暦の上ではもう初秋。太陽のまぶしい光も少しずつ柔らいで、吹く風もどこか憂いを伴うようになりました。そのせいか、日常のささやかな、見えるもの、聞こえるもの、触れるものにも愛しさを感じてしまいます。芸術の秋というにはまだ早いと思いながらも、いつも以上に、「ときめき」を与えてくれる絵画や音楽に触れたくなっています。
photo:adehoidar / Shutterstock.com
というのは、8月16日より、金星が天秤座に入ったからなのかも知れません。天秤座は金星にとっての“ホーム”。金星が天秤座に滞在する9月11日までの期間は、金星の持つ影響力がいつも以上に強まる時期とされています。愛と美の星といわれる金星(ヴィーナス)が司るのは、芸術的センスや美的センス。その金星が、守護星とする天秤座=“ホーム”に戻ることでさらにパワーアップされ、私の“芸術欲”を刺激しているのかも知れません。
なお、天秤座は社交を得意とする星でもあります。また、「天秤座」というだけあり、バランスや調和を重んじる傾向も。自分がいいなと思った芸術にまつわる作品をSNSやオンラインサロンを通じて発表したりシェアしたりするにも、最適な時期かもしれません。白黒はっきりつけるような二元的な感覚ではなく、天秤座のパワーで、互いの感性を尊重し多様性を受け入れながら、建設的なディスカッションができそうです。
また、金星を象徴するキーワードは、「愛」「ワクワク」「ときめき」など。新しく「好き!」と思える人・コト・場所とのであいがありそうな時期でもあります。
であいといえば、やっぱり気になるのが恋愛のあれこれ。“ホーム”にいてチカラを増した金星が、恋愛において各星座にどのような影響をもたらすか? フランチェスカ先生の「アモーレ占星術」で、8月後半の運勢をチェックできます。
火星、水星の後を追って23日には太陽も乙女座へ。批判の炎が燃え上がりますが、流れに乗りたいならほどほどに。修行僧さながらのストイックさで内省的な日常を送るほうが有意義でしょう。一方、金星は16日に天秤座に入り、22日は水瓶座の満月と木星がハグ。「愛と思いやり」の気持ちを持ち続ける人に宇宙からご褒美が。
フランチェスカ先生の冒頭のメッセージにもあるように「愛」が大事になってくる時期。金星のパワーをかりて、愛に満ちた秋支度をしてみるのはいかがでしょうか。(編集R)