2021.02.04

眼福ジュエリー図鑑【最終回】 GUCCI

グッチのファインジュエリーを象徴するふたつのモチーフが、“ライオンヘッド”と“フローラ”。アレッサンドロ・ミケーレの創造力を凝縮したピースが、「今」のファッションを牽引する

【マ】イスタイルのカギは最愛モチーフにあり

グッチのクリエイティブ・ディレクター、アレッサンドロ・ミケーレは、就任以来次々に新たなビジョンを打ち出してきた。その風が、ファインジュエリーにも吹いている。たとえば彼が愛用するリングを想起させる“ライオンヘッド”モチーフ。カラフルなジェムストーンをくわえたライオンには威厳とユーモアが共存し、彼が発信するスタイルに呼応する。2020年にグッチはライオンズシェア基金に加盟し、絶滅危惧種の保護をサポート。プロダクトだけに留まらない、ブランドの新しい在り方を示した。一方“フローラ”は、1960年代から人気の伝統的なモチーフ。ダイヤモンドリングは、クラシックな表情でありながら日常の装いにすんなりと溶け込む。カジュアルに重ねたりと、自由な挑戦にも対応できる柔軟な感性を備えている。大好きなジュエリーと一緒なら、ファッションももっと楽しめる。自分らしさを大切にした唯一無二のスタイルこそが、「グッチ流」なのだ。

強面のライオンとカラフルな色石を繊細に融合して。意表をつく組み合わせに心が躍る。

“ライオンヘッド”ネックレス(上右)〈K18YG、ダイヤモンド、クロムダイオプサイト〉¥253,000・(上左)〈K18YG、ダイヤモンド、アメシスト〉¥243,000・(下)"ライオンヘッド"シングルイヤリング〈K18YG、ダイヤモンド、オパール、サファイア、クロムダイオプサイト、アメシスト〉¥263,000

エンゲージメントリングとしても人気のコレクション。ダイヤモンドの輝きが、存在感をアップ。

“フローラ”リング(上)〈K18WG、ダイヤモンド〉¥305,000・(中)〈K18YG、ダイヤモンド〉¥520,000・(下)〈K18WG、ダイヤモンド〉¥875,000/グッチ ジャパン(グッチ)

※この特集中、以下の表記は略号になります。YG(イエローゴールド)、WG(ホワイトゴールド)

SOURCE:SPUR 2021年3月号「眼福ジュエリー図鑑」
photography: Masanori Akao 〈whiteSTOUT〉 styling: Yumi Takashiba edit: Michino Ogura text: Hiroko Naruse prop design: Mikako Ichimura 〈midorinoibasho_design〉

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