本日、6月21日の夏至の日は、ちょっぴり賑やかです。
夏至の日とは、二十四節気のひとつで、「一年のなかで最も昼の時間が長い日」。この日を境に日中の時間が短くなっていくので、太陽がもたらす「陽」のエネルギーが最高潮に達する日ともいえるでしょう。今日の空模様が、梅雨空だったとしても、一度は外に出て深呼吸し「陽」の気を取りいれるのをおすすめします。
季節の変わり目は、自然がもたらすパワーが変わっていく時期でもあります。新しい季節の到来に合わせるべく、自身も生活や習慣をここで見直してみると、うまく気の流れにのることができそうです。物事の整理、計画の仕切り直しをするのにも最適です。
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そして、今年の夏至の日は、スペシャルな開運日。
幸運や成功へむけての種まきに最適な日とされる「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」と、金運、縁結び、学業成就のご利益があるとされる「巳の日(みのひ)」が重なります。
さらに、陰陽五行説に基づく吉日とされる「天一天上(てんいちてんじょう)」の期間中に起こります(6月9日〜24日)。天地と四方をめぐる天一神(てんいちじん)という神様が天にあがっているといわれるこの期間は、どこに行っても吉となるので、お出かけに最適。
このように、3つのラッキーが重なる、今年の夏至は何も行動しないのは“もったいない!”とっても縁起のいい日となります。なお、翌22日も「一粒万倍日」。この日も積極的に活用したいですね。
開運日というと、何かをすることに意識が行きがちですが、実は「捨てること」や「手放し」など、今あるものを捨てるのも、大事。収納と同じで、スペースを空けなければ、せっかくのチャンスやラッキーも入れることができません。
金運、財運と縁のある「一粒万倍日」と「巳の日」。この日に、お財布を買う人も多いでしょう。その際、サブスク契約の整理をしたり預貯金や収支を見直すこととセットにすると、より大きな恵みがありそうです。
何かものを買うのなら、買うのと同じ数・量だけ使っていないものを捨てるといったふうに、イン&アウトをセットで行うと、新しいものがラッキーアイテムとして活用しやすくなるでしょう。
「天一天上」の日は、方角神である天一神が天にあがっている期間。地上には日遊神(にちゆうしん)という神様が降りているといわれます。日遊神は不浄を嫌いきれいな場所が大好き。掃除をすると幸運をもたらし、反対に怠るとよくないことが起こるといういいつたえもあります。よって、どこかへ出かける前に、まずは家のなかをきれいにすることが運気アップに通じる予感。そうでなくても、掃除はいつ何時も開運アクションといわれます。身の回りや生活圏をきれいにしていくうちに、今、自分が手放すべきこと、自分が本当に求めることなどが、ふと浮かんできそうです。
ほかにも、体内の余計なものを捨てるため、デトックス効果のある食材を食べたり、リンパを流すトリートメントや、サウナで汗を流すなどもおすすめです。
このように、ラッキーデーだからとやみくもに行動しなくても、手放しだけでも十分な開運アクションになります。目に見えるもののほか、目に見えないもの、例えば嫉妬や執着などといった感情と意識的にさよならすると、新しい運気が入りやすくなります。
運をよくしたいなら、まずはインよりアウト。もし、今まで開運日に合わせて行動をしてもピンとこなかったという人は、一度試してみてはいかがでしょうか。(編集R)