8人のお告げで運が動く!「改革と挑戦」の2022年占い

水晶玉子さんによるプロローグ 2022年は“浄化と刷新”

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2020年に続き、激動の年となった2021年。オリエンタル占星術では、2021年は「觜宿(ししゅく)」の年でした。「觜」は"くちばし"を表す字で、まるでみんなが身につけたマスクを暗示しているようです。年が変わって、このマスクがはずせるように……とまずは祈りたいと思います。

では、新年を迎え、この状況はどう変わるのでしょうか。まず、オリエンタル占星術をみると、2022年は「参宿(しんしゅく)」の年で、キーワードは"浄化と刷新"。古いものと新しいものが入れ替わる過程で、常識を超えた斬新な発想が生み出されていく、改革の年となります。「私にはそんな才能はないわ」という人も、自分の力を信じて積極的にアイデアを出すことで、流れを変えるきっかけをつかめそうです。身の回りのもの、環境、人間関係などを見直して、自分にとって必要がないものであれば、潔く処分をして。古いものを守るためにも改革が必要です。

また「参」は、「にじむ」「なじむ」という意味もあり、この1〜2年で変化したことが日常の現実になじむ形で定着していく年になります。コロナ禍で生活スタイルは一変しましたが、それはアフターコロナの世界でも元には戻らず、浸透していくことになるでしょう。さらに「参宿」には、嵐の神が宿ると言われ、嵐によって汚れが一気に浄化されることを示しています。新型コロナウイルスの感染拡大で浮き彫りになったさまざまな問題を見直そうという機運が、社会的には高まりそうです。

一方西洋占星術だと、2022年の前半は、癒やしと共感の魚座に幸運の星の木星が入っているので、のんびりしたい気持ちが高まりますが、5月11日には、木星は牡羊座に入ります。牡羊座は、始まりの星座なので、新しいことが次々に始まっていきます。「癒やされた〜い」と居心地のいい場所にとどまっていると、世の中の流れに乗り遅れてしまう可能性があるので、少しのんびりパワーチャージしたら、前を見ること。一歩進むことを忘れないようにしてください。

2022年は干支でいうと、寅年。藪の中から虎がワッと勢いよく飛び出してくるように、新しいことが突発的に起こったり、時代を変えるニューリーダーが現れたりする可能性があります。また十二支を季節にたとえると、2021年の丑年までが冬、2022年の寅年から春に移り変わります。新しいものが芽吹く季節でもありますが、一方で、春先は雪崩が起きたり、突風が吹いたり、予想のできない出来事が起こりやすい時期。新型コロナの感染拡大も含めてまだまだ油断できない1年にはなりそうです。

十二支十干では、2022年は「壬寅(みずのえとら)」で、「壬」は陰陽五行の「陽の水」の気で、水は形をなくした状態ですから、それを整理するためにも学びや習得が必要になります。仕事、趣味、資格など、何でもいいので、新しいことを学んで吸収しようという姿勢は開運につながります。IT関係が苦手という人も古いやり方に固執せずに、どんどんチャレンジしてください。

2022年は嵐の宿の「参宿」、木星の入る魚座、十干の「壬」など水のイメージが強い年です。いいものも悪いものもシャッフルされ、全部が一緒に大きな流れとなっていきます。恋愛関係でこれまでとは違う交流や出会いがあり、意外なカップルが誕生したりすることも。また打算や現実に縛られない恋、リアルな恋に限らず、二次元キャラやアイドルなど、いわゆる"推し活"に癒やしを見出す人も増えそうです。そして2023年の「癸(みずのと)」が十干の10年サイクルの最後の年となり、2024年の「甲(きのえ)」が新たなサイクルのスタートの年となります。そこを目指して、ゆっくりでよいので私たちも"新しい自分"になっていきましょう。

Profile
水晶玉子さん(すいしょう たまこ)占術研究家。西洋、東洋の枠を超えて幅広く占いに精通する。『水晶玉子のオリエンタル占星術 幸運を呼ぶ365日メッセージつき 開運暦2022』(集英社)も好評発売中。

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