サビアンシンボルって何? 12星座占いで物足りない人は必見!【今週の占い便り1/25~】

ここ数年、占いが人気ですよね。雑誌の特集や占いコーナー、専門書といった書物はもちろん、YouTubeや個人サイト、SNSといったデジタルコンテンツなど、様々なスタイルで占いを楽しむ人、発信する人が増えたように思います。

そして最近、 私のまわりの占い好きで話題になるのが「サビアンシンボルって、的中するよね!」ということ。サビアンシンボルを使ったサビアン占星術を取り上げるコンテンツが増えたからでしょうか。以前と比べ、目にしたり耳にしたりすることが増えたように思います。

私がサビアン占星術を知ったのは、5年ほど前。はじめは確か過去を占ってみたのですが、これは当たってる!と驚いたことをはっきりとを覚えています。

illustration : Blixa 6 Studios / Shutterstock.com

サビアン占星術とは、ホロスコープのチャート(円盤に各星座のマークなどが描かれているもの)の、1度ごとに設けられたサビアンシンボルのメッセージを読み解く占い。一般的な占星術は、30度ごとに1星座×12星座で一周しますが、サビアン占星術では1度ごとにシンボルがあります。つまり、1番目の星座である牡羊座の1度〜30度からはじまり、12番目の星座である魚座の1度〜30度まで、1つの星座ごとに30個×12星座で、合計360個のサビアンシンボルがあります。例えば、同じ水瓶座だとしても、生まれた日時よってサビアンシンボルが変わってくることになります。

私が占星術に強く惹かれ、チャートを用いてセルフで実践するにいたるまでは、大きく2つのターニングポイントがありました。ひとつは、 10天体の役割を知ったとき。もうひとつが、このサビアンシンボルとの出合いです。

いわゆる「星占い」は、一般的に太陽星座のみで占いますが、もっと多角的に占ってみたいと欲が出て、自分のチャートを作成し、天体の意味とアスペクト(他天体との角度)を勉強したところ、その面白さに開眼。そしてさらにサビアンシンボルを組み合わせることで、もっと複雑になりますが、その分、より神秘的でパーソナライズされた見解を得ることができるようになった気がします。

なお、サビアン占星術では、1度のサビアンシンボルごとに詩のようなメッセージがあり、それを占うテーマに合わせて読み解きます。例えば、今日1月25日(火)の太陽星座で見たとき、サビアンシンボルは水瓶座の5度で、「若いリーダーの努力を成就させようとする先祖の委員会」となります。これは、「先祖」をどう解釈するかで、受け取り方が変わってきそうです。例えば、人類の歴史といった壮大なスパンで見ての先人とするか、もっと身近な守護霊や世襲制の家業を継いでいる人にとっては先代や創始者となるでしょうか。心配事や悩みがある人にむけて、頼るべきは物質などではなく、「先祖」たちが築き上げ、今あなたのなかにある見えないものなんだよ、とメッセージを送っているように感じました。私は今日、新しいApple社製品をおろしたので、故スティーブ・ジョブズがサポートしてくれている!と、勝手に拡大解釈しています(笑)

より細かくストーリー性のあるサビアンシンボルを読み解くことで、自身や他人の多様性(多面性)を知ることは面白い。また、それらをコミュニケーションに活用することで、もっと自分をそして相手を理解するヒントになるのではと思います。占星術初心者にはハードルが高い内容かもしれないけれど、昨年の2021年に発売された『愛蔵版 サビアン占星術』(ワン・パブリッシング)が詳しくておすすめです。ほか、サビアンシンボルを解説しているサイトもたくさんあるので、興味があれば検索してチェックしてみてください!(編集R)

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