【TIFFANY & CO.(ティファニー)】人生の節目に寄り添う、温かな相棒のようなジュエリー

スタイリストの清水奈緒美さんによる、おしゃれを愛する人のためのジュエリー連載。第10回は幼い頃からなじみ深いティファニー。アイコニックな名品を生み出し続けるNYブランドの歴史は、パーソナルな記憶とともにある。

ティファニー「オープン ハート フープピアス」

ティファニー「オープン ハート フープピアス」
エルサ・ペレッティ™ オープン ハート フープピアス〈YG〉¥715, 000/ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー) ニット¥272,800/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)

ハートは時代を超えて愛されるチャーミングなモチーフ。大ぶりながら、繊細なフォルムで軽やかにまとえる。

清水さんは職業柄、女性から「いま、どんな服を着たらいいのか?」と尋ねられることが多い。そんなときは年を重ねるほどに、服と同じぐらいジュエリーにも目を向けてほしいとアドバイスする。

「学生時代、ティファニーの林檎のネックレスをお守りのように身につけていました。チャーミングなモチーフに惚れ込んで。初めてNYを訪れた際はティファニー本店に足を運び、ダイヤモンドのネックレスを購入。そして仕事を始めるようになってからは、一粒ダイヤモンドのピアスを選び……。ティファニーというブランドは人生の中でいつもそばにいてくれました」

ティファニー「ソリティア スタッド ピアス」

ティファニー「ソリティア スタッド ピアス」
ティファニー ソリティア スタッド ピアス(2つセット)〈ダイヤモンド1石0.18ct〜、Pt〉¥300,000〜 /ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク(ティファニー)  ミニドレス¥162,800・中に着たニット¥162,800/ジルサンダージャパン(ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー)

一粒でも印象的だが、ピアスホールが多数ある場合は複数でつけても。タイムレスな美しさをたたえるダイヤモンドは選び抜かれたものを身につけたい。

幼少の頃から、アニバーサリーなど節目には家族がジュエリーを贈り合う様子を目にしていた清水さん。

「両親の結婚記念日や誕生日には折々、母に贈る宝石を父と一緒に銀座のお店で選んでいました。ショーケースの中で眩く光る、夢のようなデザインに、幼いながら心を奪われました。ジュエリーというものを知るよい機会にもなりましたね。ブランドのことがわかるようになると、ジャン・シュランバージェやエルサ・ペレッティなどのデザイナーコレクション、ゴールドやダイヤモンドのクオリティの高さなどについて理解を深めていきました。そんな経緯もあって、ティファニーには尽きない憧れを感じ、今もなお追い続けているのかもしれません。中でもダイヤモンドは特別な存在。もともと類いまれな輝きとパワーを秘めている不思議な石ですが、ティファニーで扱うものにはほかにない、光と意志の強さがあると思います。最近はトレーサビリティにも力を入れていて品質にも信頼を置けます」

今回撮影したピアスは、特にSPUR読者に推したいジュエリー。

「リングやブレスレットと違い、顔まわりが華やぐのはピアスならでは。たとえばプレゼントに、贈る相手がつけている姿を想像して選ぶのも楽しい。ティファニーのピアスには豊富なバリエーションがあるので、きっと特別なピースが見つかると思います」

清水奈緒美プロフィール画像
スタイリスト清水奈緒美

スタイリスト。ファッション誌の編集者を経て、2010年よりスタイリストとして独立。ものを選ぶ審美眼にファンも多数。モード誌を中心に、広告や俳優のスタイリングも手がける。

【人生にジュエリーをひとつ】スタイリスト清水奈緒美さんが導く輝き

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