TASAKIの“ソーンズ ダイヤモンド パヴェ イヤリング”。
ほとんど毎日のようにつけています。
あまり好きではない言葉ですが、それこそ「着回し」がきくんです。
正面からの見え方で言うと、
「とげ × とげ」
「とげ × パール」
「パール × パール」
この3パターンに加え、本当にカジュアルにつけたいときは、シングルピアス風に片耳だけ、とかこれにほかのピアスを組み合わせたりと、その日の気分に沿ったトランスフォーマーのような変わり身というか応用力は、もはや着回しを超えています。
もともと、銀座のブティックをぶらぶらしているうちにどうしても欲しくなってしまったのは、“リファインド リベリオン”のピアスでした。
後日、仕事でスタイリストと一緒に再度訪れた際、彼女が「私はこちらの方が好み」と指差したのが、この“ソーンズ”。そうなると俄然そちらも気になってきて、2つを試着し、写真を撮って見比べ、ああでもない、こうでもないと小一時間。結局、装着したときの横顔が決め手で、(“とげ”がくいっと上向くそのカーブとダイヤモンドの輝きが、耳からあごにかけてのラインをきれいに見せてくれたのです)、“ソーンズ”を購入したのでした。
これをつけるたびにぞくっとするんです。パールにぐさっとポストをさすんですから。
”Garden of Curiosity"というコレクションのひとつで、”ソーンズ(thorns)”という名の通り、バラの棘からインスピレーションを得たデザインですが、その“とげ”の部分以上に毒を感じるのが、つける瞬間のフィーリングなんです。既成のパールの概念にとらわれない、タクーン・パニクガルのパンクなマインド。神秘的な光を放つ、このまあるい物体に「ぶっさしちゃうのね」と毎日つぶやきながら装着しています。
ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。