特に私は、気持ちが変わるまでに時間がかかるんですよね。石井さんはどうですか?
石井 私は、失敗するとそのことで頭がいっぱいになるタイプなのですが、この数年は、その状況をエクセルに書き出しています。いわば“立ち直った自分履歴”です。
水晶 すごい! 削除はしないんですか? 読み返したりするんですか?
石井 はい。落ち込んだときに読み返しています。すると、「あのときはこんなに悩んでいたのに、今はもう消えている。今のこの悩みも、きっと3カ月後には消えている!」と思えるし、実際にそうなるんですよね。玉子さんは落ち込んだときなど、どうされますか?
水晶 私は……寝ちゃう! 寝て起きると、違う世界、新しい自分になっている気がするんです。魚座も海王星も「睡眠」を意味する星なので、特に今は効果的かもしれませんね(笑)。落ち込んでいるときは、横並びで人を見ると周りがとても順調そうに見えるけど、そんなことはないと思うんです。どんな人の人生も、失敗と落ち込みの積み重ねでできています。一休みして、みんなも自分と同じように何かに悩んでいると気づければ、「ま、いっか!」と思えるかもしれません。
石井 つらいことがあったときは、どうしてもそのことに意識が集中しますよね。でも、今土星がいる水瓶座は「未来の星座」でもあります。だから、すごくつらくなったら、あえて長いスパンで計画や夢を考えてみるといいと思います。人間は短期的なことは、どうも、自由な意志で決めているわけではないようなんです。この手を動かそう、と思ったときにはもう、脳は手を動かしているんだそうです。私たちが「意志」だと思っているのは、実は「後づけの解釈」なんだそう。でも、長期的な思いは、そうでもないのかなと思います。夢を抱き続けるとか、長年ひとつの目標を目指し続けるとか、長期的に継続して抱く意志は、ある程度自由に描けるものではないかなと。未来の星座である水瓶座木星・土星の「長期的な意志を持とう」とするところと、すごくフィットするんです。

勝負に負けてもいい。倒された後に起き上がる回復力こそが、本当の「人間的強さ」(石井ゆかりさん)

調整と停滞が混在する下半期。年末以降、美しい世界へ

石井 下半期のポイントのひとつは、10月半ば。それまで逆行していた水瓶座の土星が10月11日に、木星が18日に順行に戻ります。その少し前に金星が蠍座を抜けて射手座に入っていることもあり、この時期は爽快なイメージがあります。
水晶 水星も途中で逆行しながら8月30日から11月6日まで天秤座に滞在しているので、物事の進み方がスローペースになり、調和的なムードも漂いますね。
石井 その後、金星が11月5日から’22年3月の頭まで、冥王星のいる山羊座に長期滞在するのもポイントですね。欲望の星である金星と冥王星が、「権威」の山羊座で重なって、かなり貪欲なイメージです。ギラギラしながらブランド品を見ているみたいな(笑)。世界中でワクチン接種が終わり、みんなが「お金を使おう」となればいいですね。
水晶 本当に! と同時に、また、“古くてよくないもの”も力を増してきそうなので、そこはちょっと注意が必要です。世の中の雰囲気が変わり始めるのは、12月29日に木星が魚座に移る年末から。経済の復活も期待したいけど、12月24日にもう一度天王星と土星のハードなスクエアがあるので、まだ少し時間がかかるでしょうね。“調整がつくけど、停滞感は残る”って感じでしょうか。
石井 何もかもスッキリとはいかなさそうですね。ただ、年内はドラゴンヘッド(月の軌道と太陽の軌道の交点)が双子座にあります。ドラゴンヘッドの解釈はさまざまですが、人や物との縁という見方をすることが多い。一見ネガティブな状況だけど、今でなかったら出会わない人や物との縁があるかもしれません。それに、ドラゴンヘッドは双子座にいると強いですし、11月19日に牡牛座で月食があったりと、いくつもの強い配置が重なる10月半ば以降から11月は、いろいろなチャンスの予感があります。魚座木星には「純粋」な感じもありますし、期待したいです。
水晶 思いやりややさしい気持ちを共有できる出来事がたくさんあるといいな。魚座の守護星は海王星ですが、海王星が発見される前までは、木星が守護星でした。その意味でも、今回の魚座木星・海王星の時間に期待したいです。
石井 5月から7月の魚座木星・海王星の前半以上に、後半の年末以降には、「理想」が力を持つというイメージがあります。水瓶座木星もそうですが、ある意味、「青臭い」と言われそうなことが力を持っていくと思っています。
水晶 私も年末以降は、きれいな言葉が、世の中や心を純化させるイメージがあります。“力があるものが美しいんじゃない。真っ当なものが美しいんだ”みたいな、純粋な意思の高まりが起こっていってほしい。占いも主に言葉で伝えるものです。星が告げる占いの言葉が、少しでも気持ちを和らげ、癒やしになればと願っています。

SOURCE:SPUR 2021年8月号「2021年下半期、しなやかな"回復力"がカギ 「レジリエンス」占い」
interview & text: Noriko Kamiyama   illustration: Kaoru Konagai

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